癌との共存を目指しています。
昨晩は、大学の同級生(男性一人、女性一人)と夕食を一緒に摂った。男性の方は、内科をしているので、いろいろと教えてもらった。いろいろ学ぶところが多かったが、一番、驚いたのが、僕は、もしかすると家族性大腸腺腫症ではないかも知れない、とのこと。まず、母親が60代後半、父親が70歳代前半で健在であるということが矛盾していないか、ということである。家族性大腸腺腫症は常染色体優性遺伝といって、原因となる遺伝子は父親か母親が持っており、それを僕が引き継ぐことで発病する。それはどういうことかと言うと、「家族性大腸腺腫症なら、父親か母親が今の年齢に到達するまでに大腸癌になっているでしょ。」ということである。この点については、前から、「おかしいなあ。」「説明がつかないよな。」と思っていたのだが、やはり、そういうことらしい。
ちなみに、ポリポーシス(ポリープが100個以上あるものをポリポーシスと言う)が何なのか、を知るためには、術前に受けた大腸ファイバーで取ったポリープの組織(groupⅠ~Ⅴまである)が分かれば良い、とのこと。あと、血液を採って、遺伝子を調べると、家族性大腸腺腫症かどうか明らかになるらしい。(血液を採る方法は、あれこれと手間が掛かる。)

もっと驚いたのが、ポリポーシスと癌は別物ではないか、ということである。直腸癌は、初め、開業医で、「直腸に潰瘍(えぐれ、穴ぼこ)がある。そこから組織(粘膜の一部)を取って調べましょう。」ということで見つかった。大腸ファイバーで見た直腸の潰瘍は、周りに堤防様の盛り上がりはなく、人工の落とし穴のようであった。その旨、彼に伝えたら、「ポリープが癌化した場合は、(通常は)そうはならない。」と言う。もしかしたら、大腸のポリポーシスとは別に直腸に癌が出来たのではないか、ということである。

そうなると、大腸全摘術は、どうだったのか、という議論になるが、「大腸は、それ程、仕事をしていない(水分の吸収がその役割と言われているが、口から摂った水分の90%以上が小腸から吸収される。大腸から吸収されるのは10%以下。)から、いいのではないか。」ということであった。

大学時代仲良くしていた奴だったし(僕は11年間、全然、変わっていないらしい)、彼はアルコールが入っていたこともあって、いろいろと話をしてくれた。とにかく、学ぶところが多かった昨日の夕食であった。

【追記】あくまで、僕が自分の病状を伝えて、相談したことであり、また、相談を受けた彼は、アルコールが入っている状態で答えてくれているので、オフィシャル(公式)のものではないです。診察室でのやり取りや本に書かれていることは、公式のものですが、この記事は、そうではありません。そのことを踏まえ、お読み下さい。

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【2009/11/01 12:42】 | 大腸ポリポーシス
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大腸ポリポーシス
カノン
大学の同級生って、いいものですね。楽しく有意義な時間を過ごされて、何よりです。
私も、今月は大学の同級生女3人でランチ会です。クラスで女子学生が3人だったので、卒業後も、結構絆が固いです。

ちなみに、開業医さんの大学の同窓会費は、情報交換の場と考えられているので、必要経費に認められます。会社の社長さんの場合は、個人で支出するべきものとして、会社で支払うと、社長の給与所得に加算されます。勤務医さんの場合、支出した分は、給与所得控除額に含まれているとみなされます。
なので、のっぽ先生が、開業医さんになられたあかつきには、通常の飲み会であっても、医学生時代の友達との旧交を、バンバンあたためてください(笑)。

さて、すごく初歩的な質問をさせていただいても、よろしいでしょうか。
家族性大腸線種症ではない可能性が高いということは、妹さんやいとこの方々の心配が軽減される、ということなのでしょうか。
のっぽ先生ご自身としては、手術を受けられた病院の、「これらは早晩、癌化する可能性が高い」という診断のもとに、大腸全摘を決断されたと思うのですが、全摘の必要がなかったかもしれないということですと、お気持ちが揺れたりなさらないものなのでしょうか。

初めまして
水無月しのぶ
初めまして~水無月しのぶと申します。

現在相互リンク募集中なので、もしよかったらしていただけないでしょうか?

