癌との共存を目指しています。
親指はなぜ太いのか―直立二足歩行の起原に迫る (中公新書)親指はなぜ太いのか―直立二足歩行の起原に迫る (中公新書)
島 泰三

中央公論新社 2003-08
売り上げランキング : 115661

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


を読んでいる。

初期人類の主食は何か、が知りたくて、この本を読んでいる。

骨、骨髄を食べていた、と書かれている。

p200より抜粋。

私もケニアのマサイマラ動物保護区で、そこここに放置されたシマウマやヌーの骨格を見た。ライオンが食べ、ハイエナが横取りし、ハゲワシが残りをあさっても、頭と大きな骨は毛皮や少しの肉といっしょに残っている。アフリカのサバンナでは、ボーン・ハンティングは十分成り立つ生業なのである。(抜粋終わり。)

ボーン・ハンティング(骨猟)の対象は、大型肉食獣が食べてしまった残り物である、という。

僕は、島先生の説は正しい、と思う。どうして、骨猟をしていた、と考えられるのか、については、この本で、十二分な説明がなされている。

自分が、何を主に食べたら良いか、について、この本は、大きな示唆を与えてくれた。

FC2blog テーマ:食品・食べ物・食生活 - ジャンル:ライフ

【2012/10/02 00:22】 | 読書
トラックバック(0) |

初期人類の主食
カノン
のっぽ先生、ご紹介いただきましたこの本、読んでみました。
種の分類とか、分岐とか、人類学って複雑で難しいものですね。

今まで、初期人類の主食は何か?といったことに、まるで関心がなかったものですから、ポルシュネフが提唱して、著者が賛同している、ボーン・ハンティング(骨猟)仮説は、かなり衝撃的でした。
骨自体をそのままかじることは、固すぎて不可能なので、骨を石で割って、骨髄を食べて栄養を摂っていたのではないか、常時石を持つことによって二足歩行になり、石をしっかり押さえるために親指が太くなったのではないか、というのが、島先生の仮説ですね。

p202とp249をまとめますと、
骨の栄養(=脂肪の塊である骨髄)+果実+葉=高いカロリーのバランスのとれた栄養豊かな食事
ということになるのではないでしょうか。

この仮説で、結構高いハードルは、「骨を噛む祖先をイメージすることはおぞましい」(p199)という、生理的嫌悪感のように思います。それと、どのような世界でもあって残念なことですが、本流から外れた在野の研究者という島先生のお立場も影響しているかもしれません。

オリーブ油は、その後もお腹をこわしたりなさいませんでしたか。
結局、私にはオリーブ油とエゴマ油の味の違いがわかりませんでした。
きっと、のっぽ先生の味覚は、研ぎ澄まされてきているのだ、と思います。

何を食べたら、いいのだろう。
のっぽ187
カノンさん

読んで下さって、有難うございます。

僕も、種の分類や分岐のところは、あまり興味が湧かなかったので、ちゃんと読まずに済ましました。(要は、よく分からなかった、という事です。)

あれこれ自分で考えてみたところ、今の僕達の遺伝子が形作られた頃に食べられていた物を食べるのが一番、安全なのではないか、ベストなのではないか、という結論に至りました。(今のところ、そう考えているだけで、また、考えが変わりそうですが。)

そう考えると、初期人類が何を食べていたか、100年、200年という短いスパンではなくて、数十万年、数百万年という長いスパンで何を食べていたか、を知りたい、と思うようになりました。

僕は、結構、おぞましい物を食べていたのではないか、と想像していたので、草食動物(哺乳類の)の骨を食べていた、というところを読んで、「案外、全うな物を食べていたのだな。」と思いました。

多分、医学教育を受ける中で(人の死体を解剖したり、とか)、そういった幻想が無くなったのではないか、と思います。

>骨の栄養(=脂肪の塊である骨髄)+果実+葉=高いカロリーのバランスのとれた栄養豊かな食事ということになるのではないでしょうか。

僕も、ここがポイントだと思いました。

牛の骨、豚の骨、鶏の骨は、蛋白質と脂質の比が、ほぼ、1:1で、かつ、豚の肩の肉に比べて、カルシウムを多く(桁違いに多く)、含んでいます。(今、手元に本がないので、記憶で書いています。誤っていたら、すみません。)

そう考えると、10代の頃、白い御飯や食パンを食べまくっていたのは、身体に合わない事をしていたんだろうな、と思いますし、(健康な高齢者が)寿命を延ばす事に関して、牛乳が良い、という意見があるのは、(「ここがおかしい 日本人の栄養の常識 -データでわかる本当に正しい栄養の科学」柴田博著、技術評論社、に書かれています。)人類は、かつて、大量にカルシウムを摂っていたという事や、牛が作る脂質や蛋白質を摂っていたという事に、繋がるのではないか、と考えています。(あくまで、個人的にそう考えているだけですが。)

もちろん、牛の骨を構成する蛋白質、脂質と、牛が自分の赤ちゃんのために作る蛋白質、脂質が同じ成分か、と言われると、困ってしまいますし、当時の牛と、僕らが摂っている牛乳を作っている牛が同じ物か、と言われると、ある程度は違うのではないか(少なくとも、食べている物は、全然、違う)、と思います。

果実は、僕も好きなので、食べまくりたいところなのですが、現在、僕らが口にしている果物は、かなり品種改良された物だと思うので、当時の人類が食べていた物とイコールではない、と思っています。(残念なのですが。)

葉物の野菜は、その点、比較的、安全性が高いのではないか、と考えています。(個人的に、かつ、感覚的に、そう思っているだけですが。)

あと、根菜で糖質を比較的、多く含む物(人参、南瓜、薩摩芋)が、どうなのかな、と考えているのですが、今のところ、答えが出ないので、もう少し考えてみる事にします。

オリーブ油は、少なくとも、熱を加えずに使う分には、下痢する事無く、行けています。

熱で、油が過酸化するからかな、と思っていたのですが、もしかすると、食べる物が変わって、腸内細菌叢も、それに伴って、変わったのかも知れない、と最近は考えています。

人の身体は、ほんと、奥が深いです。

糖質を制限するようになって、味覚については、以前に比べて、明らかに敏感になったと思います。

以前は、油の味など、考えた事もなかったのですが。

コメントを閉じる▲
コメント
この記事へのコメント
初期人類の主食
のっぽ先生、ご紹介いただきましたこの本、読んでみました。
種の分類とか、分岐とか、人類学って複雑で難しいものですね。

今まで、初期人類の主食は何か?といったことに、まるで関心がなかったものですから、ポルシュネフが提唱して、著者が賛同している、ボーン・ハンティング(骨猟)仮説は、かなり衝撃的でした。
骨自体をそのままかじることは、固すぎて不可能なので、骨を石で割って、骨髄を食べて栄養を摂っていたのではないか、常時石を持つことによって二足歩行になり、石をしっかり押さえるために親指が太くなったのではないか、というのが、島先生の仮説ですね。

p202とp249をまとめますと、
骨の栄養(=脂肪の塊である骨髄)+果実+葉=高いカロリーのバランスのとれた栄養豊かな食事
ということになるのではないでしょうか。

この仮説で、結構高いハードルは、「骨を噛む祖先をイメージすることはおぞましい」(p199)という、生理的嫌悪感のように思います。それと、どのような世界でもあって残念なことですが、本流から外れた在野の研究者という島先生のお立場も影響しているかもしれません。

オリーブ油は、その後もお腹をこわしたりなさいませんでしたか。
結局、私にはオリーブ油とエゴマ油の味の違いがわかりませんでした。
きっと、のっぽ先生の味覚は、研ぎ澄まされてきているのだ、と思います。
2012/10/07(Sun) 23:03 | URL  | カノン #-[ 編集]
何を食べたら、いいのだろう。
カノンさん

読んで下さって、有難うございます。

僕も、種の分類や分岐のところは、あまり興味が湧かなかったので、ちゃんと読まずに済ましました。(要は、よく分からなかった、という事です。)

あれこれ自分で考えてみたところ、今の僕達の遺伝子が形作られた頃に食べられていた物を食べるのが一番、安全なのではないか、ベストなのではないか、という結論に至りました。(今のところ、そう考えているだけで、また、考えが変わりそうですが。)

そう考えると、初期人類が何を食べていたか、100年、200年という短いスパンではなくて、数十万年、数百万年という長いスパンで何を食べていたか、を知りたい、と思うようになりました。

僕は、結構、おぞましい物を食べていたのではないか、と想像していたので、草食動物(哺乳類の)の骨を食べていた、というところを読んで、「案外、全うな物を食べていたのだな。」と思いました。

多分、医学教育を受ける中で(人の死体を解剖したり、とか)、そういった幻想が無くなったのではないか、と思います。

>骨の栄養(=脂肪の塊である骨髄)+果実+葉=高いカロリーのバランスのとれた栄養豊かな食事ということになるのではないでしょうか。

僕も、ここがポイントだと思いました。

牛の骨、豚の骨、鶏の骨は、蛋白質と脂質の比が、ほぼ、1:1で、かつ、豚の肩の肉に比べて、カルシウムを多く(桁違いに多く)、含んでいます。(今、手元に本がないので、記憶で書いています。誤っていたら、すみません。)

そう考えると、10代の頃、白い御飯や食パンを食べまくっていたのは、身体に合わない事をしていたんだろうな、と思いますし、(健康な高齢者が)寿命を延ばす事に関して、牛乳が良い、という意見があるのは、(「ここがおかしい 日本人の栄養の常識 -データでわかる本当に正しい栄養の科学」柴田博著、技術評論社、に書かれています。)人類は、かつて、大量にカルシウムを摂っていたという事や、牛が作る脂質や蛋白質を摂っていたという事に、繋がるのではないか、と考えています。(あくまで、個人的にそう考えているだけですが。)

もちろん、牛の骨を構成する蛋白質、脂質と、牛が自分の赤ちゃんのために作る蛋白質、脂質が同じ成分か、と言われると、困ってしまいますし、当時の牛と、僕らが摂っている牛乳を作っている牛が同じ物か、と言われると、ある程度は違うのではないか(少なくとも、食べている物は、全然、違う)、と思います。

果実は、僕も好きなので、食べまくりたいところなのですが、現在、僕らが口にしている果物は、かなり品種改良された物だと思うので、当時の人類が食べていた物とイコールではない、と思っています。(残念なのですが。)

葉物の野菜は、その点、比較的、安全性が高いのではないか、と考えています。(個人的に、かつ、感覚的に、そう思っているだけですが。)

あと、根菜で糖質を比較的、多く含む物(人参、南瓜、薩摩芋)が、どうなのかな、と考えているのですが、今のところ、答えが出ないので、もう少し考えてみる事にします。

オリーブ油は、少なくとも、熱を加えずに使う分には、下痢する事無く、行けています。

熱で、油が過酸化するからかな、と思っていたのですが、もしかすると、食べる物が変わって、腸内細菌叢も、それに伴って、変わったのかも知れない、と最近は考えています。

人の身体は、ほんと、奥が深いです。

糖質を制限するようになって、味覚については、以前に比べて、明らかに敏感になったと思います。

以前は、油の味など、考えた事もなかったのですが。
2012/10/08(Mon) 15:59 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック