癌との共存を目指しています。
前もって電話で予約を入れ、昨日(9月1日)、診察を受けて来た。
僕が主治医に伝えた内容は、「下痢がつらい。」「便に血が付く。」「回を追う毎に食欲が落ちている。」である。
主治医曰く「オキサリプラチンのみ減らすのは、出来ないこともないが、一般的ではない。」「しんどいのに悪さをしているのは5-FU」とのこと。
そして、主治医曰く「(CTまで)あと一回なので、両方とも75%に減らします。」とのこと。

僕の、これまでの2薬剤の投与量をまとめると、
1~3回 オキサリプラチン 85mg/m2(平方メートルのつもり)、1分以内で行う静脈注射 750mg/m2、46時間かけて行う静脈注射 4000mg/m2
4~7回 オキサリプラチン 65mg/m2、46時間かけて行う静脈注射 4000mg/m2
8回 オキサリプラチン 65mg/m2、46時間かけて行う静脈注射 3000mg/m2
であった。

3回目の投与が5月14日~16日になされ、5月29日、4回目の投与を予定していたが、29日の採血で白血球が3000を下回ったため中止。29日の夜、30日の朝、下血し、30日夕方、入院。下血の原因は、5-FUによる腸粘膜の障害と診断されている。また、5月30日~6月7日の入院中、白血球 1800、好中球750だった(grade 3)ため、4回目以降は、上記のごとく減量されている。
8回目(8月21日~23日)の減量は、僕が申し出て行われている。

9回目の投与量は、恐らく、オキサリプラチン 50mg/m2、5-FU 2250~2500mg/m2と考えられる。

今後の予定は、9月11日CT、12日CT checkを行い、
1)今の用量を続ける。
2)元の量(8回目の用量)に戻す。
3)更に下の用量で行く。
4)FOLFIRIに薬を変える。下痢が問題になる。
のいずれかを選ぶことになるだろう、とのこと。

なお、選択肢に2)が入っているのは、「頭が重かったのは、(薬を減らして)改善された。」「全身倦怠感も(薬を減らして)改善された。」と僕が申告したからだと考えられる。

診察後の感想であるが、3)を主治医の先生から言い出したのには少し驚いた。診察ごとに少しずつ主治医の言っていることが変わって来ていると思う。低用量の投与を認めるように変わって来ている。僕がはっきり物を言うからなのかな、と思う。自分で言うのもなんだが、言葉遣いは結構、丁寧な方だと思うのだが。
2回目の入院中(5月30日~6月7日)に、主治医の先生が病棟の看護師さんに「のっぽ先生は、すごくしっかりしているので、(向こうがアバスチン投与を強く望むのなら、)アバスチンを投与しないといけないな。」と言っていたそうである。なお、この当時は、アバスチンを投与するかどうかが診察の際、議論されていた。

こうやって書いていて思い出したのだが、僕自身が「強い抗癌剤治療」「最も成績の良い治療」から次第に、「今の生活を大事にしたい。」「治療中のQOL(生活の質)を大事にしたい。」という風に変わって来ている。

知り合いの看護師さん(病棟勤務)に聞いたところによると、入院患者さんで抗癌剤の減量を患者さんから申し出たケースというのは、見たことがない、という。

あまりないケースであるようだが、主治医の先生は柔軟に対応してくれているようである。有難いことだ。なお、今の主治医の先生との遣り取りの中で、そこそこキャリアのある医者とは言え、やはり人間なんだな、感情があるんだな、と思った。(1回目の申し出では薬の減量を認めることが出来なくても、2回目、3回目と回を追う毎にスムーズに減量を認めてくれるようになった。)

気が向いたので、帰りにカフェに寄り、ケーキとグレープフルーツジュースを飲んだ。ケーキは10種類ほどあったが、自分で選ぶのが面倒臭かったので、「季節のタルト」というおまかせメニュー的なメニューを選んだ。出て来たタルトには、いちじくが載っていた。「夏だから、いちじくか・・・。」と思った。(僕は、いちじくは好きでも嫌いでもない、といった程度である。)一方、グレープフルーツジュースは、頼む前に搾り立てであると確認していたこともあり、とても美味しかった。
何でも、それなりに調べ、自分で選ぶのが良いのかな、と思ったりもした。

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【2008/09/02 17:04】 | 診察
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あおくん
お疲れ様。
やっぱ分析力は医師ならだなぁ。でも記事読んでいろいろ勉強させてもらってるよ。
ケーキとジュース飲みに喫茶店とは同世代なのにオシャレで優雅だな。
そーいえば最近そういう時間を過ごしてないからたまには俺も喫茶店覗いてみよう

喫茶店、なかなかいいですよ。
のっぽ187
あおくん

>でも記事読んでいろいろ勉強させてもらってるよ。

とても光栄です。

>ケーキとジュース飲みに喫茶店とは同世代なのにオシャレで優雅だな。

お酒が飲めない分、甘い物に目がないです。喫茶店でぼーっとするのは結構、好きですね。

自分が変わるということ
カノン
今回の主治医さんとのお話し合いも、とても建設的だった模様で、
本当によかったですね。

正解のない問題に対処するために、考えが少し異なる人間同士が
集まる時、より強い意志と明確な方向性を打ち出せる人のほうに
流れは傾くのだ、と思います。
穏やかな佇まいに秘めた芯の強さが、存分に発揮された成果で
はないでしょうか。

主治医さんも、百年経たないうちに、変わってこられましたね(笑)。
人を変えることはできないけれど、自分が変わると人も変わると
いいますから、のっぽ先生が回を重ねるごとに、ご自分の生き方
について、志向を固めていかれたことが、主治医さんを変えたの
かもしれませんね。

9回目の副作用が、前回以上に軽減されますように。

皆さんのお蔭です。
のっぽ187
カノンさん

>今回の主治医さんとのお話し合いも、とても建設的だった模様で、 本当によかったですね。

この2回は、いい感じで話し合うことが出来ました。ほんと、良かったです。

>正解のない問題に対処するために、考えが少し異なる人間同士が集まる時、より強い意志と明確な方向性を打ち出せる人のほうに流れは傾くのだ、と思います。

そうみたいですね。そうなるとは全然、思っていなかったのですが、結果として、そうなりました。カノンさんを始めとする皆さんのお蔭です。

>穏やかな佇まいに秘めた芯の強さが、存分に発揮された成果で
はないでしょうか。

有難うございます。

>主治医さんも、百年経たないうちに、変わってこられました(笑)。

これは正直、意外でした。

>人を変えることはできないけれど、自分が変わると人も変わるといいますから、のっぽ先生が回を重ねるごとに、ご自分の生き方について、志向を固めていかれたことが、主治医さんを変えたのかもしれませんね。

だったとしたら、すごく嬉しいです。これこそ、カノンさんを始めとする皆さんのお蔭です。

>9回目の副作用が、前回以上に軽減されますように。

僕もそう願っています。

No title
アンズ
こんにちは。
主治医との関係は、抗がん剤の治療を経て、やはりずいぶん変わったと思います。手術だけではわからないというか、ある程度、付き合ってはじめて「伴走」を実感できるように思います。

>知り合いの看護師さん(病棟勤務)に聞いたところによると、
>入院患者さんで抗癌剤の減量を患者さんから申し出たケース
>というのは、見たことがない、という。

そうなんですか? それが一般的なのでしょうか?

私はCEFの3クール目で嘔吐があり、4クール目は「これまでより量を減らした」と主治医に言われました。それでも2日間は嘔吐があったので、5クール目には私から「ミニマムで」とお願いしたのです。「これ以上減らしたら、効果が無いかも」というぎりぎりの量で、続けてもらいました。

フルタイムの仕事を続けながらの治療で、しかもその週には大きなカンファレンスでのプレゼンを控えていたのですが、この配慮のおかげで4つのセッションすべて無事に乗り切ることができました。

それでもそのCEFで腫瘍経は非常に小さくなりましたよ。その後、ウィークリータキソールに変わりましたが、こちらはずっと標準量でした。

薬剤はそのときの体調や前回の副作用によって、適宜、量を調整してくれるのが普通だと思っていましたが、そうでも無いようですね。私の主治医は外科医ですが、独立してからオンコロジストもやらざるを得ないわけで、勉強会は欠かせないと言ってました。

主治医との関係
のっぽ187
アンズさん

>主治医との関係は、抗がん剤の治療を経て、やはりずいぶん変わったと思います。手術だけではわからないというか、ある程度、付き合ってはじめて「伴走」を実感できるように思います。

貴重なご意見、有難うございます。

外来に通院している患者さんの中には、抗癌剤の減量を申し出る方が時々いるのかも知れません。しかし、入院している患者さんについては、抗癌剤の減量を申し出た方は、いなかったと聞きました。

>私はCEFの3クール目で嘔吐があり、4クール目は「これまでより量を減らした」と主治医に言われました。それでも2日間は嘔吐があったので、5クール目には私から「ミニマムで」とお願いしたのです。「これ以上減らしたら、効果が無いかも」というぎりぎりの量で、続けてもらいました。

主治医の先生は、いい先生ですね。

>薬剤はそのときの体調や前回の副作用によって、適宜、量を調整してくれるのが普通だと思っていましたが、そうでも無いようですね。

本来は、そうあるべきだと思います。
個人的な印象なのですが、乳腺外科の先生は、抗癌剤治療に明るいように思います。

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この記事へのコメント
お疲れ様。
やっぱ分析力は医師ならだなぁ。でも記事読んでいろいろ勉強させてもらってるよ。
ケーキとジュース飲みに喫茶店とは同世代なのにオシャレで優雅だな。
そーいえば最近そういう時間を過ごしてないからたまには俺も喫茶店覗いてみよう
2008/09/02(Tue) 20:42 | URL  | あおくん #-[ 編集]
喫茶店、なかなかいいですよ。
あおくん

>でも記事読んでいろいろ勉強させてもらってるよ。

とても光栄です。

>ケーキとジュース飲みに喫茶店とは同世代なのにオシャレで優雅だな。

お酒が飲めない分、甘い物に目がないです。喫茶店でぼーっとするのは結構、好きですね。
2008/09/02(Tue) 21:04 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
自分が変わるということ
今回の主治医さんとのお話し合いも、とても建設的だった模様で、
本当によかったですね。

正解のない問題に対処するために、考えが少し異なる人間同士が
集まる時、より強い意志と明確な方向性を打ち出せる人のほうに
流れは傾くのだ、と思います。
穏やかな佇まいに秘めた芯の強さが、存分に発揮された成果で
はないでしょうか。

主治医さんも、百年経たないうちに、変わってこられましたね(笑)。
人を変えることはできないけれど、自分が変わると人も変わると
いいますから、のっぽ先生が回を重ねるごとに、ご自分の生き方
について、志向を固めていかれたことが、主治医さんを変えたの
かもしれませんね。

9回目の副作用が、前回以上に軽減されますように。
2008/09/03(Wed) 00:31 | URL  | カノン #-[ 編集]
皆さんのお蔭です。
カノンさん

>今回の主治医さんとのお話し合いも、とても建設的だった模様で、 本当によかったですね。

この2回は、いい感じで話し合うことが出来ました。ほんと、良かったです。

>正解のない問題に対処するために、考えが少し異なる人間同士が集まる時、より強い意志と明確な方向性を打ち出せる人のほうに流れは傾くのだ、と思います。

そうみたいですね。そうなるとは全然、思っていなかったのですが、結果として、そうなりました。カノンさんを始めとする皆さんのお蔭です。

>穏やかな佇まいに秘めた芯の強さが、存分に発揮された成果で
はないでしょうか。

有難うございます。

>主治医さんも、百年経たないうちに、変わってこられました(笑)。

これは正直、意外でした。

>人を変えることはできないけれど、自分が変わると人も変わるといいますから、のっぽ先生が回を重ねるごとに、ご自分の生き方について、志向を固めていかれたことが、主治医さんを変えたのかもしれませんね。

だったとしたら、すごく嬉しいです。これこそ、カノンさんを始めとする皆さんのお蔭です。

>9回目の副作用が、前回以上に軽減されますように。

僕もそう願っています。
2008/09/03(Wed) 00:40 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
No title
こんにちは。
主治医との関係は、抗がん剤の治療を経て、やはりずいぶん変わったと思います。手術だけではわからないというか、ある程度、付き合ってはじめて「伴走」を実感できるように思います。

>知り合いの看護師さん(病棟勤務)に聞いたところによると、
>入院患者さんで抗癌剤の減量を患者さんから申し出たケース
>というのは、見たことがない、という。

そうなんですか? それが一般的なのでしょうか?

私はCEFの3クール目で嘔吐があり、4クール目は「これまでより量を減らした」と主治医に言われました。それでも2日間は嘔吐があったので、5クール目には私から「ミニマムで」とお願いしたのです。「これ以上減らしたら、効果が無いかも」というぎりぎりの量で、続けてもらいました。

フルタイムの仕事を続けながらの治療で、しかもその週には大きなカンファレンスでのプレゼンを控えていたのですが、この配慮のおかげで4つのセッションすべて無事に乗り切ることができました。

それでもそのCEFで腫瘍経は非常に小さくなりましたよ。その後、ウィークリータキソールに変わりましたが、こちらはずっと標準量でした。

薬剤はそのときの体調や前回の副作用によって、適宜、量を調整してくれるのが普通だと思っていましたが、そうでも無いようですね。私の主治医は外科医ですが、独立してからオンコロジストもやらざるを得ないわけで、勉強会は欠かせないと言ってました。
2008/09/03(Wed) 11:42 | URL  | アンズ #bWZdFEcQ[ 編集]
主治医との関係
アンズさん

>主治医との関係は、抗がん剤の治療を経て、やはりずいぶん変わったと思います。手術だけではわからないというか、ある程度、付き合ってはじめて「伴走」を実感できるように思います。

貴重なご意見、有難うございます。

外来に通院している患者さんの中には、抗癌剤の減量を申し出る方が時々いるのかも知れません。しかし、入院している患者さんについては、抗癌剤の減量を申し出た方は、いなかったと聞きました。

>私はCEFの3クール目で嘔吐があり、4クール目は「これまでより量を減らした」と主治医に言われました。それでも2日間は嘔吐があったので、5クール目には私から「ミニマムで」とお願いしたのです。「これ以上減らしたら、効果が無いかも」というぎりぎりの量で、続けてもらいました。

主治医の先生は、いい先生ですね。

>薬剤はそのときの体調や前回の副作用によって、適宜、量を調整してくれるのが普通だと思っていましたが、そうでも無いようですね。

本来は、そうあるべきだと思います。
個人的な印象なのですが、乳腺外科の先生は、抗癌剤治療に明るいように思います。
2008/09/03(Wed) 19:41 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
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