癌との共存を目指しています。
大腸カメラ異常なし。血液検査も異常なし。

肺から骨盤部にかけてのCTで、問題のあるところは、ただ一つ。

右肺の真ん中辺りの高さのところで、外側(側胸部)に、一つ影がある。

同じ箇所に、半年前のCTでも、影(結節)がある。1年前のCTでも、影(結節)がある。

1年前の結節と半年前の結節は、大きさは同じ、影(造影CTなので、結節は、白いspotとして写る)の濃さも同じ。

今回の分は、大きさは、わずかに大きくなっている様に見えた。影は、明らかに濃くなっていた。

今回の分の大きさは、直径5,6mmとの事。

2012年12月の記事を読むと、直径5mmと書いてある。

という事で、大きさは、殆ど変わらず、という事で良いか、と思う。(電子カルテの画面上にCTの画像が映っていた。主治医がズームをコントロールしていたので、大きさについては、僕の見た目は、あてにならない、と思う。)

主治医に、「肺の手術をしたんですよね。」と訊かれたので、「はい。」と答えた。

胸腔鏡下での手術の時に、肺を傷付けて、その痕が映っているのかも知れない、と主治医は考えたのではないか。

僕は、そう思った。

ただ、主治医は、本線は、直腸癌が肺に転移した物を考えているようだ。

今回のCTで、思ったより、肺の外の方にある事を確認。2006年に肺炎になった時の痕ではない、と思う。もっと、内側だった(中枢部にあった)。

胸腔鏡下での手術で、痕が残る、という事があるのかどうか、僕は知らないが、あまり聞いた事がない。

本線は、癌(直腸癌の転移)だろう。

大きさは変わらず、造影のされ方が強くなっている(バックが黒で、白の濃さが濃くなっている)のが、何を意味しているのか、僕には分からないが(大きくはなっていないけど、癌細胞が増えているとか)、いい変化ではない、と思う。(CTの画像を見た時、ぞっとした。)

(大きくなれば、という事だろう)PETにも言及していたので、癌かどうか分からない、というのが、正直なところだろう。

経過を追い、右肺外側の結節が大きくなるかどうか、数が増えて来ないかどうか、見て行きましょう、との事。

次回は、4ヵ月後。10月21日(月)午前中にCT、血液検査。28日(月)午後診察。

チーズを沢山、食べたり、肉、卵主体の食生活に切り替えていたので、どうかな、という思いが少しあった一方、日光浴、歩く事に関しては、ベストを尽くしていた、と思うので、割と楽観していたのだが、少し微妙な結果になってしまった。

ただ、今のところ、これに替わる方法を思い付かないし、よくよく考えてみると、そんなに悪い結果ではない、と思うので(直腸癌で、肝臓と肺に転移がある状態で見つかって、5年余り経って、この状態なのだから)、今の線で行こうか、と思う。

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【2013/06/24 15:43】 | 診察
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信じる道
カノン
のっぽ先生

検査と診断、お疲れ様でした。
毎回毎回、緊張にさらされて、否応なく、神経を研ぎ澄まされる検査後の診察は、本当にきついですね。

確かに少し微妙な結果で心配ですが、それでも敢えて、のっぽ先生が書いていらっしゃいますように、「よくよく考えてみると、そんなに悪い結果ではない」と考えたいです。

2010年3月に、胸腔鏡下で腫瘍を摘出する手術を受けられた時も、主治医さんは、最後までがんかどうか確定できず、組織診で最終的な診断が確定したように思います。
その時、slow growingという言葉を知りました。

今回気になる小結節も、2012年12月の時点で、主治医さんが1年前のことも、ちょっと言及しているということは、1年半以上前からあるということです。
1年半以上の時の流れの中で、PETで撮っても集積像が現れないほどの大きさの変化しかないので、CTの結果と組み合わせて調べることができないということかなあ、と記事を拝見しながら思いました。

今回は、放射線科医さんの読影は、いかがでしたでしょうか。

なんだかわからない状況下では、のっぽ先生はいつも自分が良いと思われる方法を貫いていらっしゃいますので、これから4か月、またしっかり選択しながら、進んでいかれることと思います。

