癌との共存を目指しています。
酒井法子は、結構、好きな歌手、女優だった。テレビを見ない生活を10数年続けているので、星の金貨は見ていないが、「碧いうさぎ」は名曲だと思う。酒井法子がどういう経緯で覚醒剤を使うようになったのかは、僕には分からない。僕は、以前、中島らも氏が唱えていたように、薬物使用に対する罰は、その薬物によってもたらされる心身の変調のみで十分だ、という立場である。日本国内には、違法な薬物使用を取り締まる法律がいくつかあり、それに対し、個人個人がどう思おうが、従わないといけない。(法律って、そんなものですよね。)従って、下された判決に則って、刑に服するべきである。(日本の裁判所は、どうかな、と思う判決を下すことが時々あるのだが、それはさておき。)

禁止されていないが、結構な害をもたらしている薬物にアルコールがある。アルコール依存症の患者さんは、全国で230万人にのぼるとされ、精神疾患の中で罹患率が高いものの一つとされている。各人の性格や意志にかかわらず誰でもかかる可能性がある病気とされている。(wikipedia アルコール依存症を一部改変。)ビタミンB1を取ることなく、アルコールを多量に摂取し続けると、コルサコフ症候群に至る恐れがある。このコルサコフ症候群は、やっかいで、記憶障害(昨日のことでさえ忘れている。毎日、会っているのに、「あっ、初めまして。」という挨拶をずっとし続ける患者さんがいた)、見当識障害(自分がどこにいるのか、今がいつなのかが分からない)といった症状が出るので、社会復帰が出来ず、長期の入院生活を余儀なくされるケースが結構ある。

日本は、酒造会社が自民党に多額の献金を(多分)していることもあって(厚生労働省にも献金をしているかも知れない)、アルコール依存症の啓蒙が進んでいない。我々精神科医は、初回入院の患者さんはもちろん、2回目、3回目の入院となった患者さんについても、断酒できるように、社会復帰できるようにサポートする。

いろんな価値観があろうが、僕は一精神科医として、一人の男性として、受刑後の酒井法子の復帰を応援したいと思う。

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【2009/08/18 00:15】 | 思ったこと
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快癒祈願
カノン
早く炎症が治まって、痛みがなくなりますように!
私にはわからない痛みなのですが、かつて罹った急性腎盂腎炎に相通じるものがあるとしたら、とてもおつらいだろうなあ、と思います。税務調査の最中で、書類を取りにいくふりをして、書庫でうずくまっていましたが、脂汗と冷や汗でびっしょりで、結局は10日間入院して、抗生物質の点滴を受けました。
のっぽ先生も、限界まで我慢してしまいますね。激痛のようですし、何日か入院して点滴するというのは、難しいでしょうか。

めずらしく見続けた、NHKの大河ドラマ「利家とまつ」に出演していた酒井さんを覚えています。松嶋奈々子と天海祐希と一緒だったので、ひときわ可憐に見えて(笑)、きれいな女優さんになったなあ、と思っていました。

私自身は、覚醒剤と大麻の違いもわからなかったので、今回調べてみました。
大麻に関しては、少し認識が変わりました。アメリカでは、がんやエイズの治療目的に、患者さんが大麻を用いることを認めている州もあるのですね。化学合成の鎮痛薬より、100%天然素材の大麻のほうが良い、という考え方があることを知って、びっくりしました。

覚醒剤のほうは、どうしても暴力団がからんだり、幻視や妄想で犯罪に繋がるイメージが強いです。
「薬物使用に対する罰は、その薬物によってもたらされる心身の変調のみで十分だ」という中島らも氏の意見に賛同していらっしゃいますのは、実際には、常習者が苦しむだけで、私たちが思っているより、犯罪に繋がる確率は低い、ということでしょうか。

痛みでおつらい時に、長々と、ややこしいことを言って申し訳ありません。

お返事その1
のっぽ187
カノンさん

>早く炎症が治まって、痛みがなくなりますように!

いつもいつも、有難うございます。

>私にはわからない痛みなのですが、かつて罹った急性腎盂腎炎に相通じるものがあるとしたら、とてもおつらいだろうなあ、と思います。

鋭いですね。いつものことながら、その的を得た連想に深く感心するばかりです。
女性の方に説明するとすれば、急性腎盂腎炎が似た疾患だと思います。急性腎盂腎炎の方が敗血症に至る可能性が高い(20~30%と聞いたことがあります。うろ覚えですが。)ので、原則、入院とするべきであると研修医時代、教わりました。
精巣上体炎は、尿道口から細菌が入り感染を起こすということ、患側の睾丸が腫れるということくらいしか知らなかったのですが、はっきり言って、無茶苦茶、痛かったです。
教科書的には、抗生物質内服で通院治療というのがセオリーだと思うのですが、電車を降りて、改札口まで歩いている間に何度も気が遠くなりそうになったので、入院加療が妥当なケースだったと思います。抗生物質は内服より点滴静注の方が良く効くというのは、半ば常識だと思うので、その点でも2,3日は入院というのが良かったかな、と思います。(一応、仕事をしている訳ですし、早く良くして、早く仕事に復帰させるというのが得策かな、と思います。)

診てくれた泌尿器科の先生は、40歳台前半くらいの先生でしたが、総合病院の先生としては、非常に丁寧で、とても分かりやすい説明をしてくれました。僕が見るに、経験、腕という点では申し分ないレベルにあるようでしたし、何より対応が丁寧で、非常に好感が持てました。

にも拘らず、通院での加療となったのは、その泌尿器科の先生が「忙しい」からだと思います。とにかく、政権交代ですね。

お返事その2
のっぽ187
カノンさん

>「薬物使用に対する罰は、その薬物によってもたらされる心身の変調のみで十分だ」という中島らも氏の意見に賛同していらっしゃいますのは、実際には、常習者が苦しむだけで、私たちが思っているより、犯罪に繋がる確率は低い、ということでしょうか。

この点に関しては、僕が軽率でした。
覚醒剤を所持したり、摂取したりすることが刑罰の対象になるかどうかは、アルコールと比較するのが良いか、と思います。

http://www.sapporo-ohta.or.jp/ohta/C/C-3.htmがよくまとまっていると思います。

病的酩酊による犯罪の頻度と覚醒剤による犯罪の頻度を比べる、というのが妥当なアプローチだと思います。しかし、どちらがどれ位、頻度が高いのか、について僕は知らないです。
なので、中島らも氏が言っていたことに賛同するのは、素人ならいざ知らず、それを本業としている者としては、本当に軽率だったと思います。

大麻については、同意見です。

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快癒祈願
早く炎症が治まって、痛みがなくなりますように!
私にはわからない痛みなのですが、かつて罹った急性腎盂腎炎に相通じるものがあるとしたら、とてもおつらいだろうなあ、と思います。税務調査の最中で、書類を取りにいくふりをして、書庫でうずくまっていましたが、脂汗と冷や汗でびっしょりで、結局は10日間入院して、抗生物質の点滴を受けました。
のっぽ先生も、限界まで我慢してしまいますね。激痛のようですし、何日か入院して点滴するというのは、難しいでしょうか。

めずらしく見続けた、NHKの大河ドラマ「利家とまつ」に出演していた酒井さんを覚えています。松嶋奈々子と天海祐希と一緒だったので、ひときわ可憐に見えて(笑)、きれいな女優さんになったなあ、と思っていました。

私自身は、覚醒剤と大麻の違いもわからなかったので、今回調べてみました。
大麻に関しては、少し認識が変わりました。アメリカでは、がんやエイズの治療目的に、患者さんが大麻を用いることを認めている州もあるのですね。化学合成の鎮痛薬より、100%天然素材の大麻のほうが良い、という考え方があることを知って、びっくりしました。

覚醒剤のほうは、どうしても暴力団がからんだり、幻視や妄想で犯罪に繋がるイメージが強いです。
「薬物使用に対する罰は、その薬物によってもたらされる心身の変調のみで十分だ」という中島らも氏の意見に賛同していらっしゃいますのは、実際には、常習者が苦しむだけで、私たちが思っているより、犯罪に繋がる確率は低い、ということでしょうか。

痛みでおつらい時に、長々と、ややこしいことを言って申し訳ありません。
2009/08/19(Wed) 00:35 | URL  | カノン #-[ 編集]
お返事その1
カノンさん

>早く炎症が治まって、痛みがなくなりますように!

いつもいつも、有難うございます。

>私にはわからない痛みなのですが、かつて罹った急性腎盂腎炎に相通じるものがあるとしたら、とてもおつらいだろうなあ、と思います。

鋭いですね。いつものことながら、その的を得た連想に深く感心するばかりです。
女性の方に説明するとすれば、急性腎盂腎炎が似た疾患だと思います。急性腎盂腎炎の方が敗血症に至る可能性が高い(20~30%と聞いたことがあります。うろ覚えですが。)ので、原則、入院とするべきであると研修医時代、教わりました。
精巣上体炎は、尿道口から細菌が入り感染を起こすということ、患側の睾丸が腫れるということくらいしか知らなかったのですが、はっきり言って、無茶苦茶、痛かったです。
教科書的には、抗生物質内服で通院治療というのがセオリーだと思うのですが、電車を降りて、改札口まで歩いている間に何度も気が遠くなりそうになったので、入院加療が妥当なケースだったと思います。抗生物質は内服より点滴静注の方が良く効くというのは、半ば常識だと思うので、その点でも2,3日は入院というのが良かったかな、と思います。(一応、仕事をしている訳ですし、早く良くして、早く仕事に復帰させるというのが得策かな、と思います。)

診てくれた泌尿器科の先生は、40歳台前半くらいの先生でしたが、総合病院の先生としては、非常に丁寧で、とても分かりやすい説明をしてくれました。僕が見るに、経験、腕という点では申し分ないレベルにあるようでしたし、何より対応が丁寧で、非常に好感が持てました。

にも拘らず、通院での加療となったのは、その泌尿器科の先生が「忙しい」からだと思います。とにかく、政権交代ですね。
2009/08/19(Wed) 18:48 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
お返事その2
カノンさん

>「薬物使用に対する罰は、その薬物によってもたらされる心身の変調のみで十分だ」という中島らも氏の意見に賛同していらっしゃいますのは、実際には、常習者が苦しむだけで、私たちが思っているより、犯罪に繋がる確率は低い、ということでしょうか。

この点に関しては、僕が軽率でした。
覚醒剤を所持したり、摂取したりすることが刑罰の対象になるかどうかは、アルコールと比較するのが良いか、と思います。

http://www.sapporo-ohta.or.jp/ohta/C/C-3.htmがよくまとまっていると思います。

病的酩酊による犯罪の頻度と覚醒剤による犯罪の頻度を比べる、というのが妥当なアプローチだと思います。しかし、どちらがどれ位、頻度が高いのか、について僕は知らないです。
なので、中島らも氏が言っていたことに賛同するのは、素人ならいざ知らず、それを本業としている者としては、本当に軽率だったと思います。

大麻については、同意見です。
2009/08/19(Wed) 19:08 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
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