癌との共存を目指しています。
みづきの末期直腸ガンからの復活の記録、闘いの終焉(http://kirin62.blog62.fc2.com/blog-date-200808.html)を読んだ。これは名文である。素晴らしい文章だと思った。

>ビジネスパートナーでもあるみづきとは、ビジネス面でも判断を要する場面を何度も乗り越えました。経営にも確実に成功するという正解は用意されていません。自分達なりに、悔いの無いよう情報収集をして決断して結果があるのみです。今回の闘病に関して取り組む姿勢も、自然にそれと同様にしていたのかも知れません。

ここ数ヶ月の僕の病に対する取り組み方は、情報を収集して、分析し、自分で決断を下す、というものだ。日々の診療の中で、「情報を集めて、分析し、自分で決断を下す。」ということを繰り返していたので、自分が病になっても、無意識のうちに同じアプローチをしていたことになる。
ビジネスでもそうなのか、と思った。「全ての道はローマに通ず。」ということわざがふと頭をよぎった。

>みづきも抗がん剤が奏功すれば最長2年と言われましたが、実際には抗がん剤、放射線、切除手術をせずに2年半生きました。自分達の治療方法に間違いは無かったと思っています。みづきの場合、やはり効果があったのは、毎日1時間以上の散歩、無農薬野菜を中心とした玄米菜食の食事、ガンに負けないという気持ち、この3つだと思います。

この成績は、素晴らしいと思う。僕は癌を治すに当たって、かなり精神面を重んじた考え方をしている。精神科医だから、というのではなくて、自分の体を冷静に見つめたとき、「気」が免疫力を高めるに当たって大きな役割を果たしているのではないか、と感じたからだ。
化学療法、放射線療法、手術の効果は、エビデンスの示す通りである。しかし、治療法は、それらに限られているわけではない。ただ、きちんとした比較試験で証明された治療法が上記の3つであるというだけだ。
何がその人にとって良いのか、という問題は、癌治療においても難しい問題であると思う。ただ一つ言えているのは、「自分達なりに、悔いの無いよう情報収集をして決断して結果があるのみです。」ということだけだ。

>みづきのガンの一番最初の告知はアメリカの病院です。大腸内視鏡検査を受けて結果を知らされました。それと同時に、癌専門医とメンタルケアの担当医の二人を紹介してもらう事になります。このように日本と米国のガン患者への対応は、スタートの時点で既に違っています。日本でも癌告知と同時にメンタルケアの専門家をセットにすると良いと思います。ガンの告知を平常心で受け入れる事ができる人がどれほどいるのでしょうか。むしろ皆無に近いと思います。患者本人と家族の両方がメンタルケアを告知と同時に且つ自動的に受けられるような仕組み作りができれば素晴らしいと思います。

「ガンの告知を平常心で受け入れる事ができる人がどれほどいるのでしょうか。むしろ皆無に近いと思います。」の文章、本当にそう思う。
僕は、精神科を専門する医師である。メンタルケアについても、それなりの理解を持っているつもりである。しかし、直腸癌を告知されたとき、大腸ポリポーシスと広範なリンパ節転移を指摘されたとき、そして、術後、肝臓にも転移があることが分かったとき、これ以上なく動揺した。癌の告知を受けてから、手術を受けるまでの20日間の記憶は殆ど無い。

もし癌が治癒したら、そして、日本でも癌の患者さんに対して癌専門医とメンタルケアの担当医が告知時以降、付くようになったとしたら、メンタルケアの担当医を目指してみようかな、とちらっと思った。
自分で言うのもなんだが、健康な精神科医よりは患者さんの立場に立ったことが出来るのではないかな、と思う。とは言え、だいぶストレスの多そうな仕事である。なるのに、試験とかあったら、鬱陶しいな。
やはり当初の予定通り、徳永英明の妻を名乗る女性に「調子はいかがですか?ご主人はどうされていますか?」などと聞きながら、ゆったりとした時間を過ごす方がいいな、とも思っている。(徳永英明の妻を名乗る女性については、8月28日、昔のことを思い出す、の記事をご参照下さい。)

話はそれてしまったが、とても素晴らしい2人(夫婦)であったなあ、と思い、この度、記事にした次第である。

【2008/09/02 22:32】 | 読書
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No title
ran
私の読みました
素晴らしいご夫婦。なんて簡単な言葉では言い表すことが出来ないと思いました
ここまでまっすぐ病気と向き合って、最良なそして自分たちにとって何が必要かを冷静に判断することができ実行する
出来るものではありません
若くして伴侶を亡くされた方のブログを拝見する気になれない原因はそこにあるのですが
戦った本人というより残されたものの感情ばかりで本人不在。って感じがして嫌なのです(ちょっと一方的。実は一度悲しすぎて苦情見たいなコメ書いたことがあります)
その点、みづきさんの御主人の「悔いはありません」って言葉はみづきさん本人の言葉のように受け取れます
わたしも、そういってほしいものです。自分で方向を決めているのだから

告知でのメンタルケア。大事です。ひと前で泣けない私は一人布団で泣きました。看護婦さんの前だけ涙が出ました。今でも一人だと涙が出ます。でも、人前ではおちゃらけです
人の痛みって自分がその立場に立たないと本当に理解はできないけど
理解ができるばかりではダメなので冷静に聞く耳をもつ医師がいいですね。ってのっぽさんの職業は。。。。あはっは~~~~失礼!

2人は一心同体
のっぽ187
ranさん

>その点、みづきさんの御主人の「悔いはありません」って言葉はみづきさん本人の言葉のように受け取れます

この2人は一心同体だったんだな、と感じされる言葉でしたね。

>人の痛みって自分がその立場に立たないと本当に理解はできないけど理解ができるばかりではダメなので冷静に聞く耳をもつ医師がいいですね。

治療者(その病の治療に実際に携わる人)は、冷静な判断が求められていると、僕も思います。
治療者としての医師、患者の痛み、つらさを理解できる医師、両立は難しいな、と思います。だから、アメリカでは、2人、役割の違った医師が付くのかな。

はじめまして!
ちこちこ
アンズさんのコメント欄から、来ました。
精神科のDrでいらっしゃるんですね。
私は、今、たまたま、SHAREの研修中です。自分が、心乱れてばかりいるのに、やだな~って思いましたが、勉強するうち、我が為にもなり、今は夢中で(はんまけ~?)励んでいます。(つもり)
私は京都在住です。姉を、大腸がんで亡くし、その時には自分が乳癌に侵されてる事に気付かず、半年後に、気がつきました。
これを機会に、よろしくお願いします。

No title
アンズ
>もし癌が治癒したら、そして、日本でも癌の患者さんに対して癌専門医とメンタルケアの担当医が告知時以降、付くようになったとしたら、メンタルケアの担当医を目指してみようかな、とちらっと思った。

ぜひ、実現して欲しいです!
私は告知のときは、白黒やっとついたという思いでむしろほっとしたくらいの気持ちでしたが、治療方法の選択と決定のプロセスから、外科医である主治医のほかに、誰かいないの?と怒りにも似た感情を覚えたものです。
私のこのモヤモヤを聞いてくれる人はいないの? 仕事をしながら抗がん剤治療を続ける不安は病院ではサポートしてくれないの?
さらに胸を失うのに、ハゲにもなるし、ムーンフェイスでまつげも無いひどい顔になるし、爪ははがれるし、、、、命と引き換えに女性性をあきらめることの哀しみを、誰か専門家がケアしてくれてもいいのではないかと、心より切望しています。


こんにちは
ななこ
コメントありがとうございました^^
なんと、精神科の先生なんですね。
病気の種類は全然違いますが、
病気を持つ「苦しみ」は同じだとおもいます。

精神科の先生なら、私の病気も理解していただけるかと
思いますが。。なかなか回りや家族には理解してもらえないのが
苦しみです。。また、田舎で偏見があり、カミングアウトできない苦しみもあります。
苦しみの質は違うとは思いますが、病気に負けない、言われたとおり、「復活」の願いは同じと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします^^v

こちらこそ、初めまして。
のっぽ187
ちこちこさん

ようこそ。こちらこそ、初めまして。

>私は、今、たまたま、SHAREの研修中です。

いきなり無知を晒して恥ずかしいのですが、SHAREって何でしょうか?教えて戴けると、とても有難いです。

>私は京都在住です。

お近くですね。今後ともよろしくお願い致します。

メンタルケア
のっぽ187
アンズさん

>治療方法の選択と決定のプロセスから、外科医である主治医のほかに、誰かいないの?と怒りにも似た感情を覚えたものです。

アメリカのように多くのスタッフを患者さん一人一人に配置して、というのは、日本では聞いたことがないですね。とは言え、気が動転した状態で、治療方法を選択しなければならない、今の日本の状況は改善の余地が多いと思います。

>私のこのモヤモヤを聞いてくれる人はいないの? 仕事をしながら抗がん剤治療を続ける不安は病院ではサポートしてくれないの?

告知後、僕をカウンセリングしてくれる人はいなかったですし、仕事についてのアドバイスも、病院ではもらったことはないです。僕は医療関係者なので、日本のこの状況は分かってはいたのですが、正直、厳しいものがありました。

>さらに胸を失うのに、ハゲにもなるし、ムーンフェイスでまつげも無いひどい顔になるし、爪ははがれるし、、、、命と引き換えに女性性をあきらめることの哀しみを、誰か専門家がケアしてくれてもいいのではないかと、心より切望しています。

自分の病が治癒するかどうかは、神のみぞ知ることですが、今後を考えるにあたり、メンタルケアのことも頭に入れておきたいと思います。

「復活」の願いは同じ
のっぽ187
ななこさん

>病気の種類は全然違いますが、
病気を持つ「苦しみ」は同じだとおもいます。

僕もそう思います。

>精神科の先生なら、私の病気も理解していただけるかと
思いますが。。

一応は、きちんと理解しているつもりです。

>なかなか回りや家族には理解してもらえないのが
苦しみです。。

そうですよね。情けない話ですが、僕の父親は親戚に、僕が精神科医ではなくて心療内科をしていると説明していました。精神科の仕事に誇りを持っていただけにすごく悲しかったです。でも、そんなものですよね。

>また、田舎で偏見があり、カミングアウトできない苦しみもあります。

一言で言うと、みんなよく分かっていないですよね。

>苦しみの質は違うとは思いますが、病気に負けない、言われたとおり、「復活」の願いは同じと思います。

そうですね。ななこさんがいい状態を維持できることを心から願っています。
こちらこそ、よろしくお願い致します。

SHARE
ちこちこ
http://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/psychiatry.html

まだ、マイナーなのに、すみませんでした。
精神腫瘍科で、開発されたプログラムと聞いてますが、私が今学んでるのは、多分、ここで開発された、日本人向けのものと思います。
ざくっと言うと「悪い知らせを、伝える能力・悪い知らせを、受け取る能力」というのでしょうか?
釈迦に説法みたいになって、失礼があったらお許しください。
癌が、告知されて当たり前になり、しておしまいという時代。
「悪い知らせ」を伝える能力の開発なしに、言葉の貧しい、あるいは、表現力の乏しい「とりあえずは、伝えたからね、はい、同意書書いて」では、ダメだというウエーブです。
最近は、初診時は必ず、臨床心理士の面談を受けるとか、手さぐりに色々、始まってます。でも、きっと、私のような、都市生活者でないと、なかなか、精神腫瘍科科のサポートを受けるのは、現状としては、未開であり、難しいですね。
極めて最近、私の周りでは、知られつつある、癌患者とのコミュニケーション技法のひとつです。

お教え戴き、有難うございます。
のっぽ187
ちこちこさん

早速、お教え戴き、誠に有難うございます。

国立がんセンター東病院、精神腫瘍科については、精神科医の端くれとして、存在は知っていました。しかし、ホームページをきちんと見るのは初めてで、「ああ、こんなことをしているんだ。」と思いました。
とは言え、この件について、僕は、まだまだ「患者モード」にあります。生き延びた暁には、少し勉強しようと思います。

光と影
カノン
すごいですね!たくさんの新しい読者さんとお仲間が増えて、
「満員御礼」状態です。ますます文章に磨きがかかりますね。

「情報を収集して、分析し、自分で判断を下す」、確かにこれが
のっぽ先生にふさわしいやり方でした。
どさくさにまぎれて謝らせていただきますが、前々回の私のコメント
本当に申し訳ありませんでした。

みづきさんのご主人の文章は、琴線に触れるものでした。その余韻
に浸っていたいと思いながらも、現実に目が向いてしまいます。
ご主人は、アメリカのチーム医療の場合を挙げておられましたが
前提として「お金があったら」がつくのではないでしょうか。

だいぶ前に、NHKでM.D.アンダーソンがんセンター(MDA)の
特集を観ました。遺伝子レベルで検査をして、個々人に合った治療
をする、という最先端の医療の紹介であったと記憶しています。
ただし、日本の国民皆保険と異なり、自分の蓄えが尽きた時点で、
最先端の治療は受けられなくなる、という現実を受け止めなくては
なりません(MDAは公立病院なので、低所得の患者さんへの
特例があるようですが)。

ただし、国民皆保険とはいえ、ranさんのように素敵な方が、
ひとりで泣いている、という日本の現状が、許されてよいはずが
ありません。
端的に言えば、税金の配分が間違っているということです。
世論が国政を動かすこともありますが、最後は政治家がどれほど
その問題に真摯に向き合うかにかかってくると思います。

捨て台詞を残して記者会見場を去っていった福田首相の後ろ姿を
思い返しますと、やっぱりすべてが「ひとごと」なんだなあ、という
失望感を強くいだいています。

アメリカ医療の光と影
のっぽ187
カノンさん

カノンさんの今日の文章は、いつにも増して、切れ味のある、読み応えのあるものでした。

>すごいですね!たくさんの新しい読者さんとお仲間が増えて、
「満員御礼」状態です。ますます文章に磨きがかかりますね。

自分でも驚いています。
多くの方が読むに値する文章を今後も書き続けていきたいな、と思います。

>「情報を収集して、分析し、自分で判断を下す」、確かにこれが
のっぽ先生にふさわしいやり方でした。
どさくさにまぎれて謝らせていただきますが、前々回の私のコメント
本当に申し訳ありませんでした。

いえいえ、そんな。
あの文献は、正直、読んでショックでした。
一眠りして、思い直し、カノンさんにお返事を書きました。
カノンさんの、あのコメントは、あの文章の内容に合った妥当なものであったと思います。

>ご主人は、アメリカのチーム医療の場合を挙げておられましたが
前提として「お金があったら」がつくのではないでしょうか。

非常に鋭い指摘ですね。
正直言うと、お金の話は、触れずに済ませようかな、と思っていました(笑)。
でも、この問題の本質を考えるのに、コストの問題は避けて通れないですよね。

アメリカの医療は「お金持ちと貧乏人にとっては良い。」という趣旨の記載が、以前このブログで紹介した「がん患者学Ⅰ」にありました。中途半端にお金を持っているのが一番良くない、ということでした。

どういうことかと言うと、貧乏人は、低所得者への特例の恩恵にあずかれるが、中途半端にお金を持っていると、その特例の恩恵にあずかれず、破産してしまう、ということでした。(「がん患者学Ⅰ」の最後の2例のところに書かれています。)

2000年代前半、WHOの評価によると、日本の医療は世界一だということでした。(今もそうなのかどうかは、知らないです。)「医療費抑制の時代」を超えて―イギリスの医療・福祉改革 、近藤克則著にそう書かれていたと記憶しています。しかし、アメリカの医療に対する評価は低く、30位台だったと記憶しています。その根拠は、お金のない人がきちんとした医療を受けることが出来ないというものであったと記憶しています。

>端的に言えば、税金の配分が間違っているということです。

よく言ってくれました。その通りだと思います。

>世論が国政を動かすこともありますが、最後は政治家がどれほどその問題に真摯に向き合うかにかかってくると思います。

そうですよね。

>捨て台詞を残して記者会見場を去っていった福田首相の後ろ姿を思い返しますと、やっぱりすべてが「ひとごと」なんだなあ、という
失望感を強くいだいています。

彼は、何がしたかったのでしょうか。
日本国内には、解決すべき問題、改善するべきことが山のようにあると思います。
僕は自民党がこのまま与党であり続けるのは、まずいと考えているのですが、民主党が与党になったとして、どれだけ問題が解決されるのだろうか、とも考えています。