今回の診察、追記。
のっぽ187 
カノンさん

大きさは、1年半前、1年前、半年前と比べても、変わらない。→18ヶ月間で、殆ど大きさが変わらない。

slow growing か、別なもの(癌以外のもの)か、ですね。

slow にさせている何かがあるのか(インスリンの分泌が少ない、IGFの分泌が少ない、血中のビタミンD濃度が高いとか)、ただただ性質の良い癌細胞なのか。

癌細胞はブドウ糖をよく取り込む性質があるので、放射性物質をくっつけたブドウ糖を注射すると、癌細胞は、このブドウ糖をよく取り込むだろう。これが、PETの原理です。

造影剤で、癌のところ(組織)は、よく染まりますが、他にも、染まるものがあったり、もともと、白く写るもの(石灰化したものとか)があったりして、白いから、癌だ、とは言い切れないです。(よくご存知かと思います。)

ただ、造影剤でよく染まり(血流が豊富で)、PETでも集積が認められる(ブドウ糖をよく取り込む)のは、癌細胞だけだ、というのが、基本的な考え方だ、と思います。(他にも、あるのかも知れませんが。)

前の主治医が、手術で取り出した組織を顕微鏡で見て(見たのは、病理の先生だと思いますが)、直腸癌からの転移だ、と言ったのは、僕のケースが、あまりないケースなので、慎重になっていたからではないかな、と思います。(僕が、医者なので、慎重になっていたのかも知れませんが。)

実は、今回も、前の患者さんが、診察室を出て来てから、8分位、経って、呼ばれました。(さすがに、「おい、これ、大丈夫か。」と思いました。)

これは、どういう事なのか、と考えていたのではないか、と思います。(具合の悪い患者さんが病棟に居て、その患者さんの件で、病棟から電話があったのかも知れませんが。)

ちなみに、放射線科の先生の読影の結果は、聞かせてもらえませんでした。

診察中にも、PHSに電話が掛かって来ていて、大変そうでした。

ポイントは、右肺、側胸部の小結節が大きくなっていないか、という事ですので、その事について、見解が聞ければ、それで十分です。(もう少し、聞いても良かったかな、とも思いますが、それはまた次回と考えています。)

良かったですね
mimi
先生が、独自の方法で、良い結果をだされていることを伺うと勇気が出ます。

私も、病気が分かってから、もうすぐ5年になります。
なんだか、変な落ち着きを抱いています。
体調は、落ち着いているのですが、予防(延命)といわれる点滴を続けています。
もう三年も。
抗がん剤やめたいなあと思いつつ、担当医に、抗がん剤は効いているうちは続けるものです・・と言われて、だらだらです。このまま、ずっと何年も続けるのだろうか・・骨髄や肝臓は大丈夫だろうか。と不安を感じつつです。

先生のように、すっぱり抗がん剤をやめて、食事や運動などを工夫されて、体調をコントロール出来ているというのは、すごいです。

真似できるところは真似したいと思いますが、なかなか出来ません。
知識として教えていただいているだけですが、とても、勇気をいただいています。

これからも、いろいろと学ばせて頂きたいです。

有難うございます。
のっぽ187 
mimiさん

以前、4年になる、と伺ったか、と思います。

もうすぐ5年になるのですね。

僕も、最近は、あまり先の事は、あれこれ、考えなくなりました。

こういった状況に「慣れた」のではないか、と考えています。

医者は、自分がよく診ている疾患については、パターンを認識しています。

こういった患者さんは、こういう経過になって…、といった具合です。

ただ、そのパターンは、その患者さんが、現在の日本人が送る、典型的な生活を送った場合のものではないか、と思います。(その先生が、どんな患者さんを診て来たかによりますが。)

また、比較試験は、200人が参加して、100人が治療Aを受け、残りの100人が治療Bを受け、3年なり、5年なり、追跡する、と思うのですが、参加した200人のうち、糖質を制限している人は、いても、1人か2人でしょう(普通はいないと思います)。

この試験の結果は、糖質を制限していない人が、おおよそ、どういう経過をたどるか、というのを見ている事にもなりますから、やはり、現在の先進国の人が送る生活が、どういう結果を与えるのか、を見ている事になるのではないか、と思います。(いい比較試験は、アメリカ、ヨーロッパ(旧ソ連、東ヨーロッパ以外)に多いです。)

なお、こういった物の見方は、患者になってから、するようになりました。

たくさんの患者さんを診、抗癌剤を使っていると、この抗癌剤は、こういう効き方をして(効く場合は、始めの2,3回で効果を上げるだろうとか)、というのが分かって来るのではないか、と思います。

しかし、糖質制限食を摂った場合、どういう経過をたどるかとか(ちなみに、今の主治医にも、その前の主治医にも、どんな食事を摂っているか、話した事はないです)、日光浴をこまめにした場合、どういう経過をたどるかとかは、あまり御存知ないのではないか、と思います。

抗癌剤をいつまで続けるかは、本当に、難しい問題だ、と思います。

僕は、主治医が、比較試験で、6ヶ月間、続けるのと、12ヶ月間、続けるのでは、差がない(という結果だった)、と言っていたので、それに従いました。比較試験で、差が無ければ、(平均的には、)続けていても、害が出るだけでしょうから、止めるのには、賛成でした。

実は、精神科の医者の間でも、再発予防の薬の投与は、どれくらい、続けたら良いか、というのは、人によって、結構、差があります。

僕は、自分の経験が限られている、という考えから、なるべく、エビデンス(比較試験の結果)に則るようにしているのですが、どの比較試験の結果を使うか、もしくは、どの本の記載に従うかは、これまた、人によって、意見の分かれるところでしょう。

以上の事から考えると、大雑把に言うと、年配の先生は、経験派が多く、若い先生は、エビデンス派が多い、という事になるか、と思います。
ちなみに、エビデンスから外れたようなケース(例えば、直腸癌患者としての僕とか)は、ケースバイケースで判断しますし、そうならざるを得ないと思います。

僕自身、判断に迷った時は、ネット上で平岩正樹先生に相談したり、がん患者のあきらめない診察室の先生が開いていた相談会に行ったりしました(2009年~2010年)。

ただ、もともと、「(手術のあとは、)薬(抗癌剤)だけでは、不十分なのではないか。」と思っていたので(直腸癌 stageⅣの5年生存率は、良くないので)、「がんに効く生活」を読んでからは、自分で調べて、わずかにいる生存者になろう、と思いました。

http://www.thecochranelibrary.com/view/0/index.html

http://www.thecochranelibrary.com/details/browseReviews/578207/Non-small-cell.html

最後に、コクラン・ライブラリのホームページと同ホームページ内にある非小細胞癌(肺癌)のサイトを載せました。

このレベルでの同意は、世界的には、なされている、と考えて良いか、と思います。

逆を言うと、これより立ち入ったレベル(新薬とか)は、まだ、世界的な合意は、なされていない、すなわち、ケースバイケースで判断していい(判断の際に、患者サイドの価値観を十分、反映させても、そう、ずれた結果には、ならないのではないか)、と思います。

ただ、あまりに最近の薬についての言及がないので、これより、もう一世代か二世代先の薬までは、スタンダードと考えてもいいのではないか、と個人的には思っています。(その方が、主治医の先生と話が合うか、と思います。)

http://noppo187.blog39.fc2.com/blog-entry-445.html

僕も、2011年1月に、コクランライブラリを和訳したものを記事にしています。この時点で、5-FUベースの治療であった、と書かれているので、今、現在の水準から、だいぶ、遅れたものとなっています。

ただ、かなり、はっきりと、「こうする方がいいと思う。」と言える結果が出るには、だいぶ時間が掛かる(質の良い比較試験が何軒か行われ、それをまとめるのには、だいぶ時間が掛かる)、と思います。

解説ありがとうございます
mimi
平穏な日常が送れるようになると、つい、病気になる前の怠惰な生活に戻りつつあります。

告知されたときにあれほどおののき、再発した時にはじたばたしたのですが。

最近は、新しい情報を得る努力もしなくなりました。

先生の解説及び考える姿勢に敬服しています。

そして、自分のこれからを築くために、初心に戻って、情報収集と糖質制限を考慮していきたいと思います。

私の薬は、それほど強くないので、私ほど長期間投与している例がないのです。なので、担当医は、私が記録を作る番です・・・などというのです。

自分の体のコントロールをまず基本と考えていきたいと思います。

いろいろと気づきを頂きました。ありがとうございます。


いえいえ、どう致しまして。
のっぽ187 
mimiさん

かつて、うつ病の患者さんに、いつまで、再発予防目的で薬を投与すればいいのか、について、あれこれ調べ、それなりに考えました。

いつまで、続けたら良いのか、について、バシッとした答えを出すのは、とても難しいのですが、通う手間、飲む手間を考えると、漫然と続けるのは、どうかな、と思っていました。

その後、自分に癌が見つかり、治療を受ける立場になった訳ですが、僕の場合、抗癌剤を飲んでいると、生活に支障が出るので、「行って意味があるかどうか分からないのであれば、早く止めたい。」と思っていました。

それこそ、副作用が出ない方法で、自分なりに、再発を抑えるのに効果があるかも知れないアプローチを採りたい、と思うようになりました。

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信じる道
のっぽ先生

検査と診断、お疲れ様でした。
毎回毎回、緊張にさらされて、否応なく、神経を研ぎ澄まされる検査後の診察は、本当にきついですね。

確かに少し微妙な結果で心配ですが、それでも敢えて、のっぽ先生が書いていらっしゃいますように、「よくよく考えてみると、そんなに悪い結果ではない」と考えたいです。

2010年3月に、胸腔鏡下で腫瘍を摘出する手術を受けられた時も、主治医さんは、最後までがんかどうか確定できず、組織診で最終的な診断が確定したように思います。
その時、slow growingという言葉を知りました。

今回気になる小結節も、2012年12月の時点で、主治医さんが1年前のことも、ちょっと言及しているということは、1年半以上前からあるということです。
1年半以上の時の流れの中で、PETで撮っても集積像が現れないほどの大きさの変化しかないので、CTの結果と組み合わせて調べることができないということかなあ、と記事を拝見しながら思いました。

今回は、放射線科医さんの読影は、いかがでしたでしょうか。

なんだかわからない状況下では、のっぽ先生はいつも自分が良いと思われる方法を貫いていらっしゃいますので、これから4か月、またしっかり選択しながら、進んでいかれることと思います。
2013/06/25(Tue) 23:39 | URL  | カノン #-[ 編集]
今回の診察、追記。
カノンさん

大きさは、1年半前、1年前、半年前と比べても、変わらない。→18ヶ月間で、殆ど大きさが変わらない。

slow growing か、別なもの(癌以外のもの)か、ですね。

slow にさせている何かがあるのか(インスリンの分泌が少ない、IGFの分泌が少ない、血中のビタミンD濃度が高いとか)、ただただ性質の良い癌細胞なのか。

癌細胞はブドウ糖をよく取り込む性質があるので、放射性物質をくっつけたブドウ糖を注射すると、癌細胞は、このブドウ糖をよく取り込むだろう。これが、PETの原理です。

造影剤で、癌のところ(組織)は、よく染まりますが、他にも、染まるものがあったり、もともと、白く写るもの(石灰化したものとか)があったりして、白いから、癌だ、とは言い切れないです。(よくご存知かと思います。)

ただ、造影剤でよく染まり(血流が豊富で)、PETでも集積が認められる(ブドウ糖をよく取り込む)のは、癌細胞だけだ、というのが、基本的な考え方だ、と思います。(他にも、あるのかも知れませんが。)

前の主治医が、手術で取り出した組織を顕微鏡で見て(見たのは、病理の先生だと思いますが)、直腸癌からの転移だ、と言ったのは、僕のケースが、あまりないケースなので、慎重になっていたからではないかな、と思います。(僕が、医者なので、慎重になっていたのかも知れませんが。)

実は、今回も、前の患者さんが、診察室を出て来てから、8分位、経って、呼ばれました。(さすがに、「おい、これ、大丈夫か。」と思いました。)

これは、どういう事なのか、と考えていたのではないか、と思います。(具合の悪い患者さんが病棟に居て、その患者さんの件で、病棟から電話があったのかも知れませんが。)

ちなみに、放射線科の先生の読影の結果は、聞かせてもらえませんでした。

診察中にも、PHSに電話が掛かって来ていて、大変そうでした。

ポイントは、右肺、側胸部の小結節が大きくなっていないか、という事ですので、その事について、見解が聞ければ、それで十分です。(もう少し、聞いても良かったかな、とも思いますが、それはまた次回と考えています。)
2013/06/26(Wed) 09:10 | URL  | のっぽ187  #-[ 編集]
良かったですね
先生が、独自の方法で、良い結果をだされていることを伺うと勇気が出ます。

私も、病気が分かってから、もうすぐ5年になります。
なんだか、変な落ち着きを抱いています。
体調は、落ち着いているのですが、予防(延命)といわれる点滴を続けています。
もう三年も。
抗がん剤やめたいなあと思いつつ、担当医に、抗がん剤は効いているうちは続けるものです・・と言われて、だらだらです。このまま、ずっと何年も続けるのだろうか・・骨髄や肝臓は大丈夫だろうか。と不安を感じつつです。

先生のように、すっぱり抗がん剤をやめて、食事や運動などを工夫されて、体調をコントロール出来ているというのは、すごいです。

真似できるところは真似したいと思いますが、なかなか出来ません。
知識として教えていただいているだけですが、とても、勇気をいただいています。

これからも、いろいろと学ばせて頂きたいです。
2013/06/29(Sat) 15:43 | URL  | mimi #-[ 編集]
有難うございます。
mimiさん

以前、4年になる、と伺ったか、と思います。

もうすぐ5年になるのですね。

僕も、最近は、あまり先の事は、あれこれ、考えなくなりました。

こういった状況に「慣れた」のではないか、と考えています。

医者は、自分がよく診ている疾患については、パターンを認識しています。

こういった患者さんは、こういう経過になって…、といった具合です。

ただ、そのパターンは、その患者さんが、現在の日本人が送る、典型的な生活を送った場合のものではないか、と思います。(その先生が、どんな患者さんを診て来たかによりますが。)

また、比較試験は、200人が参加して、100人が治療Aを受け、残りの100人が治療Bを受け、3年なり、5年なり、追跡する、と思うのですが、参加した200人のうち、糖質を制限している人は、いても、1人か2人でしょう(普通はいないと思います)。

この試験の結果は、糖質を制限していない人が、おおよそ、どういう経過をたどるか、というのを見ている事にもなりますから、やはり、現在の先進国の人が送る生活が、どういう結果を与えるのか、を見ている事になるのではないか、と思います。(いい比較試験は、アメリカ、ヨーロッパ(旧ソ連、東ヨーロッパ以外)に多いです。)

なお、こういった物の見方は、患者になってから、するようになりました。

たくさんの患者さんを診、抗癌剤を使っていると、この抗癌剤は、こういう効き方をして(効く場合は、始めの2,3回で効果を上げるだろうとか)、というのが分かって来るのではないか、と思います。

しかし、糖質制限食を摂った場合、どういう経過をたどるかとか(ちなみに、今の主治医にも、その前の主治医にも、どんな食事を摂っているか、話した事はないです)、日光浴をこまめにした場合、どういう経過をたどるかとかは、あまり御存知ないのではないか、と思います。

抗癌剤をいつまで続けるかは、本当に、難しい問題だ、と思います。

僕は、主治医が、比較試験で、6ヶ月間、続けるのと、12ヶ月間、続けるのでは、差がない(という結果だった)、と言っていたので、それに従いました。比較試験で、差が無ければ、(平均的には、)続けていても、害が出るだけでしょうから、止めるのには、賛成でした。

実は、精神科の医者の間でも、再発予防の薬の投与は、どれくらい、続けたら良いか、というのは、人によって、結構、差があります。

僕は、自分の経験が限られている、という考えから、なるべく、エビデンス(比較試験の結果)に則るようにしているのですが、どの比較試験の結果を使うか、もしくは、どの本の記載に従うかは、これまた、人によって、意見の分かれるところでしょう。

以上の事から考えると、大雑把に言うと、年配の先生は、経験派が多く、若い先生は、エビデンス派が多い、という事になるか、と思います。
ちなみに、エビデンスから外れたようなケース(例えば、直腸癌患者としての僕とか)は、ケースバイケースで判断しますし、そうならざるを得ないと思います。

僕自身、判断に迷った時は、ネット上で平岩正樹先生に相談したり、がん患者のあきらめない診察室の先生が開いていた相談会に行ったりしました(2009年~2010年)。

ただ、もともと、「(手術のあとは、)薬(抗癌剤)だけでは、不十分なのではないか。」と思っていたので(直腸癌 stageⅣの5年生存率は、良くないので)、「がんに効く生活」を読んでからは、自分で調べて、わずかにいる生存者になろう、と思いました。

http://www.thecochranelibrary.com/view/0/index.html

http://www.thecochranelibrary.com/details/browseReviews/578207/Non-small-cell.html

最後に、コクラン・ライブラリのホームページと同ホームページ内にある非小細胞癌(肺癌)のサイトを載せました。

このレベルでの同意は、世界的には、なされている、と考えて良いか、と思います。

逆を言うと、これより立ち入ったレベル(新薬とか)は、まだ、世界的な合意は、なされていない、すなわち、ケースバイケースで判断していい(判断の際に、患者サイドの価値観を十分、反映させても、そう、ずれた結果には、ならないのではないか)、と思います。

ただ、あまりに最近の薬についての言及がないので、これより、もう一世代か二世代先の薬までは、スタンダードと考えてもいいのではないか、と個人的には思っています。(その方が、主治医の先生と話が合うか、と思います。)

http://noppo187.blog39.fc2.com/blog-entry-445.html

僕も、2011年1月に、コクランライブラリを和訳したものを記事にしています。この時点で、5-FUベースの治療であった、と書かれているので、今、現在の水準から、だいぶ、遅れたものとなっています。

ただ、かなり、はっきりと、「こうする方がいいと思う。」と言える結果が出るには、だいぶ時間が掛かる(質の良い比較試験が何軒か行われ、それをまとめるのには、だいぶ時間が掛かる)、と思います。
2013/06/30(Sun) 09:24 | URL  | のっぽ187  #-[ 編集]
解説ありがとうございます
平穏な日常が送れるようになると、つい、病気になる前の怠惰な生活に戻りつつあります。

告知されたときにあれほどおののき、再発した時にはじたばたしたのですが。

最近は、新しい情報を得る努力もしなくなりました。

先生の解説及び考える姿勢に敬服しています。

そして、自分のこれからを築くために、初心に戻って、情報収集と糖質制限を考慮していきたいと思います。

私の薬は、それほど強くないので、私ほど長期間投与している例がないのです。なので、担当医は、私が記録を作る番です・・・などというのです。

自分の体のコントロールをまず基本と考えていきたいと思います。

いろいろと気づきを頂きました。ありがとうございます。
2013/06/30(Sun) 12:56 | URL  | mimi #-[ 編集]
いえいえ、どう致しまして。
mimiさん

かつて、うつ病の患者さんに、いつまで、再発予防目的で薬を投与すればいいのか、について、あれこれ調べ、それなりに考えました。

いつまで、続けたら良いのか、について、バシッとした答えを出すのは、とても難しいのですが、通う手間、飲む手間を考えると、漫然と続けるのは、どうかな、と思っていました。

その後、自分に癌が見つかり、治療を受ける立場になった訳ですが、僕の場合、抗癌剤を飲んでいると、生活に支障が出るので、「行って意味があるかどうか分からないのであれば、早く止めたい。」と思っていました。

それこそ、副作用が出ない方法で、自分なりに、再発を抑えるのに効果があるかも知れないアプローチを採りたい、と思うようになりました。
2013/06/30(Sun) 21:03 | URL  | のっぽ187  #-[ 編集]
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