癌との共存を目指しています。
<大野病院医療事件>判決に被告は安堵 遺族は目を閉じ… (http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080820-00000042-mai-soci)yahoo!JAPANのトピックスにも載っている出来事であり、少し取り上げてみたいと思う。

福島県立大野病院事件判決について(http://www.jaog.or.jp/JAPANESE/kenkai/20Aug2008.pdf)という日本産婦人科医会が出している声明が全てではあるのだが、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080820-00000042-mai-sociに亡くなった母親の父のコメントが載っている。以下にそのコメントを載せる。

渡辺さんは判決を控えた今月12日、毎日新聞の取材に応じ、公判で繰り返し謝罪した加藤医師に対し「わびるなら、娘が生きている間になぜ医療の手を差し伸べてくれなかったのか。絶対許さないという気持ち」と怒りをあらわにした。

正直、暗澹たる気持ちになった。無茶を承知でコメントすると、「こんなくだらん記事を書いて。毎日新聞のアホ!」と思った。

この裁判、無罪の判決がなされないと、ほぼ間違いなく、日本の医療は崩壊すると思う。
通常の医療行為をして、その結果が悪ければ、刑法に問われるというのであれば、誰がリスクを冒して、死と隣り合わせにある人を診るというのだ。この裁判でもし有罪の判決がなされたなら、日本国内で大きな手術、死と隣り合わせにある患者さんに対する手術、処置はなされなくなり、今までなら助かっていた患者さんが十分な処置がなされないまま、次々と死んでいくという事態になるであろう。

この父親の気持ちも分からないでもないが(正確に言うと、僕には子供がいないので、分からないというのが正しい表現だろう)、帝王切開術を試みた加藤医師を恨むのではなく、胎盤が癒着してしまったという不運を嘆くのが正しい物の認識の仕方だろう。

今回は医者モードで記事を書いたが、いずれにせよ、医療者側と患者側の間の溝は深く、人間の業の深さを感じさせる毎日新聞の記事であった。

う~ん、もっと人を気持ち良くさせる記事を書けないものだろうか。難しいかなあ。


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【2008/08/20 18:13】 | 思ったこと
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No title
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医師は何をやっても許されるのか。



あおくん
俺は患者側の意見を
胎盤癒着を不運というならば患者のせいなのかい?
すべてのプロセスを慎重に踏んで、できる限りのリスク回避をした上での事故であればまあ納得できないでもないが
いろいろなニュースを読むとリスク回避が甘かった印象を受けるよ。
マスコミを通してだし医療に精通してるわけではないからなんとも言えないが患者や遺族の感情を考えると言葉にならないよーな判決に思うよ。



コメント、有難うございます。
のっぽ187
あおくん

>胎盤癒着を不運というならば患者のせいなのかい?

誰かのせいで、こうなった、という質のことではないと思います。
もし仮に誰かに原因を求めないといけないとしたら、患者さんということになると思います。

僕が大腸全摘術、広範囲のリンパ節郭清、肝切除術を受けている時に肺塞栓症を起こして亡くなったとします。これは誰のせいですか、誰に原因がありますか、と言えば、僕は誰のせいでもないと思うのですが、もし誰かに原因を求めないといけないとしたら、残念ながら僕に責任があると思います。肺に塞栓が飛ぶような体質であったということ、大きな手術を受けざるを得ない病状にあったことがその原因だと思うからです。

>すべてのプロセスを慎重に踏んで、できる限りのリスク回避をした上での事故であればまあ納得できないでもないが いろいろなニュースを読むとリスク回避が甘かった印象を受けるよ。

やるべきことはきちんとしていた、ベストを尽くしていたというのが、僕の理解です。僕も専門外なので、一つ一つの手技を正しく行えていたかどうかは分かりません。しかし、僕が理解できる限りでは、処置、判断に間違えはなかったと思います。少なくとも、置かれた状況、状況において、加藤医師はベストを尽くしていたと思います。なお、この手の判断は、僕がするのではなく、産婦人科学会がすることだと思います。

>患者や遺族の感情を考えると言葉にならないよーな判決に思うよ。

患者さんやご家族にとっては、今回の出来事は非常に不運な出来事だったと思います。ただ、患者さんがお亡くなりになるということと、それに関わっていた医者に責任があるということは、別の次元の話だと思います。


難しい問題ですね
Ito
このニュース、妻は患者さんがかわいそうだとコメントしていました。子を産んだ母としては当然の反応かなと思います。私も子供を生んでからわずか数時間後に亡くなられた患者さんのことは本当に気の毒に思います。

ただ、1人の父親としてではなく、一国民としての立場に立って考えると、私ものっぽさんと同じような意見を持っています。この裁判、以前から判決が気になっていたのですが、今回の無罪判決は今後の日本の医療全体から見れば妥当な判決だったと思っています。

今回のケースで、この医師の処置が完璧だったかどうかは私にはわかりません。それでも、ひとつわかることは、どんな医師でも、患者の生死を左右するようなギリギリの状況で、万人が完璧と言えるような判断を下すことはおそらく不可能であろうということです。

感情論で言えば、遺族の方の怒りと悲しみの矛先が医師や病院に向くのは仕方のないことかもしれませんが、それらの感情をすべて医師が受け止めなくてはならないとしたら、それは少し不条理なのではないかと思います。

怒りの矛先
のっぽ187

Itoさん

>私も子供を生んでからわずか数時間後に亡くなられた患者さんのことは本当に気の毒に思います。

僕もそう思います。

>ただ、1人の父親としてではなく、一国民としての立場に立って考えると、私ものっぽさんと同じような意見を持っています。この裁判、以前から判決が気になっていたのですが、今回の無罪判決は今後の日本の医療全体から見れば妥当な判決だったと思っています。

そう言ってくれると、有難いです。
医療が萎縮してしまうことは、一患者としても正直、困りますし、正当な医療行為をしても結果が悪ければ、刑法に問われるというのであれば、今後、医師として活動を再開する際にも大きな懸念が残ります。

>それでも、ひとつわかることは、どんな医師でも、患者の生死を左右するようなギリギリの状況で、万人が完璧と言えるような判断を下すことはおそらく不可能であろうということです。

それを分かっていてくれるとすごく有難いです。その場ではベストであると考えてしたことが、後で考えると、「ああ、こうしておいた方が良かったかな。」と思うことが時々あります。

>感情論で言えば、遺族の方の怒りと悲しみの矛先が医師や病院に向くのは仕方のないことかもしれませんが、それらの感情をすべて医師が受け止めなくてはならないとしたら、それは少し不条理なのではないかと思います。

遺族の方の悲しみが深いのは、理解しているつもりです。しかし、怒りの矛先が、必死になって患者さんを助けようとしていた加藤医師に向けられるのは、同業者として悲しいものがあります。

無罪判決出ましたね
ran
患者として遺族として医者の立場として
それぞれ違うことはどうしようもないことだと思います
だた、
病気になったこと自体がもうリスクを負っている。と思います
その病に対しての処置はリスクの上のリスクです
医学は万能ではありません。どっちに転ぶかは結果のみ
それを最大限完治に結びつくよう専門家として処置をするのみだと思うのです
特に外科となれば、何事が起きるともわかりません
事前の問診一つとっても患者は正直に100%話しているでしょうか?
検査にしても出てこないものってたくさんあると思います
開いて見てはじめてわかる事が多いはずです
術後の急変だって予期せぬことでしょう
それをすべて医者の責任には出来ないと思いますよ
だた。。。ミスを隠すために改ざん等々が行われてきたのも事実(一部でしょうが)
だから、正当な医療行為に対しても遺族は不審を抱くのでしょう。医療の素人だから疑問だけが残るのでしょう。誰かに怒りをぶつけたいのでしょう
悲しいことです
今回は産婦人科ですが、お産って昔から生き死をかけて行ったもの
今は普通に生まれて当たり前になってるからこういう問題が起こるような気がします
私、上が早産(小児科の先生が来るまで待って~~状態)で下が微弱陣痛で大変でした(後産が出なくて先生あわててたわ)
長くなっちゃいました(;^_^ A フキフキ