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No title
私の読みました
素晴らしいご夫婦。なんて簡単な言葉では言い表すことが出来ないと思いました
ここまでまっすぐ病気と向き合って、最良なそして自分たちにとって何が必要かを冷静に判断することができ実行する
出来るものではありません
若くして伴侶を亡くされた方のブログを拝見する気になれない原因はそこにあるのですが
戦った本人というより残されたものの感情ばかりで本人不在。って感じがして嫌なのです(ちょっと一方的。実は一度悲しすぎて苦情見たいなコメ書いたことがあります)
その点、みづきさんの御主人の「悔いはありません」って言葉はみづきさん本人の言葉のように受け取れます
わたしも、そういってほしいものです。自分で方向を決めているのだから

告知でのメンタルケア。大事です。ひと前で泣けない私は一人布団で泣きました。看護婦さんの前だけ涙が出ました。今でも一人だと涙が出ます。でも、人前ではおちゃらけです
人の痛みって自分がその立場に立たないと本当に理解はできないけど
理解ができるばかりではダメなので冷静に聞く耳をもつ医師がいいですね。ってのっぽさんの職業は。。。。あはっは~~~~失礼!
2008/09/03(Wed) 08:45 | URL  | ran #LA1CAGAE[ 編集]
2人は一心同体
ranさん

>その点、みづきさんの御主人の「悔いはありません」って言葉はみづきさん本人の言葉のように受け取れます

この2人は一心同体だったんだな、と感じされる言葉でしたね。

>人の痛みって自分がその立場に立たないと本当に理解はできないけど理解ができるばかりではダメなので冷静に聞く耳をもつ医師がいいですね。

治療者(その病の治療に実際に携わる人)は、冷静な判断が求められていると、僕も思います。
治療者としての医師、患者の痛み、つらさを理解できる医師、両立は難しいな、と思います。だから、アメリカでは、2人、役割の違った医師が付くのかな。
2008/09/03(Wed) 09:49 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
はじめまして!
アンズさんのコメント欄から、来ました。
精神科のDrでいらっしゃるんですね。
私は、今、たまたま、SHAREの研修中です。自分が、心乱れてばかりいるのに、やだな~って思いましたが、勉強するうち、我が為にもなり、今は夢中で(はんまけ~?)励んでいます。(つもり)
私は京都在住です。姉を、大腸がんで亡くし、その時には自分が乳癌に侵されてる事に気付かず、半年後に、気がつきました。
これを機会に、よろしくお願いします。
2008/09/03(Wed) 10:46 | URL  | ちこちこ #7IFrkV1M[ 編集]
No title
>もし癌が治癒したら、そして、日本でも癌の患者さんに対して癌専門医とメンタルケアの担当医が告知時以降、付くようになったとしたら、メンタルケアの担当医を目指してみようかな、とちらっと思った。

ぜひ、実現して欲しいです!
私は告知のときは、白黒やっとついたという思いでむしろほっとしたくらいの気持ちでしたが、治療方法の選択と決定のプロセスから、外科医である主治医のほかに、誰かいないの?と怒りにも似た感情を覚えたものです。
私のこのモヤモヤを聞いてくれる人はいないの? 仕事をしながら抗がん剤治療を続ける不安は病院ではサポートしてくれないの?
さらに胸を失うのに、ハゲにもなるし、ムーンフェイスでまつげも無いひどい顔になるし、爪ははがれるし、、、、命と引き換えに女性性をあきらめることの哀しみを、誰か専門家がケアしてくれてもいいのではないかと、心より切望しています。
2008/09/03(Wed) 12:13 | URL  | アンズ #bWZdFEcQ[ 編集]
こんにちは
コメントありがとうございました^^
なんと、精神科の先生なんですね。
病気の種類は全然違いますが、
病気を持つ「苦しみ」は同じだとおもいます。

精神科の先生なら、私の病気も理解していただけるかと
思いますが。。なかなか回りや家族には理解してもらえないのが
苦しみです。。また、田舎で偏見があり、カミングアウトできない苦しみもあります。
苦しみの質は違うとは思いますが、病気に負けない、言われたとおり、「復活」の願いは同じと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします^^v
2008/09/03(Wed) 12:32 | URL  | ななこ #-[ 編集]
こちらこそ、初めまして。
ちこちこさん

ようこそ。こちらこそ、初めまして。

>私は、今、たまたま、SHAREの研修中です。

いきなり無知を晒して恥ずかしいのですが、SHAREって何でしょうか?教えて戴けると、とても有難いです。

>私は京都在住です。

お近くですね。今後ともよろしくお願い致します。
2008/09/03(Wed) 17:23 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
メンタルケア
アンズさん

>治療方法の選択と決定のプロセスから、外科医である主治医のほかに、誰かいないの?と怒りにも似た感情を覚えたものです。

アメリカのように多くのスタッフを患者さん一人一人に配置して、というのは、日本では聞いたことがないですね。とは言え、気が動転した状態で、治療方法を選択しなければならない、今の日本の状況は改善の余地が多いと思います。

>私のこのモヤモヤを聞いてくれる人はいないの? 仕事をしながら抗がん剤治療を続ける不安は病院ではサポートしてくれないの?

告知後、僕をカウンセリングしてくれる人はいなかったですし、仕事についてのアドバイスも、病院ではもらったことはないです。僕は医療関係者なので、日本のこの状況は分かってはいたのですが、正直、厳しいものがありました。

>さらに胸を失うのに、ハゲにもなるし、ムーンフェイスでまつげも無いひどい顔になるし、爪ははがれるし、、、、命と引き換えに女性性をあきらめることの哀しみを、誰か専門家がケアしてくれてもいいのではないかと、心より切望しています。

自分の病が治癒するかどうかは、神のみぞ知ることですが、今後を考えるにあたり、メンタルケアのことも頭に入れておきたいと思います。
2008/09/03(Wed) 17:52 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
「復活」の願いは同じ
ななこさん

>病気の種類は全然違いますが、
病気を持つ「苦しみ」は同じだとおもいます。

僕もそう思います。

>精神科の先生なら、私の病気も理解していただけるかと
思いますが。。

一応は、きちんと理解しているつもりです。

>なかなか回りや家族には理解してもらえないのが
苦しみです。。

そうですよね。情けない話ですが、僕の父親は親戚に、僕が精神科医ではなくて心療内科をしていると説明していました。精神科の仕事に誇りを持っていただけにすごく悲しかったです。でも、そんなものですよね。

>また、田舎で偏見があり、カミングアウトできない苦しみもあります。

一言で言うと、みんなよく分かっていないですよね。

>苦しみの質は違うとは思いますが、病気に負けない、言われたとおり、「復活」の願いは同じと思います。

そうですね。ななこさんがいい状態を維持できることを心から願っています。
こちらこそ、よろしくお願い致します。
2008/09/03(Wed) 18:03 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
SHARE
http://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/psychiatry.html

まだ、マイナーなのに、すみませんでした。
精神腫瘍科で、開発されたプログラムと聞いてますが、私が今学んでるのは、多分、ここで開発された、日本人向けのものと思います。
ざくっと言うと「悪い知らせを、伝える能力・悪い知らせを、受け取る能力」というのでしょうか?
釈迦に説法みたいになって、失礼があったらお許しください。
癌が、告知されて当たり前になり、しておしまいという時代。
「悪い知らせ」を伝える能力の開発なしに、言葉の貧しい、あるいは、表現力の乏しい「とりあえずは、伝えたからね、はい、同意書書いて」では、ダメだというウエーブです。
最近は、初診時は必ず、臨床心理士の面談を受けるとか、手さぐりに色々、始まってます。でも、きっと、私のような、都市生活者でないと、なかなか、精神腫瘍科科のサポートを受けるのは、現状としては、未開であり、難しいですね。
極めて最近、私の周りでは、知られつつある、癌患者とのコミュニケーション技法のひとつです。
2008/09/03(Wed) 19:34 | URL  | ちこちこ #7IFrkV1M[ 編集]
お教え戴き、有難うございます。
ちこちこさん

早速、お教え戴き、誠に有難うございます。

国立がんセンター東病院、精神腫瘍科については、精神科医の端くれとして、存在は知っていました。しかし、ホームページをきちんと見るのは初めてで、「ああ、こんなことをしているんだ。」と思いました。
とは言え、この件について、僕は、まだまだ「患者モード」にあります。生き延びた暁には、少し勉強しようと思います。
2008/09/03(Wed) 20:27 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
光と影
すごいですね!たくさんの新しい読者さんとお仲間が増えて、
「満員御礼」状態です。ますます文章に磨きがかかりますね。

「情報を収集して、分析し、自分で判断を下す」、確かにこれが
のっぽ先生にふさわしいやり方でした。
どさくさにまぎれて謝らせていただきますが、前々回の私のコメント
本当に申し訳ありませんでした。

みづきさんのご主人の文章は、琴線に触れるものでした。その余韻
に浸っていたいと思いながらも、現実に目が向いてしまいます。
ご主人は、アメリカのチーム医療の場合を挙げておられましたが
前提として「お金があったら」がつくのではないでしょうか。

だいぶ前に、NHKでM.D.アンダーソンがんセンター(MDA)の
特集を観ました。遺伝子レベルで検査をして、個々人に合った治療
をする、という最先端の医療の紹介であったと記憶しています。
ただし、日本の国民皆保険と異なり、自分の蓄えが尽きた時点で、
最先端の治療は受けられなくなる、という現実を受け止めなくては
なりません(MDAは公立病院なので、低所得の患者さんへの
特例があるようですが)。

ただし、国民皆保険とはいえ、ranさんのように素敵な方が、
ひとりで泣いている、という日本の現状が、許されてよいはずが
ありません。
端的に言えば、税金の配分が間違っているということです。
世論が国政を動かすこともありますが、最後は政治家がどれほど
その問題に真摯に向き合うかにかかってくると思います。

捨て台詞を残して記者会見場を去っていった福田首相の後ろ姿を
思い返しますと、やっぱりすべてが「ひとごと」なんだなあ、という
失望感を強くいだいています。
2008/09/04(Thu) 00:41 | URL  | カノン #-[ 編集]
アメリカ医療の光と影
カノンさん

カノンさんの今日の文章は、いつにも増して、切れ味のある、読み応えのあるものでした。

>すごいですね!たくさんの新しい読者さんとお仲間が増えて、
「満員御礼」状態です。ますます文章に磨きがかかりますね。

自分でも驚いています。
多くの方が読むに値する文章を今後も書き続けていきたいな、と思います。

>「情報を収集して、分析し、自分で判断を下す」、確かにこれが
のっぽ先生にふさわしいやり方でした。
どさくさにまぎれて謝らせていただきますが、前々回の私のコメント
本当に申し訳ありませんでした。

いえいえ、そんな。
あの文献は、正直、読んでショックでした。
一眠りして、思い直し、カノンさんにお返事を書きました。
カノンさんの、あのコメントは、あの文章の内容に合った妥当なものであったと思います。

>ご主人は、アメリカのチーム医療の場合を挙げておられましたが
前提として「お金があったら」がつくのではないでしょうか。

非常に鋭い指摘ですね。
正直言うと、お金の話は、触れずに済ませようかな、と思っていました(笑)。
でも、この問題の本質を考えるのに、コストの問題は避けて通れないですよね。

アメリカの医療は「お金持ちと貧乏人にとっては良い。」という趣旨の記載が、以前このブログで紹介した「がん患者学Ⅰ」にありました。中途半端にお金を持っているのが一番良くない、ということでした。

どういうことかと言うと、貧乏人は、低所得者への特例の恩恵にあずかれるが、中途半端にお金を持っていると、その特例の恩恵にあずかれず、破産してしまう、ということでした。(「がん患者学Ⅰ」の最後の2例のところに書かれています。)

2000年代前半、WHOの評価によると、日本の医療は世界一だということでした。(今もそうなのかどうかは、知らないです。)「医療費抑制の時代」を超えて―イギリスの医療・福祉改革 、近藤克則著にそう書かれていたと記憶しています。しかし、アメリカの医療に対する評価は低く、30位台だったと記憶しています。その根拠は、お金のない人がきちんとした医療を受けることが出来ないというものであったと記憶しています。

>端的に言えば、税金の配分が間違っているということです。

よく言ってくれました。その通りだと思います。

>世論が国政を動かすこともありますが、最後は政治家がどれほどその問題に真摯に向き合うかにかかってくると思います。

そうですよね。

>捨て台詞を残して記者会見場を去っていった福田首相の後ろ姿を思い返しますと、やっぱりすべてが「ひとごと」なんだなあ、という
失望感を強くいだいています。

彼は、何がしたかったのでしょうか。
日本国内には、解決すべき問題、改善するべきことが山のようにあると思います。
僕は自民党がこのまま与党であり続けるのは、まずいと考えているのですが、民主党が与党になったとして、どれだけ問題が解決されるのだろうか、とも考えています。
2008/09/04(Thu) 01:29 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
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