各種最新情報をあつかうサイトとなっています。

http://minazukishinobu.blog101.fc2.com/

どうかよろしくお願いします。

インフォームド・コンセント
のっぽ187
カノンさん

大学の同級生は、お互い遠慮がなくて、いいです。

>私も、今月は大学の同級生女3人でランチ会です。クラスで女子学生が3人だったので、卒業後も、結構絆が固いです。

3人ですか。僕の学年は、女性は2割いました。

>ちなみに、開業医さんの大学の同窓会費は、情報交換の場と考えられているので、必要経費に認められます。会社の社長さんの場合は、個人で支出するべきものとして、会社で支払うと、社長の給与所得に加算されます。勤務医さんの場合、支出した分は、給与所得控除額に含まれているとみなされます。

いつも役に立つ情報、有難うございます。税金のことは学ぶ機会がないので、本当に勉強になります。

開業をするとしたら、5年間、再発がなく、かつ、もう少し外来患者さんを短い時間で診れるようになれば、したいな、と思います。

>家族性大腸線種症ではない可能性が高いということは、妹さんやいとこの方々の心配が軽減される、ということなのでしょうか。

そうです。
大腸に100個以上、ポリープが出来たものを「大腸ポリポーシス」というのですが、大腸ポリポーシスには、遺伝性のものと非遺伝性のものがあります。http://www.mymed.jp/disease_img.php?path=y6c/Image/y6c_1.jpg家族性大腸腺腫症は常染色体優性遺伝といって、仮に父親がその遺伝子を持っていれば、50%の確率で子供に引き継がれます。http://www.mymed.jp/disease_img.php?path=w6e/Image/kazokusei.jpgもし家族性大腸腺腫症でなかったとすれば、まず遺伝性である可能性が低くなります。

それに遺伝性のポリポーシスであったとしても、腫瘍性でなければ(初めのリンク先である、大腸ポリポーシスの分類を参照)、例えば、過誤腫性であったとすれば、そのポリポーシスが癌化する確率は腫瘍性のものより低いので、妹やいとこが大腸癌になる危険性は下がります。

大腸ポリポーシスと直腸癌が別物であったとすれば、直腸癌がどれ位の遺伝性を持つのか、ということになります。単発の直腸癌がどれ位の遺伝性を持つのかは、全く不明なのですが、家族性大腸腺腫症よりは低いと思います。

以上のように考えています。

直腸癌、大腸ポリポーシス、肺転移と診断された時点で、僕は非常に動揺していました。あの時点で、いろいろと情報を集めて、冷静な判断を下す、ということは、今、考えてみても、僕にとっては不可能なことだったと思います。
大腸ファイバーとCTを外来で受けた直後の診察では、大腸全摘術を勧められました。しかし、9日後か10日後の診察で(入院した日か、その次の日に)「直腸だけ切り取りますか、全摘しますか。」と訊かれ、「直腸だけ切り取るなんて選択肢がどうして存在するんだ。(家族性大腸腺腫症であれば、残ったポリープから、ほぼ100%の確率でまた癌が発生するはずなのに。)」と思いましたが、「全摘する以外、長期生存への道はないだろう。」と考え、全摘をお願いしました。
その場で、「直腸だけ切り取るなんて選択肢がどうして存在するのか。」と僕も訊けば良かったのですが、そこまで気が回りませんでした。

手術をしてくれた病院の主治医の先生の説明は、十二分とは言えませんが、僕がいつもの冷静さを欠いていたのも、今回の勘違い(家族性大腸腺腫症でなかったとすれば)の原因の一つだと思います。

承知しました。
のっぽ187
水無月しのぶさん

初めまして。

相互リンクの件、承知しました。今後とも、よろしくお願い致します。

初めまして
33
のっぽ187さん、初めまして。

のっぽ187さんのブログを読む限りでは、私も友人の言う様にFAP(家族性大腸腺腫性)の疑いは薄いと思います。
でも、もうちょっと、FAPについて調べた方が良いのではないかなと思います。

私は2年前にFAPと診断を受けていますが、
まだ、大腸は全敵術はしていません、のちのちは全敵術をする予定です。
私の父方でお婆さんから、代々、受け継がれてきています。私の叔母様もFAPなので。
FAPは胃にもポリープができたり、いろんな所のもポリープが発症されると、書かれています。
私は今のところ胃に小さなポリープが出来ていますが、癌化しないと書かれています。



こちらこそ、初めまして。
のっぽ187
33さん

こちらこそ、初めまして。

>私も友人の言う様にFAP(家族性大腸腺腫性)の疑いは薄いと思います。

僕も家族性大腸腺腫症(FAP)の可能性は低いと今は考えています。

FAPの方の家族歴を聞くことが出来て、大変、参考になりました。有難うございます。

大腸全摘術を受けて、2年になります。排便回数が多いこと、お腹がよく張ること(座位、立位で、おならが出来ない)から、活動範囲が狭くなりがちですが、デスクワークには比較的、支障は少ないです。

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大腸ポリポーシス
大学の同級生って、いいものですね。楽しく有意義な時間を過ごされて、何よりです。
私も、今月は大学の同級生女3人でランチ会です。クラスで女子学生が3人だったので、卒業後も、結構絆が固いです。

ちなみに、開業医さんの大学の同窓会費は、情報交換の場と考えられているので、必要経費に認められます。会社の社長さんの場合は、個人で支出するべきものとして、会社で支払うと、社長の給与所得に加算されます。勤務医さんの場合、支出した分は、給与所得控除額に含まれているとみなされます。
なので、のっぽ先生が、開業医さんになられたあかつきには、通常の飲み会であっても、医学生時代の友達との旧交を、バンバンあたためてください(笑)。

さて、すごく初歩的な質問をさせていただいても、よろしいでしょうか。
家族性大腸線種症ではない可能性が高いということは、妹さんやいとこの方々の心配が軽減される、ということなのでしょうか。
のっぽ先生ご自身としては、手術を受けられた病院の、「これらは早晩、癌化する可能性が高い」という診断のもとに、大腸全摘を決断されたと思うのですが、全摘の必要がなかったかもしれないということですと、お気持ちが揺れたりなさらないものなのでしょうか。
2009/11/08(Sun) 10:26 | URL  | カノン #-[ 編集]
初めまして
初めまして~水無月しのぶと申します。

現在相互リンク募集中なので、もしよかったらしていただけないでしょうか?

各種最新情報をあつかうサイトとなっています。

http://minazukishinobu.blog101.fc2.com/

どうかよろしくお願いします。
2009/11/10(Tue) 10:21 | URL  | 水無月しのぶ #vcsaLLic[ 編集]
インフォームド・コンセント
カノンさん

大学の同級生は、お互い遠慮がなくて、いいです。

>私も、今月は大学の同級生女3人でランチ会です。クラスで女子学生が3人だったので、卒業後も、結構絆が固いです。

3人ですか。僕の学年は、女性は2割いました。

>ちなみに、開業医さんの大学の同窓会費は、情報交換の場と考えられているので、必要経費に認められます。会社の社長さんの場合は、個人で支出するべきものとして、会社で支払うと、社長の給与所得に加算されます。勤務医さんの場合、支出した分は、給与所得控除額に含まれているとみなされます。

