癌との共存を目指しています。
読み返してみると、前回の記事は分かりにくい。(すみません。)少し補足したい。(理屈っぽいですが、結構、大事なことかな、と思い、書きました。)

>「出て来てから(CTで見えるようになってから)、ガツンと行く位なら、小さいうち(CTで見えないうち)から行くべき。」とのこと。その方がよく効くでしょ、とのこと。

手術をしたので、CT上、腫瘍はない(はず)。でも、CTで写る程、大きくはないけど、小さな腫瘍(癌細胞の塊)はあるかも知れない(多分、あるだろう)。小さい腫瘍があった場合、放っておくと、いずれ大きくなって、CTで写ってくる(これを再発と言っている)。

抗癌剤は、ターゲットとなる腫瘍が小さければ小さい程、良く効くとされている(大学の同期2人に相談したが、2人とも、小さい程、良く効くことを前提に話をしていた)。

体の中に癌細胞が残っているのならば、大きくなってから(CTで見えるようになってから)、抗癌剤を始めるよりは、小さいうちに(CTで見えない、今のうちに)抗癌剤を始めるべきだろう。

>術後、再発予防目的で、FOLFOXを12回、行った群と、24回、行った群で有意差が出なかったという論文があるとのこと。

「大腸の手術で目に見える癌腫(癌の塊)は取りました、その後、FOLFOXという抗癌剤の組み合わせを12回(6ヶ月)、行きました、さて、後、12回(6ヶ月)、追加した方がいいのでしょうか、それとも、もう止めておいた方がいいのでしょうか。」という疑問が生じたとする。(あり得る設定だと思う。)

この疑問を解決するために、例えば、カルテ番号の下一桁が奇数番号の人は、12回でおしまい、下一桁が偶数番号の人は、24回、続けたところ、12回でおしまいにした群と24回した群の間で明らかな差(恐らく、術後、何ヶ月、生存したかを比べていると思う)がなかったという結果が出ているとのこと。(面倒臭いので、原文は要約を一回さらっと見ただけである。気が向いたら、また見てみます。)

この結果を額面通り受け取ると、「12回、受けたら、あと12回、追加で受けるのは無駄。」ということになる。(「じゃあ、18回は?」とか「15回は?」というのは、当然、思い付く疑問である。)

CT上で見えないうちに(小さいうちに)抗癌剤で癌細胞を叩くのが良いのであれば、FOLFOXを24回する方が12回で止めてしまうより良いはずである。(個人的には、標準投与量で12回なんて、「とんでもない。」と思うし、24回なんて、「そもそも、本当に続けられたの?」と思うが、それは、さておき。)

そう考えると、「出て来てから(CTで見えるようになってから)、ガツンと行く位なら、小さいうち(CTで見えないうち)から行くべき。」と術後、再発予防目的で、FOLFOXを12回、行った群と、24回、行った群で有意差が出なかったという結果は矛盾している。

前の記事では、「出て来てから(CTで見えるようになってから)、ガツンと行く位なら、小さいうち(CTで見えないうち)から行くべき。」を原理原則と言った。術後、再発予防目的で、FOLFOXを12回、行った群と、24回、行った群で有意差が出なかったという結果は、エビデンスである。

ただ、上記のエビデンスは、「大腸の手術を受けた人(1回目の手術を受けた人)」を対象にしているのであって、僕のように再発した肺の腫瘍を取った人を対象にしているのではないので、現在の僕には適用することは出来ない。なので、「CTで見えないうちから(気は重いけど、ある程度、回数は)行くべき。」だと思う。

FC2blog テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

【2010/04/19 23:18】 | 自分の体
トラックバック(0) |


めえめえ
ご自身がお医者様でも悩まれるのですから、素人は悩んで当然ですよね?
素人のくせに、わがままで生意気なな私は自分の意志で決めたかったんです。
肝転移後に「無治療選択」の決め手になったのはネットで見つけたこの発表でした。
http://learning-ganjoho.ncc.go.jp/p83995488/

のっぽ先生も納得行く選択をされますように。

素晴らしいサイトをお教え頂き、有難うございます。
のっぽ187
めえめえさん

>ご自身がお医者様でも悩まれるのですから、素人は悩んで当然ですよね?

悩まない人はいないと思います。

>素人のくせに、わがままで生意気なな私は自分の意志で決めたかったんです。

自分が「気が進まないな。」と感じるものを人から勧められて、それに従ったところ、うまく行かなかった場合は、とても後悔すると思います。それに比べると、自分で選んだ場合はだいぶ後悔は少ないと思います。

>肝転移後に「無治療選択」の決め手になったのはネットで見つけたこの発表でした。

有難うございます!
無茶苦茶、参考になりました。ただ、聞いていると、結構、凄いこと、言っていますね。再発の時期と生存曲線の話とか。

切除可能な大腸癌肝転移という比較的、ポピュラーな、そして分かりやすいケースでさえも、術前術後の化学療法を行うべきかどうか答えが出ていないということは、改めて考えてみると、驚きですね。たぶん、術後の転移、再発について、「こうした方がいい!」というのは、殆ど無いんだと思います。「手術できるのであれば、した方がいい。」位しか明らかなことはないんだと思います。

スライド20の5年無進行生存(progression-free survival)に差がないというのは考えさせられますね。要は、FOLFOX12コース受けても受けなくても長期生存する率は変わらないということですから。3年生存率で、7~9%差が出ていますが、FOLFOX12コースを受けている間に半年くらい経ってしまいますから、「辛い思いを半年して、それだけの差しか出ないの?」と思いますね。

何度かスライドを見て、もう少し考えてみます。

コメントを閉じる▲
コメント
この記事へのコメント
ご自身がお医者様でも悩まれるのですから、素人は悩んで当然ですよね?
素人のくせに、わがままで生意気なな私は自分の意志で決めたかったんです。
肝転移後に「無治療選択」の決め手になったのはネットで見つけたこの発表でした。
http://learning-ganjoho.ncc.go.jp/p83995488/

のっぽ先生も納得行く選択をされますように。
2010/04/20(Tue) 00:31 | URL  | めえめえ #-[ 編集]
素晴らしいサイトをお教え頂き、有難うございます。
めえめえさん

>ご自身がお医者様でも悩まれるのですから、素人は悩んで当然ですよね?

悩まない人はいないと思います。

>素人のくせに、わがままで生意気なな私は自分の意志で決めたかったんです。

自分が「気が進まないな。」と感じるものを人から勧められて、それに従ったところ、うまく行かなかった場合は、とても後悔すると思います。それに比べると、自分で選んだ場合はだいぶ後悔は少ないと思います。

>肝転移後に「無治療選択」の決め手になったのはネットで見つけたこの発表でした。

有難うございます!
無茶苦茶、参考になりました。ただ、聞いていると、結構、凄いこと、言っていますね。再発の時期と生存曲線の話とか。

切除可能な大腸癌肝転移という比較的、ポピュラーな、そして分かりやすいケースでさえも、術前術後の化学療法を行うべきかどうか答えが出ていないということは、改めて考えてみると、驚きですね。たぶん、術後の転移、再発について、「こうした方がいい!」というのは、殆ど無いんだと思います。「手術できるのであれば、した方がいい。」位しか明らかなことはないんだと思います。

スライド20の5年無進行生存(progression-free survival)に差がないというのは考えさせられますね。要は、FOLFOX12コース受けても受けなくても長期生存する率は変わらないということですから。3年生存率で、7~9%差が出ていますが、FOLFOX12コースを受けている間に半年くらい経ってしまいますから、「辛い思いを半年して、それだけの差しか出ないの?」と思いますね。

何度かスライドを見て、もう少し考えてみます。
2010/04/20(Tue) 12:17 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック