癌との共存を目指しています。
物理学者の戸塚洋二さんが書いていたブログ(http://fewmonths.exblog.jp/)を読んだ。いろいろ思うところはあったが、今の僕にとって役に立ったところは、食欲の低下は、オキサリプラチンの副作用で味覚が分からなくなり、食べたいと思わなくなるからだ、という趣旨の記載の箇所だった。(どの日にその記載がなされたのか、探してみたが、見つからないです。)

味覚の異常とは、末梢神経障害によるものであり、しびれと同系の害作用であると考えることができる。末梢神経障害は、オキサリプラチンの蓄積毒性によるものである。そう考えると、回を追う毎に食欲が落ちていくという現象は理解できる。

オキサリプラチンを減らしてもらう方にまた少し傾いた。
根性なしかもしれないが、細く長く(抗癌剤治療を)続けて行きたい、と今は考えている。



外はコオロギが鳴いている。網戸から入って来る空気は涼しい。秋の気配を感じる。いい季節だ。最近は、きれいな花が咲いていると、思わず立ち止まり、その花をじっと眺めてしまう。植物についての知識はほぼ皆無なので、適切な名称を挙げることはできないが、ヘーベの花、ゆりの花がとてもきれいだった。
花がきれいだと感じたり、ブログで文章を書いているのが楽しいと感じるということは、僕は「元気」なのだろう。なお、内科、外科病棟での「元気」は「(あの患者さん、)飯、食えているか。」だったな。(医者の)駆け出しの頃、そう習った。

ずっと「元気」でいたい。切にそう願う。

【2008/08/27 00:19】 | 思ったこと
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休眠療法の可能性
カノン
私のコメントにご返信いただいたタイトル「必ず復活します!」を拝見
して、とても頼もしく嬉しく思いました。
ぜひぜひぜひ、そうしてくださいね!!

戸塚洋二さんのブログを、私も読んだことがあります。
文藝春秋で、戸塚洋二さんと立花隆さんの対談を読んだ後、ブログ
も拝見しました。さすがに、ノーベル賞に近いところにいた物理学者
だけあって、難しすぎて読みきれませんでした。

お読みになられたかもしれませんが、対談の中で、戸塚さんも5-FU
の副作用にとても苦しんだ、と話していました。下痢で水分が出て
しまい、脱水症状で2回緊急入院したそうで、手術自体のほうが
よっぽど楽だった、とすら言っています。副作用はグレード4だった
とブログに書いてあるので、そのすさまじさはいかばかりかと、本当
にお気の毒に思いました。

ですから、標準治療の大切さを認める一方で、投与量を各個人に
合わせて最適化して、1つの抗がん剤をなるべく長く使う、いわゆる
休眠療法の研究が進むことを願っておられました。
(これが、次のエントリーで書いていらっしゃったことでしょうか。)

個体差については、お酒に置き換えてみて、よくわかりました。
私もアルコールを分解する酵素がほとんどない体質なので、訓練
して飲めるものでもないですし、無理して飲めば、アセトアルデヒド
が細胞を傷つけるかもしれません。
体質について、根性なしッといわれても、困っちゃいますね(笑)。

お酒よりはハーゲンダッツのカシスオレンジのほうが、ずっと
美味しそうです。今度探して食べてみます。



本末転倒からテーラーメードの治療へ
のっぽ187
カノンさん

>ぜひぜひぜひ、そうしてくださいね!!

有難うございます。必ず、良くなります!

>下痢で水分が出てしまい、脱水症状で2回緊急入院したそうで、手術自体のほうが よっぽど楽だった、とすら言っています。

正直、こうなると、「何のための治療なんだろう。」と思ってしまいます。医者として、どうこう、というのではなくて、一人の大人として、この状況を見て思うのは、「何かが違っている。」ということです。

>副作用はグレード4だったとブログに書いてあるので、そのすさまじさはいかばかりかと、本当にお気の毒に思いました。

はっきり言ってグレード4というのはむちゃくちゃだと思います。下痢の項目についてはグレード4というのは、「集中治療を要する生理機能状態、または循環動態の虚脱」です。そう言い切っていいのか、いささか自信はないのですが、これは本末転倒だと思います。

>投与量を各個人に合わせて最適化して、1つの抗がん剤をなるべく長く使う、いわゆる休眠療法の研究が進むことを願っておられました。

理系の方で強い副作用に見舞われた人なら、恐らく、この結論に到達すると思います。文系の方でも、理系的な物の考え方をされる方であれば、同様の結論に達すると思います。

>(これが、次のエントリーで書いていらっしゃったことでしょうか。)

そうです。次のエントリーで書きました。ただ、投与量を各個人に合わせて最適化するという考え方を持っている医者、研究者を以ってしても、副作用についての捉え方が患者(少なくとも僕)とは違うのだなあ、と思い、次のエントリーに記しました。

>個体差については、お酒に置き換えてみて、よくわかりました。

僕もお酒は弱いです。お酒を例にして考えると、分かりやすいですよね。

>無理して飲めば、アセトアルデヒド が細胞を傷つけるかもしれません。

アセトアルデヒドは発がん性物質なので、無理をして飲むのは、正直、危険だと思います。食道癌とアセトアルデヒドの因果関係が指摘されています。

>体質について、根性なしッといわれても、困っちゃいますね(笑)。

お酒が飲めないことも同様の扱いを受けますが、我慢できないのは根性なし、という風潮が日本にはありますよね。僕は体質だと思って割り切っているのですが。

>お酒よりはハーゲンダッツのカシスオレンジのほうが、ずっと美味しそうです。今度探して食べてみます。

確か「季節限定」とか書いていた記憶があります。今年の4月に食べまくっていました。ただ、今まで食べたアイスクリームの中で一番美味しかったので(飛び抜けて美味しかった)、フルシーズンで売り出されている可能性もあると思います。味については自信を持ってお勧めできるレベルにあると思います(笑)。

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この記事へのコメント
休眠療法の可能性
私のコメントにご返信いただいたタイトル「必ず復活します!」を拝見
して、とても頼もしく嬉しく思いました。
ぜひぜひぜひ、そうしてくださいね!!

戸塚洋二さんのブログを、私も読んだことがあります。
文藝春秋で、戸塚洋二さんと立花隆さんの対談を読んだ後、ブログ
も拝見しました。さすがに、ノーベル賞に近いところにいた物理学者
だけあって、難しすぎて読みきれませんでした。

お読みになられたかもしれませんが、対談の中で、戸塚さんも5-FU
の副作用にとても苦しんだ、と話していました。下痢で水分が出て
しまい、脱水症状で2回緊急入院したそうで、手術自体のほうが
よっぽど楽だった、とすら言っています。副作用はグレード4だった
とブログに書いてあるので、そのすさまじさはいかばかりかと、本当
にお気の毒に思いました。

ですから、標準治療の大切さを認める一方で、投与量を各個人に
合わせて最適化して、1つの抗がん剤をなるべく長く使う、いわゆる
休眠療法の研究が進むことを願っておられました。
(これが、次のエントリーで書いていらっしゃったことでしょうか。)

個体差については、お酒に置き換えてみて、よくわかりました。
私もアルコールを分解する酵素がほとんどない体質なので、訓練
して飲めるものでもないですし、無理して飲めば、アセトアルデヒド
が細胞を傷つけるかもしれません。
体質について、根性なしッといわれても、困っちゃいますね(笑)。

お酒よりはハーゲンダッツのカシスオレンジのほうが、ずっと
美味しそうです。今度探して食べてみます。

2008/08/27(Wed) 23:04 | URL  | カノン #-[ 編集]
本末転倒からテーラーメードの治療へ
カノンさん

>ぜひぜひぜひ、そうしてくださいね!!

有難うございます。必ず、良くなります!

>下痢で水分が出てしまい、脱水症状で2回緊急入院したそうで、手術自体のほうが よっぽど楽だった、とすら言っています。

正直、こうなると、「何のための治療なんだろう。」と思ってしまいます。医者として、どうこう、というのではなくて、一人の大人として、この状況を見て思うのは、「何かが違っている。」ということです。

>副作用はグレード4だったとブログに書いてあるので、そのすさまじさはいかばかりかと、本当にお気の毒に思いました。

はっきり言ってグレード4というのはむちゃくちゃだと思います。下痢の項目についてはグレード4というのは、「集中治療を要する生理機能状態、または循環動態の虚脱」です。そう言い切っていいのか、いささか自信はないのですが、これは本末転倒だと思います。

>投与量を各個人に合わせて最適化して、1つの抗がん剤をなるべく長く使う、いわゆる休眠療法の研究が進むことを願っておられました。

理系の方で強い副作用に見舞われた人なら、恐らく、この結論に到達すると思います。文系の方でも、理系的な物の考え方をされる方であれば、同様の結論に達すると思います。

>(これが、次のエントリーで書いていらっしゃったことでしょうか。)

そうです。次のエントリーで書きました。ただ、投与量を各個人に合わせて最適化するという考え方を持っている医者、研究者を以ってしても、副作用についての捉え方が患者(少なくとも僕)とは違うのだなあ、と思い、次のエントリーに記しました。

>個体差については、お酒に置き換えてみて、よくわかりました。

僕もお酒は弱いです。お酒を例にして考えると、分かりやすいですよね。

>無理して飲めば、アセトアルデヒド が細胞を傷つけるかもしれません。

アセトアルデヒドは発がん性物質なので、無理をして飲むのは、正直、危険だと思います。食道癌とアセトアルデヒドの因果関係が指摘されています。

>体質について、根性なしッといわれても、困っちゃいますね(笑)。

お酒が飲めないことも同様の扱いを受けますが、我慢できないのは根性なし、という風潮が日本にはありますよね。僕は体質だと思って割り切っているのですが。

>お酒よりはハーゲンダッツのカシスオレンジのほうが、ずっと美味しそうです。今度探して食べてみます。

確か「季節限定」とか書いていた記憶があります。今年の4月に食べまくっていました。ただ、今まで食べたアイスクリームの中で一番美味しかったので(飛び抜けて美味しかった)、フルシーズンで売り出されている可能性もあると思います。味については自信を持ってお勧めできるレベルにあると思います(笑)。
2008/08/28(Thu) 00:40 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
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