癌との共存を目指しています。
僕は、ゼローダ3錠/日でgrade 1 に相当する副作用が出ていたので(下痢が酷くなっていた)、高橋豊先生の考えに則り、この量で、腫瘍の増大を抑えることが出来るとする。

腫瘍の増大を抑えると言っても、どのサイズを想定するか、ということになるので、ここは、CTで無理なく見えるサイズである直径1cmを想定する。

僕は、現在、CTで腫瘍を認めないとのことなので、あっても、直径1,2mm位のものだろう。開腹手術を受けた病院で右肺に直径6.4mmの腫瘍を指摘されたが、これは、CTのモニターを見るや否や目に入って来たので、直径5mm以上のものは、見落とすことはないだろう。

ここは、保守的に見積もって、直径2mmの腫瘍が体の中にあるとする。

直径1cm、すなわち、直径10mmの腫瘍は、これを球体と見做すと、体積V1=4/3×πr3(rの3乗、rは半径)=4/3×π×5×5×5=500/3×π(mm3)となる。

同様に、直径2mmの腫瘍は、V2=4/3×π×1×1×1=4/3×π(mm3)となる。

V1は、V2の125倍となる。(体積が、直径もしくは半径の3乗に比例することから考えると、同様の結果が得られる。)

もし、ゼローダ3錠/日の内服が、500/3×π(mm3)の腫瘍の増大を抑えることが出来るとすれば、4/3×π(mm3)の腫瘍の増大を抑えるのに、どれ位の錠数のゼローダが必要であろうか。(恐らく、腫瘍の中心部は血液が十分に行っていないので、壊死していると思われるが、ここは、話を分かりやすくするために、真ん丸の腫瘍で、中心部の壊死はないと考える。)

答えは、3/125錠を1日に飲めば良いということになる。全然、ピンと来ない錠数だが、大雑把に1/40錠と考えると、40日に1錠、飲めば良いということになる。

薬に対する耐性(薬が効かなくなること)を考慮しないといけないだろうし、他にも、考慮しないといけないことがたくさんあると思うが、超シンプルに考えると、以上のようになる。

昨夜、記事を書いてから、ちらっと、このことを考え、寝る前にゼローダを1錠、飲んだ。月に1錠、出来れば、週に1錠、飲めば、それなりに腫瘍の増大を抑えてくれるはず、と思うのだが、実際のところは、どうなのだろう。

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【2010/12/19 03:27】 | 自分の体
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 Jun
昨日のコメント、どうもありがとうございました。

高橋先生の本を読んでかなり刺激になっています。

薬の減量服用は体のために良いアイデアですね。専門的には薬理学、薬物動態学なのでしょうか?専門家からアドバイスがあれば決定的なのですが。

QOLを考えて、こうした投薬をしてくれる医師が増えることを望んでいます。

のっぽ187先生のブログ記事は有益なのでとても感謝しています。


のっぽ187
Junさん

どう致しまして。

高橋先生は、書いていることがかなり学術的なので(分かりやすく書いているが、書いていることはかなり学術的)、書いてあることが、そうであるとして、考えを進めて行って良いかな、と思っています。(あくまで、一患者としての個人的な見解ですが。)

>専門的には薬理学、薬物動態学なのでしょうか?専門家からアドバイスがあれば決定的なのですが。

専門家ではないのですが。

恐らく、色んなfactorが絡んで来るんだと思います。Jumさんが仰る薬理学、薬物動態学も当然、絡んで来ると思いますし、未だ分かっていないことが、本当は重要なのかも知れません。(そんなことを言っていると、何も出来ないですが。)

要するに、未知のfactorを取り除くために、無作為割付の二重盲検が行われているのですから、こういった単純化したモデルは信頼性に欠けると思います。

とは言え、evidenceのない状況では、こういった推論に頼らざるを得ないので(個人的に、こういった推論が好きというのもあるのですが)、本記事のように考えました。

>QOLを考えて、こうした投薬をしてくれる医師が増えることを望んでいます。

そうですね。

>のっぽ187先生のブログ記事は有益なのでとても感謝しています。

メモ帳に書くようなことばかり載せて、「こんなのでいいのかな。」と時々思うのですが、そう言って頂けて、とても嬉しく思います。


otak2010
僕のブログに足あとを残して下さっていたので拝見いたしました。

僕と同世代の方、しかも大腸がんでゼローダの副作用にお悩みになっているということ、しかもお医者さんでもあり、論理的な分析されており参考になります。

また、お勉強させてもらいに見にきます。




のっぽ187
otak2010さん

初めまして。

同じ理系ということで、また同世代ということで、親近感を抱いていました。

ふしぎなことhttp://lucifer548.blog100.fc2.com/blog-entry-53.htmlの前半は、読んでいて「懐かしいな。」と思いました。1÷0について自分なりに考えたことを思い出しました。

これからも、よろしくお願い致します。




otak2010
はじめまして。

お返事ありがとうございます。
数学もご達者のようにお見受けします。
またブログ見て勉強させていただきます。

otak2010


のっぽ187
otak2010さん

もともと、数学は好きだったのですが、受験勉強をしているうちに、好きさが薄れてしまいました。

otak2010さんのブログも、時々、拝見しているのですが、いいコメントが思い付かず、読むだけになっています。

とは言え、興味深いテーマを取り上げていらっしゃるので、読んでいて、とても楽しいです。

はじめまして
yama0806
はじめまして

いろいろなブログ記事から、のっぽ先生のブログにたどり着き、高橋先生の本を読ませていただきました。

私yama0806本人ではなく、姉が大腸がん、肝転移で、手術を受けました。
11月より術後補助抗がん剤治療を受け(オキサリプラチン+ゼローダ)、副作用(下痢)がひどい状態となりました。ゼローダの量を減らしてもらえるように頼みましたが、聞いてもらえませんでした(なぜ、減らしてもらえなかったのか、未だにわかりません)。
その後もいろいろと辛さについては訴えてましたが、なかなかわかってもらえず、
挙句の果てに、今最悪な大腸炎になり入院しています。処置が後手後手になった結果と思っています。

いろいろな事がありすぎて、頭の中が整理できていないのですが、
QOLを考えて、投薬をしてもらえる医師に出会いたかったなあと思うばかりです。

姉のためにも、自分自身のためにも、勉強しなくてはと強く思っています。
のっぽ先生のブログ記事は、私にとって考えさせられることばかりで、これからも拝見させて頂きたいと思っています。

なんだか、一方的な愚痴になってしまったようで、申し訳ありません。聞き流してくださいね。

復職されるということで、うれしい限りです。
患者さんも喜ばれることでしょう。
頑張ってくださいね。



こちらこそ、初めまして。
のっぽ187
yama0806さん

こちらこそ、初めまして。

>いろいろなブログ記事から、のっぽ先生のブログにたどり着き

そうやって、みんな、いらっしゃるんですね。

>11月より術後補助抗がん剤治療を受け(オキサリプラチン+ゼローダ)、副作用(下痢)がひどい状態となりました。ゼローダの量を減らしてもらえるように頼みましたが、聞いてもらえませんでした(なぜ、減らしてもらえなかったのか、未だにわかりません)。

僕は、外科や腫瘍内科をしていないので、ピントの外れたことを言っているのかも知れないのですが、主治医の先生が下痢をどう評価されていたか、ということでしょうね。

個人的には、grade 3の副作用(大雑把に言うと、入院を要する状態)が出たら、薬の量を減らすという標準治療のガイドライン(僕の主治医が、そういう趣旨のことを言っていました。記憶を思い起こして、書いているので、間違っていたら、すみません。)は、良くない、と考えています。

あくまで、「患者として、こう考える。」というだけなのですが、「grade 2の副作用が出たら、減量する。」の方がいいかな、と思っています。(そうしたら、入院を未然に防ぐことが出来るケースが増えるかな、と思っています。)

僕も、直腸癌を指摘されるまでは、エビデンスに基づいた医療を行うように心掛けていました。もちろん、それが基本なのですが、患者になって、融通を利かせることの重要性を強く認識しました。

もともと、融通は利く方だったと思うのですが、さらに深く、融通の利かせ方について、考えました。

>姉のためにも、自分自身のためにも、勉強しなくてはと強く思っています。

今の日本では、そうせざるを得ないと思います。

>のっぽ先生のブログ記事は、私にとって考えさせられることばかりで、これからも拝見させて頂きたいと思っています。

記事のテーマに、まとまりがなく、読みたいテーマに行き当たりにくい、と思うのですが、少しでも、お役に立てると、嬉しいです。

>復職されるということで、うれしい限りです。

人としてのバランスを考えると、あまり長く、この状態を続けるのも良くないかな、と思っています。(心地良いのですが。)

ぼちぼち、やって行きたい、と思っています。

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この記事へのコメント
昨日のコメント、どうもありがとうございました。

高橋先生の本を読んでかなり刺激になっています。

薬の減量服用は体のために良いアイデアですね。専門的には薬理学、薬物動態学なのでしょうか?専門家からアドバイスがあれば決定的なのですが。

QOLを考えて、こうした投薬をしてくれる医師が増えることを望んでいます。

のっぽ187先生のブログ記事は有益なのでとても感謝しています。
2010/12/19(Sun) 11:43 | URL  |  Jun #-[ 編集]
Junさん

どう致しまして。

高橋先生は、書いていることがかなり学術的なので(分かりやすく書いているが、書いていることはかなり学術的)、書いてあることが、そうであるとして、考えを進めて行って良いかな、と思っています。(あくまで、一患者としての個人的な見解ですが。)

>専門的には薬理学、薬物動態学なのでしょうか?専門家からアドバイスがあれば決定的なのですが。

専門家ではないのですが。

恐らく、色んなfactorが絡んで来るんだと思います。Jumさんが仰る薬理学、薬物動態学も当然、絡んで来ると思いますし、未だ分かっていないことが、本当は重要なのかも知れません。(そんなことを言っていると、何も出来ないですが。)

要するに、未知のfactorを取り除くために、無作為割付の二重盲検が行われているのですから、こういった単純化したモデルは信頼性に欠けると思います。

とは言え、evidenceのない状況では、こういった推論に頼らざるを得ないので(個人的に、こういった推論が好きというのもあるのですが)、本記事のように考えました。

>QOLを考えて、こうした投薬をしてくれる医師が増えることを望んでいます。

そうですね。

>のっぽ187先生のブログ記事は有益なのでとても感謝しています。

メモ帳に書くようなことばかり載せて、「こんなのでいいのかな。」と時々思うのですが、そう言って頂けて、とても嬉しく思います。
2010/12/19(Sun) 16:06 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
僕のブログに足あとを残して下さっていたので拝見いたしました。

僕と同世代の方、しかも大腸がんでゼローダの副作用にお悩みになっているということ、しかもお医者さんでもあり、論理的な分析されており参考になります。

また、お勉強させてもらいに見にきます。

2010/12/19(Sun) 22:32 | URL  | otak2010 #-[ 編集]
otak2010さん

初めまして。

同じ理系ということで、また同世代ということで、親近感を抱いていました。

ふしぎなことhttp://lucifer548.blog100.fc2.com/blog-entry-53.htmlの前半は、読んでいて「懐かしいな。」と思いました。1÷0について自分なりに考えたことを思い出しました。

これからも、よろしくお願い致します。

2010/12/20(Mon) 01:32 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
はじめまして。

お返事ありがとうございます。
数学もご達者のようにお見受けします。
またブログ見て勉強させていただきます。

otak2010
2010/12/20(Mon) 16:09 | URL  | otak2010 #-[ 編集]
otak2010さん

もともと、数学は好きだったのですが、受験勉強をしているうちに、好きさが薄れてしまいました。

otak2010さんのブログも、時々、拝見しているのですが、いいコメントが思い付かず、読むだけになっています。

とは言え、興味深いテーマを取り上げていらっしゃるので、読んでいて、とても楽しいです。
2010/12/20(Mon) 19:09 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
はじめまして
はじめまして

いろいろなブログ記事から、のっぽ先生のブログにたどり着き、高橋先生の本を読ませていただきました。

私yama0806本人ではなく、姉が大腸がん、肝転移で、手術を受けました。
11月より術後補助抗がん剤治療を受け(オキサリプラチン+ゼローダ)、副作用(下痢)がひどい状態となりました。ゼローダの量を減らしてもらえるように頼みましたが、聞いてもらえませんでした(なぜ、減らしてもらえなかったのか、未だにわかりません)。
その後もいろいろと辛さについては訴えてましたが、なかなかわかってもらえず、
挙句の果てに、今最悪な大腸炎になり入院しています。処置が後手後手になった結果と思っています。

いろいろな事がありすぎて、頭の中が整理できていないのですが、
QOLを考えて、投薬をしてもらえる医師に出会いたかったなあと思うばかりです。

姉のためにも、自分自身のためにも、勉強しなくてはと強く思っています。
のっぽ先生のブログ記事は、私にとって考えさせられることばかりで、これからも拝見させて頂きたいと思っています。

なんだか、一方的な愚痴になってしまったようで、申し訳ありません。聞き流してくださいね。

復職されるということで、うれしい限りです。
患者さんも喜ばれることでしょう。
頑張ってくださいね。

2010/12/20(Mon) 19:58 | URL  | yama0806 #-[ 編集]
こちらこそ、初めまして。
yama0806さん

こちらこそ、初めまして。

>いろいろなブログ記事から、のっぽ先生のブログにたどり着き

そうやって、みんな、いらっしゃるんですね。

>11月より術後補助抗がん剤治療を受け(オキサリプラチン+ゼローダ)、副作用(下痢)がひどい状態となりました。ゼローダの量を減らしてもらえるように頼みましたが、聞いてもらえませんでした(なぜ、減らしてもらえなかったのか、未だにわかりません)。

僕は、外科や腫瘍内科をしていないので、ピントの外れたことを言っているのかも知れないのですが、主治医の先生が下痢をどう評価されていたか、ということでしょうね。

個人的には、grade 3の副作用(大雑把に言うと、入院を要する状態)が出たら、薬の量を減らすという標準治療のガイドライン(僕の主治医が、そういう趣旨のことを言っていました。記憶を思い起こして、書いているので、間違っていたら、すみません。)は、良くない、と考えています。

あくまで、「患者として、こう考える。」というだけなのですが、「grade 2の副作用が出たら、減量する。」の方がいいかな、と思っています。(そうしたら、入院を未然に防ぐことが出来るケースが増えるかな、と思っています。)

僕も、直腸癌を指摘されるまでは、エビデンスに基づいた医療を行うように心掛けていました。もちろん、それが基本なのですが、患者になって、融通を利かせることの重要性を強く認識しました。

もともと、融通は利く方だったと思うのですが、さらに深く、融通の利かせ方について、考えました。

>姉のためにも、自分自身のためにも、勉強しなくてはと強く思っています。

今の日本では、そうせざるを得ないと思います。

>のっぽ先生のブログ記事は、私にとって考えさせられることばかりで、これからも拝見させて頂きたいと思っています。

記事のテーマに、まとまりがなく、読みたいテーマに行き当たりにくい、と思うのですが、少しでも、お役に立てると、嬉しいです。

>復職されるということで、うれしい限りです。

人としてのバランスを考えると、あまり長く、この状態を続けるのも良くないかな、と思っています。(心地良いのですが。)

ぼちぼち、やって行きたい、と思っています。
2010/12/20(Mon) 23:54 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
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