お産は生き死をかけて行ったもの
のっぽ187
ranさん

>患者として遺族として医者の立場として
それぞれ違うことはどうしようもないことだと思います

そうですよね。そして、ある一つの立場に立った場合、なかなか別の立場に立って物を見るということは難しいんだな、と思います。僕も例外ではありません。

>医学は万能ではありません。

本当にそう思います。

>開いて見てはじめてわかる事が多いはずです
術後の急変だって予期せぬことでしょう
それをすべて医者の責任には出来ないと思いますよ

有難いお言葉です。

>だた。。。ミスを隠すために改ざん等々が行われてきたのも事実(一部でしょうが)
だから、正当な医療行為に対しても遺族は不審を抱くのでしょう。医療の素人だから疑問だけが残るのでしょう。誰かに怒りをぶつけたいのでしょう
悲しいことです

本当に悲しいことです。

>今回は産婦人科ですが、お産って昔から生き死をかけて行ったもの 今は普通に生まれて当たり前になってるからこういう問題が起こるような気がします

その通りだと思います。このコメントは核心を突いていると思います。お産は本来、生死をかけて行われて来たものだということが忘れられて来ている。これが、この問題の背後にあると、僕も考えています。
なお、母(66歳)もranさんと同様のことを言っていました。


地裁の判決
カノン
この裁判は、いろいろなことが錯綜してしまっているという印象を
強く受けました。

刑事で争われたことは、業務上過失致死罪と医師法21条(異状死
の届け出義務)違反罪でしたでしょうか。
それに対して、判決は、
☆子宮に癒着した胎盤の剥離を継続したことは標準的な医療
  措置(蛇足ながら、標準という言葉には、最近過剰反応してしま
  いますが・・笑)
☆胎盤剥離を中止する義務はなかった
☆加藤医師が警察に報告しなかったことは医師法違反にあたら
  ない

ご遺族は、次に民事裁判を起こして、民事責任を問う(損害賠償
請求する)ことになるかもしれません。
刑事でも、民事でも、ご遺族が知りたいと思っていらっしゃる「真実」
は、明らかになることはないでしょう。両者の真実は異なるからです。

加藤医師は、墓前でご遺族に言われて、土下座までして謝罪した
と読みました。また、ご遺族からすると、自分たちの大事な娘は
いなくなってしまったのに、加藤医師の妻は妊娠して出産を控えている。
生まれてくる子どもと、自分たちの孫の境遇を比べて、何もかも
許せないお気持ちになられたのでしょう。

このままでは、医師もご遺族も救われません。
この裁判が礎となって、第三者機関が設置され、そこで死因が
究明され、その結果が今後の医療に役立つことになる仕組みが
構築される。そのことに自分たちが寄与することができた。
そういうふうに思えたら、大事な人を失った悲しみや恨みが、
もしかしたら、昇華されるのではないかと思いました。

きょうからですね。副作用が少なくなりますように。

今後、どうすれば良いのか、は難しいですね。
のっぽ187
カノンさん

この件についても、深く、正確な理解、本当に感心致します。

☆子宮に癒着した胎盤の剥離を継続したことは標準的な医療
  措置(蛇足ながら、標準という言葉には、最近過剰反応してしまいますが・・笑)
☆胎盤剥離を中止する義務はなかった
☆加藤医師が警察に報告しなかったことは医師法違反にあたら
  ない

上2つについては、本来、司法が判断するべき問題ではないと思います。この行為が妥当かどうかをきちんと判断できるのは、経験を積んだ同業者(産婦人科医)だけだと思います。
なお、数千~1万人に一人くらいの割合でしか癒着胎盤は起きないので、そういう稀なケースに対して、どう標準を定義するのか、という問題はあると思います。

