癌との共存を目指しています。
がんサポート情報センターから大腸がんの項目に入り、2006年06月号記載の「分子標的薬と抗癌剤併用による大腸がん休眠療法」の項を読んだ。2ページ目の内容(http://www.gsic.jp/cancer/cc_15/rcr04/02.html)が興味深かったので考察してみたい。

副作用の出方で増減する治療という項目が下方にあり、一部を抜粋する。

アルコール同様、抗がん剤の適量にも個人差が相当にあるということだ。薬剤によって異なるが、5倍から50倍も異なるとの報告もある。これほど大きな個人差に対して、薬剤の投与量を一律にするのは理に合わない。そこで、最初は一律の量からスタートしても、それ以後は患者の副作用の出方に応じて薬剤の投与量を増やしたり減らしたりしていき、その人に合った一番の適量を見つけていく。

「(中略)その増減の指標として、毒性(副作用)の強さで量り、グレード1か2になるようにしていくのがこの治療です。グレード2までなら治療を継続できます」

グレード2といえば、最悪の日で下痢が4~6回起こり、嘔吐が2~5回増加する程度で、患者にとってはこれでもつらいものだが、それでも治療の継続は可能だという。

(中略)毒性を指標とする根拠は、抗がん剤の血中濃度と毒性が相関することにある。

高橋先生の意見には概ね同意である。薬物を分解する酵素の有無、酵素の活性は個人差があり、その結果、同じ用量(体表面積換算で)の薬物の投与を受けたとしても、人によって血中濃度にばらつきが生じる。そうだと思う。
血中濃度と毒性は相関があるので、毒性(副作用の出方)を見ながら、治療すると、ほどよい血中濃度が得られ、腫瘍の増殖を抑制できる。これもその通りだと思う。

一点、看過できなかったのは、「グレード2までなら治療を継続できます。」というくだりだ。
グレード2は、下痢が4~6回/日、通常より増え(これが正しい解釈だと思う)、嘔吐が2~5回/日、増加する、白血球が2000~2999、ヘモグロビン8~9.9、血小板5~7.5万というレベルだが、これが「治療の継続が可能だ」とはとても思えない。白血球、ヘモグロビン、血小板の数も少な過ぎると思うが、嘔吐が2~5回/日、増加した状態で「治療の継続が可能だ」とするのは、ちょっと医者目線が過ぎるのではないか、と思う。(僕に対して、そう思っている人も中にはいるかもしれないが。)

この方の発想、考え方には大いに賛同するが、医者の目線と患者の目線は、かくも違うものか、と思った。

患者そして僕の「元気」を妨げない程度での、抗癌剤治療を強く望む。

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【2008/08/27 11:06】 | 思ったこと
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No title
ran
患者目線は医師には伝わりにくいと思います
それこそ「ここまでなら大丈夫」が人それそれですから
事実、私がそうなのだからヾ(@^▽^@)ノ
最初は一定量。その後増減
昨日、ちょっとそこのところ聞いてきました
するとやはり最初は標準だったようですがその後大分減らしてるらしいのです
どれくらいかは。。。そこまで聞いていいのかわからなかったので深く追及はしませんでしたが
のっぽさんの記事読んでて薬の量の検討は副作用をきちんと伝えて考えてもらう大切さを痛感しました
2週間間隔(標準)から3週間に変更してもらったけど次回からはなるべく2週間で。って言われちゃいました
でも、用事とか都合で考えるから大丈夫ともね

上手に伝えられるようになりたい。
のっぽ187
ranさん

>患者目線は医師には伝わりにくいと思います

上手に伝えられるようになりたいですね。

>するとやはり最初は標準だったようですがその後大分減らしてるらしいのです

標準投与量のまま、21回、31回の投与に耐えられるということは、超人的であると思っていました。量を減らしていても、21回、31回というのは、すごいということには変わりはないのですが。

>のっぽさんの記事読んでて薬の量の検討は副作用をきちんと伝えて考えてもらう大切さを痛感しました

少しでも役に立てて、ほんと、良かったです。

>2週間間隔(標準)から3週間に変更してもらったけど次回からはなるべく2週間で。って言われちゃいました

「いついつは旅行に行くから、3週間間隔にして下さい。」とお願いするのは、自分の責任で言っているわけだから、本来は、正当な要求なんだと思います。とは言え、なかなか、そうは言いにくいですよね。
その辺も上手に伝えられるようになりたいな。

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この記事へのコメント
No title
患者目線は医師には伝わりにくいと思います
それこそ「ここまでなら大丈夫」が人それそれですから
事実、私がそうなのだからヾ(@^▽^@)ノ
最初は一定量。その後増減
昨日、ちょっとそこのところ聞いてきました
するとやはり最初は標準だったようですがその後大分減らしてるらしいのです
どれくらいかは。。。そこまで聞いていいのかわからなかったので深く追及はしませんでしたが
のっぽさんの記事読んでて薬の量の検討は副作用をきちんと伝えて考えてもらう大切さを痛感しました
2週間間隔(標準)から3週間に変更してもらったけど次回からはなるべく2週間で。って言われちゃいました
でも、用事とか都合で考えるから大丈夫ともね
2008/08/27(Wed) 14:42 | URL  | ran #LA1CAGAE[ 編集]
上手に伝えられるようになりたい。
ranさん

>患者目線は医師には伝わりにくいと思います

上手に伝えられるようになりたいですね。

>するとやはり最初は標準だったようですがその後大分減らしてるらしいのです

標準投与量のまま、21回、31回の投与に耐えられるということは、超人的であると思っていました。量を減らしていても、21回、31回というのは、すごいということには変わりはないのですが。

>のっぽさんの記事読んでて薬の量の検討は副作用をきちんと伝えて考えてもらう大切さを痛感しました

少しでも役に立てて、ほんと、良かったです。

>2週間間隔(標準)から3週間に変更してもらったけど次回からはなるべく2週間で。って言われちゃいました

「いついつは旅行に行くから、3週間間隔にして下さい。」とお願いするのは、自分の責任で言っているわけだから、本来は、正当な要求なんだと思います。とは言え、なかなか、そうは言いにくいですよね。
その辺も上手に伝えられるようになりたいな。
2008/08/27(Wed) 21:47 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
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