いつも役に立つ情報、有難うございます。税金のことは学ぶ機会がないので、本当に勉強になります。

開業をするとしたら、5年間、再発がなく、かつ、もう少し外来患者さんを短い時間で診れるようになれば、したいな、と思います。

>家族性大腸線種症ではない可能性が高いということは、妹さんやいとこの方々の心配が軽減される、ということなのでしょうか。

そうです。
大腸に100個以上、ポリープが出来たものを「大腸ポリポーシス」というのですが、大腸ポリポーシスには、遺伝性のものと非遺伝性のものがあります。http://www.mymed.jp/disease_img.php?path=y6c/Image/y6c_1.jpg家族性大腸腺腫症は常染色体優性遺伝といって、仮に父親がその遺伝子を持っていれば、50%の確率で子供に引き継がれます。http://www.mymed.jp/disease_img.php?path=w6e/Image/kazokusei.jpgもし家族性大腸腺腫症でなかったとすれば、まず遺伝性である可能性が低くなります。

それに遺伝性のポリポーシスであったとしても、腫瘍性でなければ(初めのリンク先である、大腸ポリポーシスの分類を参照)、例えば、過誤腫性であったとすれば、そのポリポーシスが癌化する確率は腫瘍性のものより低いので、妹やいとこが大腸癌になる危険性は下がります。

大腸ポリポーシスと直腸癌が別物であったとすれば、直腸癌がどれ位の遺伝性を持つのか、ということになります。単発の直腸癌がどれ位の遺伝性を持つのかは、全く不明なのですが、家族性大腸腺腫症よりは低いと思います。

以上のように考えています。

直腸癌、大腸ポリポーシス、肺転移と診断された時点で、僕は非常に動揺していました。あの時点で、いろいろと情報を集めて、冷静な判断を下す、ということは、今、考えてみても、僕にとっては不可能なことだったと思います。
大腸ファイバーとCTを外来で受けた直後の診察では、大腸全摘術を勧められました。しかし、9日後か10日後の診察で(入院した日か、その次の日に)「直腸だけ切り取りますか、全摘しますか。」と訊かれ、「直腸だけ切り取るなんて選択肢がどうして存在するんだ。(家族性大腸腺腫症であれば、残ったポリープから、ほぼ100%の確率でまた癌が発生するはずなのに。)」と思いましたが、「全摘する以外、長期生存への道はないだろう。」と考え、全摘をお願いしました。
その場で、「直腸だけ切り取るなんて選択肢がどうして存在するのか。」と僕も訊けば良かったのですが、そこまで気が回りませんでした。

手術をしてくれた病院の主治医の先生の説明は、十二分とは言えませんが、僕がいつもの冷静さを欠いていたのも、今回の勘違い(家族性大腸腺腫症でなかったとすれば)の原因の一つだと思います。
2009/11/12(Thu) 20:47 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
承知しました。
水無月しのぶさん

初めまして。

相互リンクの件、承知しました。今後とも、よろしくお願い致します。
2009/11/12(Thu) 20:50 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
初めまして
のっぽ187さん、初めまして。

のっぽ187さんのブログを読む限りでは、私も友人の言う様にFAP(家族性大腸腺腫性)の疑いは薄いと思います。
でも、もうちょっと、FAPについて調べた方が良いのではないかなと思います。

私は2年前にFAPと診断を受けていますが、
まだ、大腸は全敵術はしていません、のちのちは全敵術をする予定です。
私の父方でお婆さんから、代々、受け継がれてきています。私の叔母様もFAPなので。
FAPは胃にもポリープができたり、いろんな所のもポリープが発症されると、書かれています。
私は今のところ胃に小さなポリープが出来ていますが、癌化しないと書かれています。

2010/03/23(Tue) 12:03 | URL  | 33 #-[ 編集]
こちらこそ、初めまして。
33さん

こちらこそ、初めまして。

>私も友人の言う様にFAP(家族性大腸腺腫性)の疑いは薄いと思います。

僕も家族性大腸腺腫症(FAP)の可能性は低いと今は考えています。

FAPの方の家族歴を聞くことが出来て、大変、参考になりました。有難うございます。

大腸全摘術を受けて、2年になります。排便回数が多いこと、お腹がよく張ること(座位、立位で、おならが出来ない)から、活動範囲が狭くなりがちですが、デスクワークには比較的、支障は少ないです。
2010/03/25(Thu) 13:40 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
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