>刑事でも、民事でも、ご遺族が知りたいと思っていらっしゃる「真実」 は、明らかになることはないでしょう。両者の真実は異なるからです。

裁判で争う過程で出て来ることは、きっとご遺族が知りたいと思っていることとは違うことでしょうね。僕もそう思います。

>加藤医師は、墓前でご遺族に言われて、土下座までして謝罪した と読みました。

正直、この話を聞いて(以前から聞いていました)、ご遺族の人間性を疑いました。「そこまでさせるか。」と。

>この裁判が礎となって、第三者機関が設置され、そこで死因が
究明され、その結果が今後の医療に役立つことになる仕組みが
構築される。

第三者機関の設置は僕も必要だと思います。

この件について、今後どうすれば良いのか、僕自身、今のところ、いい案を持っていません。
数ヶ月前まで現場にいた一医師としては、「もう少し医者の数が増えて、一人一人に多くの時間を割くことが出来ればいいのに。」ということくらいですね。

>きょうからですね。副作用が少なくなりますように。

有難うございます。副作用が少なくなることを僕も切に祈っています。

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コメント
この記事へのコメント
No title
医師は何をやっても許されるのか。
2008/08/20(Wed) 19:18 | URL  |  #b4jxZAz.[ 編集]
俺は患者側の意見を
胎盤癒着を不運というならば患者のせいなのかい?
すべてのプロセスを慎重に踏んで、できる限りのリスク回避をした上での事故であればまあ納得できないでもないが
いろいろなニュースを読むとリスク回避が甘かった印象を受けるよ。
マスコミを通してだし医療に精通してるわけではないからなんとも言えないが患者や遺族の感情を考えると言葉にならないよーな判決に思うよ。

2008/08/20(Wed) 19:29 | URL  | あおくん #-[ 編集]
コメント、有難うございます。
あおくん

>胎盤癒着を不運というならば患者のせいなのかい?

誰かのせいで、こうなった、という質のことではないと思います。
もし仮に誰かに原因を求めないといけないとしたら、患者さんということになると思います。

僕が大腸全摘術、広範囲のリンパ節郭清、肝切除術を受けている時に肺塞栓症を起こして亡くなったとします。これは誰のせいですか、誰に原因がありますか、と言えば、僕は誰のせいでもないと思うのですが、もし誰かに原因を求めないといけないとしたら、残念ながら僕に責任があると思います。肺に塞栓が飛ぶような体質であったということ、大きな手術を受けざるを得ない病状にあったことがその原因だと思うからです。

>すべてのプロセスを慎重に踏んで、できる限りのリスク回避をした上での事故であればまあ納得できないでもないが いろいろなニュースを読むとリスク回避が甘かった印象を受けるよ。

やるべきことはきちんとしていた、ベストを尽くしていたというのが、僕の理解です。僕も専門外なので、一つ一つの手技を正しく行えていたかどうかは分かりません。しかし、僕が理解できる限りでは、処置、判断に間違えはなかったと思います。少なくとも、置かれた状況、状況において、加藤医師はベストを尽くしていたと思います。なお、この手の判断は、僕がするのではなく、産婦人科学会がすることだと思います。

>患者や遺族の感情を考えると言葉にならないよーな判決に思うよ。

患者さんやご家族にとっては、今回の出来事は非常に不運な出来事だったと思います。ただ、患者さんがお亡くなりになるということと、それに関わっていた医者に責任があるということは、別の次元の話だと思います。
2008/08/20(Wed) 20:27 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
難しい問題ですね
このニュース、妻は患者さんがかわいそうだとコメントしていました。子を産んだ母としては当然の反応かなと思います。私も子供を生んでからわずか数時間後に亡くなられた患者さんのことは本当に気の毒に思います。

ただ、1人の父親としてではなく、一国民としての立場に立って考えると、私ものっぽさんと同じような意見を持っています。この裁判、以前から判決が気になっていたのですが、今回の無罪判決は今後の日本の医療全体から見れば妥当な判決だったと思っています。

今回のケースで、この医師の処置が完璧だったかどうかは私にはわかりません。それでも、ひとつわかることは、どんな医師でも、患者の生死を左右するようなギリギリの状況で、万人が完璧と言えるような判断を下すことはおそらく不可能であろうということです。

感情論で言えば、遺族の方の怒りと悲しみの矛先が医師や病院に向くのは仕方のないことかもしれませんが、それらの感情をすべて医師が受け止めなくてはならないとしたら、それは少し不条理なのではないかと思います。
2008/08/20(Wed) 22:03 | URL  | Ito #ch2f7abI[ 編集]
怒りの矛先

Itoさん

>私も子供を生んでからわずか数時間後に亡くなられた患者さんのことは本当に気の毒に思います。

僕もそう思います。

>ただ、1人の父親としてではなく、一国民としての立場に立って考えると、私ものっぽさんと同じような意見を持っています。この裁判、以前から判決が気になっていたのですが、今回の無罪判決は今後の日本の医療全体から見れば妥当な判決だったと思っています。

そう言ってくれると、有難いです。
医療が萎縮してしまうことは、一患者としても正直、困りますし、正当な医療行為をしても結果が悪ければ、刑法に問われるというのであれば、今後、医師として活動を再開する際にも大きな懸念が残ります。

>それでも、ひとつわかることは、どんな医師でも、患者の生死を左右するようなギリギリの状況で、万人が完璧と言えるような判断を下すことはおそらく不可能であろうということです。

それを分かっていてくれるとすごく有難いです。その場ではベストであると考えてしたことが、後で考えると、「ああ、こうしておいた方が良かったかな。」と思うことが時々あります。

>感情論で言えば、遺族の方の怒りと悲しみの矛先が医師や病院に向くのは仕方のないことかもしれませんが、それらの感情をすべて医師が受け止めなくてはならないとしたら、それは少し不条理なのではないかと思います。

遺族の方の悲しみが深いのは、理解しているつもりです。しかし、怒りの矛先が、必死になって患者さんを助けようとしていた加藤医師に向けられるのは、同業者として悲しいものがあります。
2008/08/20(Wed) 23:10 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
無罪判決出ましたね
患者として遺族として医者の立場として
それぞれ違うことはどうしようもないことだと思います
だた、
病気になったこと自体がもうリスクを負っている。と思います
その病に対しての処置はリスクの上のリスクです
医学は万能ではありません。どっちに転ぶかは結果のみ
それを最大限完治に結びつくよう専門家として処置をするのみだと思うのです
特に外科となれば、何事が起きるともわかりません
事前の問診一つとっても患者は正直に100%話しているでしょうか?
検査にしても出てこないものってたくさんあると思います
開いて見てはじめてわかる事が多いはずです
術後の急変だって予期せぬことでしょう
それをすべて医者の責任には出来ないと思いますよ
だた。。。ミスを隠すために改ざん等々が行われてきたのも事実(一部でしょうが)
だから、正当な医療行為に対しても遺族は不審を抱くのでしょう。医療の素人だから疑問だけが残るのでしょう。誰かに怒りをぶつけたいのでしょう
悲しいことです
今回は産婦人科ですが、お産って昔から生き死をかけて行ったもの
今は普通に生まれて当たり前になってるからこういう問題が起こるような気がします
私、上が早産(小児科の先生が来るまで待って~~状態)で下が微弱陣痛で大変でした(後産が出なくて先生あわててたわ)
長くなっちゃいました(;^_^ A フキフキ
2008/08/20(Wed) 23:46 | URL  | ran #LA1CAGAE[ 編集]
お産は生き死をかけて行ったもの
ranさん

>患者として遺族として医者の立場として
それぞれ違うことはどうしようもないことだと思います

そうですよね。そして、ある一つの立場に立った場合、なかなか別の立場に立って物を見るということは難しいんだな、と思います。僕も例外ではありません。

>医学は万能ではありません。

本当にそう思います。

>開いて見てはじめてわかる事が多いはずです
術後の急変だって予期せぬことでしょう
それをすべて医者の責任には出来ないと思いますよ

有難いお言葉です。

>だた。。。ミスを隠すために改ざん等々が行われてきたのも事実(一部でしょうが)
だから、正当な医療行為に対しても遺族は不審を抱くのでしょう。医療の素人だから疑問だけが残るのでしょう。誰かに怒りをぶつけたいのでしょう
悲しいことです

本当に悲しいことです。

>今回は産婦人科ですが、お産って昔から生き死をかけて行ったもの 今は普通に生まれて当たり前になってるからこういう問題が起こるような気がします

その通りだと思います。このコメントは核心を突いていると思います。お産は本来、生死をかけて行われて来たものだということが忘れられて来ている。これが、この問題の背後にあると、僕も考えています。
なお、母(66歳)もranさんと同様のことを言っていました。
2008/08/21(Thu) 00:35 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
地裁の判決
この裁判は、いろいろなことが錯綜してしまっているという印象を
強く受けました。

刑事で争われたことは、業務上過失致死罪と医師法21条(異状死
の届け出義務)違反罪でしたでしょうか。
それに対して、判決は、
☆子宮に癒着した胎盤の剥離を継続したことは標準的な医療
  措置(蛇足ながら、標準という言葉には、最近過剰反応してしま
  いますが・・笑)
☆胎盤剥離を中止する義務はなかった
☆加藤医師が警察に報告しなかったことは医師法違反にあたら
  ない

ご遺族は、次に民事裁判を起こして、民事責任を問う(損害賠償
請求する)ことになるかもしれません。
刑事でも、民事でも、ご遺族が知りたいと思っていらっしゃる「真実」
は、明らかになることはないでしょう。両者の真実は異なるからです。

加藤医師は、墓前でご遺族に言われて、土下座までして謝罪した
と読みました。また、ご遺族からすると、自分たちの大事な娘は
いなくなってしまったのに、加藤医師の妻は妊娠して出産を控えている。
生まれてくる子どもと、自分たちの孫の境遇を比べて、何もかも
許せないお気持ちになられたのでしょう。

このままでは、医師もご遺族も救われません。
この裁判が礎となって、第三者機関が設置され、そこで死因が
究明され、その結果が今後の医療に役立つことになる仕組みが
構築される。そのことに自分たちが寄与することができた。
そういうふうに思えたら、大事な人を失った悲しみや恨みが、
もしかしたら、昇華されるのではないかと思いました。

きょうからですね。副作用が少なくなりますように。
2008/08/21(Thu) 01:41 | URL  | カノン #-[ 編集]
今後、どうすれば良いのか、は難しいですね。
カノンさん

この件についても、深く、正確な理解、本当に感心致します。

☆子宮に癒着した胎盤の剥離を継続したことは標準的な医療
  措置(蛇足ながら、標準という言葉には、最近過剰反応してしまいますが・・笑)
☆胎盤剥離を中止する義務はなかった
☆加藤医師が警察に報告しなかったことは医師法違反にあたら
  ない

上2つについては、本来、司法が判断するべき問題ではないと思います。この行為が妥当かどうかをきちんと判断できるのは、経験を積んだ同業者(産婦人科医)だけだと思います。
なお、数千~1万人に一人くらいの割合でしか癒着胎盤は起きないので、そういう稀なケースに対して、どう標準を定義するのか、という問題はあると思います。

>刑事でも、民事でも、ご遺族が知りたいと思っていらっしゃる「真実」 は、明らかになることはないでしょう。両者の真実は異なるからです。

裁判で争う過程で出て来ることは、きっとご遺族が知りたいと思っていることとは違うことでしょうね。僕もそう思います。

>加藤医師は、墓前でご遺族に言われて、土下座までして謝罪した と読みました。

正直、この話を聞いて(以前から聞いていました)、ご遺族の人間性を疑いました。「そこまでさせるか。」と。

>この裁判が礎となって、第三者機関が設置され、そこで死因が
究明され、その結果が今後の医療に役立つことになる仕組みが
構築される。

第三者機関の設置は僕も必要だと思います。

この件について、今後どうすれば良いのか、僕自身、今のところ、いい案を持っていません。
数ヶ月前まで現場にいた一医師としては、「もう少し医者の数が増えて、一人一人に多くの時間を割くことが出来ればいいのに。」ということくらいですね。

>きょうからですね。副作用が少なくなりますように。

有難うございます。副作用が少なくなることを僕も切に祈っています。
2008/08/21(Thu) 02:27 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
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