癌との共存を目指しています。
「がんに効く生活」ダヴィド・S・シュレベール著、p111より抜粋。

欧米人の遺伝子は、数十万年前、まだ祖先が狩猟や採取を行っていた時代につくりあげられた。当時の人々の環境、とりわけその当時の栄養源に適応するように形成されたものであり、現在でも私たちの遺伝子はほとんど変わっていない。つまり、欧米人の体は、祖先が狩猟や採取によって手に入れていた食物によって得ていたのと同じような栄養を求めているのだ。(抜粋終わり。)

ここで、当時、我々の祖先は、何を食べていたか、何を主食にしていたか、が問題になるか、と思う。

「がんに効く生活」p111には、こう書かれている。

当時の食事は、山菜・木の実・果実を中心に、野生動物の肉や卵はときどき食べる程度だった。そのような食事をしていれば、必須脂肪酸(オメガ6とオメガ3)のバランスは完璧だろう。砂糖や小麦のようなものを食することはほとんどなかったという(当時の人々が手に入れることのできた糖分はハチミツだけで、穀物は食べなかった)。(抜粋終わり。)

そうだろう、と思っていたのだが、「主食をやめると健康になる」(江部康二著)、「親指はなぜ太いのか」(島泰三著)を読んで、「ちょっと、待てよ。」と思った。

「農業をしていなかったのは、いいとして、実際のところ、何を食べていたんだ?」

僕は、島先生の説が正しいのではないか、と思ったので、それをベースに食事を考える事にした。(島先生は、骨猟説を唱えられている。なお、富山県農林水産総合技術センターのサイトで、左にある年代で、1990年代を選び、フリーワードで検索で「菅野三郎」を入れると、「畜骨による新食品素材の開発」というレポートが1番目に出て来るので、それを読むと、蓄骨の栄養について、詳しいデータが得られる。)

あと、「がんに効く生活」を読んでいると、インスリンやIGF(Insulin-like growth factor、インスリン様成長因子)の血中濃度が急激に上がる事が良くない、と書かれている。(p113~115)

もちろん、GI(glycemic index)が低い物を摂ればいいのだが、僕は、「自分の場合、ここがキーではないか。」と思った。

それもあって、もう一歩、踏み込んだアプローチとして、糖質制限食を採用した。

糖質を摂らなければ、インスリンやIGFの分泌を抑えられるのではないか、と考えた。

生肉と生魚を主食としていた頃は、イヌイットに欧米型の癌は少なかった、と「主食をやめると健康になる」に書かれていた事も、決断を後押しした。(本は手元にないのですが、多分、そう書かれていた、と思います。代わりに、こちらこちらをご参照下さい。)

あと、長寿に焦点を当てて書かれた本だが、

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には、動物性蛋白質と脂質を摂る事を薦める記載があり、「今のところは、動物性蛋白質と脂質を積極的に摂る糖質制限食、それに、野菜をしっかり摂る、で、いいかな。」と考えている。

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【2013/07/05 15:56】 | 食べ物、料理
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真剣で真摯な態度
カノン
のっぽ先生

いつものことながら、さすがです。
平易な言葉で、理路整然とまとめていらっしゃいます。
私も、一冊一冊の本には、それぞれ感銘と影響を受けるのですが、それらを系統だって繋げられないので、それを一本に繋げられるのは、すごい能力です。

のっぽ先生の食事に対する真剣さが、文字通り、命が懸かっている事への一生懸命さが、如実に伝わってきました。

いま、救急救命医の矢作直樹(ヤハギ ナオキ)さんの「人は死なない」(バジリコ)という本を、読み始めたのですが、その中に「個人差」について言及しているところがあります。

  ━━━━━━✄✄✄━━━━━━

細菌感染症の個人差については、A群連鎖球菌という細菌が、連鎖球菌性咽頭炎という軽い疾患しかきたさない場合もあれば、壊死性筋膜炎という致死的な感染症をきたす場合もあることがわかっています。
         (中略)
ところで、我々医療従事者を悩ますこの「細菌感染症の個人差」はなぜあるのでしょうか。
生物は天変地異に対して、種の中に多様性を内在させることで、どれかの個体が生き残れる仕組をあらかじめ持っていると考えられています。
         (中略)
人類が生き残るための強力な手段である「個人差」の大きさのために、我々はその全体像がつかめず、個々人を相手にする臨床現場で手探りの苦戦を強いられているといえるかもしれません。 

  ━━━━━━✄✄✄━━━━━━

この部分と、のっぽ先生の書いていらっしゃいます「自分の場合、ここがキーではないか。」がリンクしました。
医学的知識があってこそとは思いますが、自分の体の個性に合った食事を、構築していらっしゃるのだなあ、と思います。食事療法において、概ね同じことをしていても、個人差を大事にできるかどうかが、ポイントかもしれません。

ヒトにとって普遍的な事と個人差
のっぽ187
カノンさん

過分なお褒め、本当に、有難うございます。

自分で考えた順に書いて行くのがいいかな、と思い、書いて行きました。

「個人差」の話は、非常に本質的だ、と思います。

なるべく、ヒトに普遍的な事を適用するように、と思っているのですが、それだけでは、不十分かな、と思うので、「自分の場合、これかな。」というのを加えて行くようにしています。

物心ついてから、糖質(御飯、パン)は、よく食べていました。一方、魚は、まあまあ、食べていました。(ω3脂肪酸が極端に少ないという事は、なかったか、と思います。)農薬については、特に気にする事無く、暮らしていました。(日本人としては、平均的だった、と思います。)

以上から、糖については、より踏み込んだ方法を採る事にしました。(いつも、書いている通りです。)


SLEEP
「天才と分裂病の進化論」はお読みになられたでしょうか?我々人類とその他の類人猿との差に着目した素晴らしい本です。大きな脳というのは誰でも思いつきますが、人間の女性の乳房やお尻がなぜ大きいか、そしてなぜ我々人間の男はそれを好むか真剣に考えると謎ですが・・・

我々の普段食べる野菜というのは、当たり前ですけど自然の生き物ではないんですね。人間が数千年以上かけて品種改良してきた結果です。そこらにある野草でそのまま食べられる物は1%もないです。植物は動けませんから外敵から身を守るため毒を持ってるのが普通です。無農薬をやると先祖がえりするのか有害成分が増えるのは良く知られてますね。


のっぽ187 
SLEEPさん

読みました。去年の10月に読みました。

「ほとんどの若い男性はそれと気付かずに情熱的にトリグリセリドにあこがれる。トリグリセリドは女性のバストとヒップに特有の形状を与える。」(p92)

悲しい記載でした。(よく書けているから、そう思うんだ、と思います。)

どの野菜がいいのかは、本当に、分からないです。

ヒトは、ビタミンCを自分の体の中で作る事が出来ないので(よく御存知かと思いますが)、ビタミンCをよく含む物は、きっと食べていたんだろうな、と思うのですが、それ以外は、あまり何も考えずに食べています。

一応、季節の物が美味しい、と思うので、食べている、というのはありますが、それ位ですね。

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この記事へのコメント
真剣で真摯な態度
のっぽ先生

いつものことながら、さすがです。
平易な言葉で、理路整然とまとめていらっしゃいます。
私も、一冊一冊の本には、それぞれ感銘と影響を受けるのですが、それらを系統だって繋げられないので、それを一本に繋げられるのは、すごい能力です。

のっぽ先生の食事に対する真剣さが、文字通り、命が懸かっている事への一生懸命さが、如実に伝わってきました。

いま、救急救命医の矢作直樹(ヤハギ ナオキ)さんの「人は死なない」(バジリコ)という本を、読み始めたのですが、その中に「個人差」について言及しているところがあります。

  ━━━━━━✄✄✄━━━━━━

細菌感染症の個人差については、A群連鎖球菌という細菌が、連鎖球菌性咽頭炎という軽い疾患しかきたさない場合もあれば、壊死性筋膜炎という致死的な感染症をきたす場合もあることがわかっています。
         (中略)
ところで、我々医療従事者を悩ますこの「細菌感染症の個人差」はなぜあるのでしょうか。
生物は天変地異に対して、種の中に多様性を内在させることで、どれかの個体が生き残れる仕組をあらかじめ持っていると考えられています。
         (中略)
人類が生き残るための強力な手段である「個人差」の大きさのために、我々はその全体像がつかめず、個々人を相手にする臨床現場で手探りの苦戦を強いられているといえるかもしれません。 

  ━━━━━━✄✄✄━━━━━━

この部分と、のっぽ先生の書いていらっしゃいます「自分の場合、ここがキーではないか。」がリンクしました。
医学的知識があってこそとは思いますが、自分の体の個性に合った食事を、構築していらっしゃるのだなあ、と思います。食事療法において、概ね同じことをしていても、個人差を大事にできるかどうかが、ポイントかもしれません。
2013/07/06(Sat) 10:26 | URL  | カノン #-[ 編集]
ヒトにとって普遍的な事と個人差
カノンさん

過分なお褒め、本当に、有難うございます。

自分で考えた順に書いて行くのがいいかな、と思い、書いて行きました。

「個人差」の話は、非常に本質的だ、と思います。

なるべく、ヒトに普遍的な事を適用するように、と思っているのですが、それだけでは、不十分かな、と思うので、「自分の場合、これかな。」というのを加えて行くようにしています。

物心ついてから、糖質(御飯、パン)は、よく食べていました。一方、魚は、まあまあ、食べていました。(ω3脂肪酸が極端に少ないという事は、なかったか、と思います。)農薬については、特に気にする事無く、暮らしていました。(日本人としては、平均的だった、と思います。)

以上から、糖については、より踏み込んだ方法を採る事にしました。(いつも、書いている通りです。)
2013/07/06(Sat) 15:06 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
「天才と分裂病の進化論」はお読みになられたでしょうか?我々人類とその他の類人猿との差に着目した素晴らしい本です。大きな脳というのは誰でも思いつきますが、人間の女性の乳房やお尻がなぜ大きいか、そしてなぜ我々人間の男はそれを好むか真剣に考えると謎ですが・・・

我々の普段食べる野菜というのは、当たり前ですけど自然の生き物ではないんですね。人間が数千年以上かけて品種改良してきた結果です。そこらにある野草でそのまま食べられる物は1%もないです。植物は動けませんから外敵から身を守るため毒を持ってるのが普通です。無農薬をやると先祖がえりするのか有害成分が増えるのは良く知られてますね。
2013/07/08(Mon) 23:53 | URL  | SLEEP #mQop/nM.[ 編集]
SLEEPさん

読みました。去年の10月に読みました。

「ほとんどの若い男性はそれと気付かずに情熱的にトリグリセリドにあこがれる。トリグリセリドは女性のバストとヒップに特有の形状を与える。」(p92)

悲しい記載でした。(よく書けているから、そう思うんだ、と思います。)

どの野菜がいいのかは、本当に、分からないです。

ヒトは、ビタミンCを自分の体の中で作る事が出来ないので(よく御存知かと思いますが)、ビタミンCをよく含む物は、きっと食べていたんだろうな、と思うのですが、それ以外は、あまり何も考えずに食べています。

一応、季節の物が美味しい、と思うので、食べている、というのはありますが、それ位ですね。
2013/07/10(Wed) 10:32 | URL  | のっぽ187  #-[ 編集]
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