癌との共存を目指しています。
最近は、youtubeで好きなアーチストの動画を見ながら、曲を聴いていることが多い。とは言え、ここ数年の曲は全く分からないので、10歳代、20歳代によく聴いていた曲に限局されてしまう。ZARDの曲は、大学時代、何十回と聴いていたのだが、この数日、ふと懐かしくなって、youtubeで聴いている。

当時は、早く医者になって、お金に困らないようになりたいな、そして、素敵な彼女が欲しいな、と思っていたのだが、十数年で状況は一変した。あまり物欲がないこともあり、医者になってからは、お金に困ることはなくなった。素敵な女性とも付き合うことが出来た。

しかし、昨年、直腸癌が見つかり、手術、抗癌剤治療を受けた。幸い今は、元気に仕事が出来ている。全く心配事が無いわけではないが、今は結構、幸せである。19歳や20歳の頃と違い、夢と希望に満ち溢れ、という訳ではないが、何となく満たされている感じがする。

僕がなりたいものになり(医者になって、お金に困らないようになることは目指していたが、精神科医は眼中になかった)、望みがかなったから、そう感じるのではなく、周りの人達との関係が良好である(と感じる)から、満たされていると感じるのではないか、と思う。

安心をもたらすためには、ある程度のお金もしくは収入は必要だと思う。素敵なパートナーの存在は、日々の暮らしを豊かにしてくれる。しかし、人は社会的な存在であり、自分が属する社会で必要とされたり、周りの人達から大事にされたりすることが、満たされたと感じるには必要なのではないか、と思った。

十数年の月日と健康を損なうことを要したが、10歳代からの疑問に最近、答えられつつある。有難いことだ。

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【2009/10/05 01:52】 | 思ったこと
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のらくろ0521
「足るを知る」
この言葉を知ってから 自分は少しだけ
変わった気がします。

そして、のっぽ先生の、こうした言葉からも
とても大きな影響を受けさせてもらっています。

ありがとうございます

温かな信頼関係
カノン
あくせく歩いている時、ふと足を止めて、自分の人生を振り返るきっかけを、さりげなく与えてくれるような、素敵なエントリーです。
秋の夜長に、しみじみしてしまいました。

いつもこんなこと言っていますが(笑)、のっぽ先生は、随筆の名手になる才能がある、と思います。

「今は結構、幸せである。」「何となく満たされている感じがする。」
そう思えることって、本当にすごいことです。現時点では、私はのっぽ先生より健康に恵まれていると思いますが、主観的幸福感を比べると、のっぽ先生のほうが、はるかにポイントが高いです。

「個を生きる」ことと、「他者と生きる」ことのバランスが大事だ、と最近よく感じます。独りでいる時間も貴重で楽しいし、周りの人たちとも温かく信頼できる関係を築いているというのは、心の在り方として、最高なのではないでしょうか。

上司や同僚の先生、看護師さんや事務員さん、患者さんに必要とされて、大事に思われていらっしゃるのは、のっぽ先生も周りの方々の幸せについて、考えていらっしゃるからでしょうね。

足るを知る。
のっぽ187
のらくろ0521さん

「足るを知る」 ことは、より良く生きて行くための要諦であると、僕も考えています。

僕自身、まだまだ学び行く過程にあると考えています。ともに成長して行けたらいいですよね。

周りの人の幸せ
のっぽ187
カノンさん

いつも過分なお褒めを頂き、とても嬉しく思っています。

文章を書くことは好きなのですが、しばらくは仕事(診療)を主にしたいな、と考えています。

>のっぽ先生も周りの方々の幸せについて、考えていらっしゃるからでしょうね。

癌になってから、患者さんの幸せについて、明確に考えることが増えたと思います。その分、患者さんの家族に対しては、複雑な思いを抱くことは増えましたが。

一緒に働いているスタッフ(看護師さん、事務の方)に対して、なるべく横柄にならないように心掛けているのが、今のところ、いい結果に結びついているようです。
ふと思ったのですが、スタッフ間で、「幸せ」について話をすることって、意外と無いな、と思いました。

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この記事へのコメント
No title
「足るを知る」
この言葉を知ってから 自分は少しだけ
変わった気がします。

そして、のっぽ先生の、こうした言葉からも
とても大きな影響を受けさせてもらっています。

ありがとうございます
2009/10/06(Tue) 21:49 | URL  | のらくろ0521 #9L.cY0cg[ 編集]
温かな信頼関係
あくせく歩いている時、ふと足を止めて、自分の人生を振り返るきっかけを、さりげなく与えてくれるような、素敵なエントリーです。
秋の夜長に、しみじみしてしまいました。

いつもこんなこと言っていますが(笑)、のっぽ先生は、随筆の名手になる才能がある、と思います。

「今は結構、幸せである。」「何となく満たされている感じがする。」
そう思えることって、本当にすごいことです。現時点では、私はのっぽ先生より健康に恵まれていると思いますが、主観的幸福感を比べると、のっぽ先生のほうが、はるかにポイントが高いです。

「個を生きる」ことと、「他者と生きる」ことのバランスが大事だ、と最近よく感じます。独りでいる時間も貴重で楽しいし、周りの人たちとも温かく信頼できる関係を築いているというのは、心の在り方として、最高なのではないでしょうか。

上司や同僚の先生、看護師さんや事務員さん、患者さんに必要とされて、大事に思われていらっしゃるのは、のっぽ先生も周りの方々の幸せについて、考えていらっしゃるからでしょうね。
2009/10/07(Wed) 00:36 | URL  | カノン #-[ 編集]
足るを知る。
のらくろ0521さん

「足るを知る」 ことは、より良く生きて行くための要諦であると、僕も考えています。

僕自身、まだまだ学び行く過程にあると考えています。ともに成長して行けたらいいですよね。
2009/10/11(Sun) 12:41 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
周りの人の幸せ
カノンさん

いつも過分なお褒めを頂き、とても嬉しく思っています。

文章を書くことは好きなのですが、しばらくは仕事(診療)を主にしたいな、と考えています。

>のっぽ先生も周りの方々の幸せについて、考えていらっしゃるからでしょうね。

癌になってから、患者さんの幸せについて、明確に考えることが増えたと思います。その分、患者さんの家族に対しては、複雑な思いを抱くことは増えましたが。

一緒に働いているスタッフ(看護師さん、事務の方)に対して、なるべく横柄にならないように心掛けているのが、今のところ、いい結果に結びついているようです。
ふと思ったのですが、スタッフ間で、「幸せ」について話をすることって、意外と無いな、と思いました。
2009/10/11(Sun) 13:01 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
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