癌との共存を目指しています。
私は初めにブログに書いたように、3月1日~6日、O外科内科に通院。3月7日~23日、香川県立中央病院に通院。3月24日~5月1日、香川県立中央病院に入院しています。
この間に支払った額のうち3月分は、以下の通りです。
O外科内科は、通院2回で15090円(調剤薬局に支払った550円を含む)
香川県立中央病院の外科への通院は、2回で34564円
香川県立中央病院の外科での入院は、24日~31日で517320円
でした。なお、これ以外に香川県立中央病院の産婦人科にかかり、精子を凍結保存してもらいましたが、その額は、13860円でした。

先日、社会保険事務所から3月分の高額療養費支給決定通知書が届きました。支給された額が357338円でした。自分で予め計算していた額と12000円余り差があったので、社会保険事務所に電話をしてみました。
http://www.sasaki-sr.jimusho.jp/kenkouhoken/kougakuryouyouhi.html は、少し前の分ですが、高額療養費のアウトラインを理解するのに良かったので、載せておきます。上記URLより一部、抜粋します。


1)原則的な高額療養費(70歳未満)
 被保険者・被扶養者がそれぞれ同一の月(暦月)において同一の病院等に療養を受けた際に支払った一部負担金等の額(食事療養=標準負担額を除きます)が自己負担額が21,000円以上のものを合算し高額療養費算定基準額を超えた場合、その合算した金額から高額療養費算定基準額を控除した額を高額療養費として支給されます。このとき医科と歯科、入院と外来は、分けてそれぞれ計算する必要があります。

高額療養費算定基準額
 一般の場合を例にとって言うと 一部負担金等の額を合算した額が72,300円を超えると高額療養費が支給されことになります。

一般  72,300円+(療養に要した費用の額-241,000円)×1%
上位所得者(標準報酬月額56万円以上)  139,800円+(療養に要した費用の額-466,000円)×1%
低所得者  35,400円

※低所得者:生活保護法の要保護者であって 高額療養費の支給があれば保護を必要としなくなる方 または 住民税非課税の方療養に要した費用の額は、一部負担金等の金額を負担割合で割った金額になります。
※ 療養に要した費用の額ですが… 自己負担額×10÷負担割合(1~3割)で計算できます。 


平成18年10月からは、以下のように金額が変更になっています。なお、計算方法は変わっていません。(http://www.naash.go.jp/kyosai/kougaku.html より抜粋)
 

◆1年間に1回から3回高額療養費の対象となる場合の支給限度額
所得区分  対象額(A)    支給限度額(B)
非課税者  118,000円   35,400円
一般     267,000円   80,100円+(医療費-267,000円)×1%
上位所得者 500,000円  150,000円+(医療費-500,000円)×1%


私は、上位所得者に相当します。
 「一般の場合を例にとって言うと 一部負担金等の額を合算した額が72,300円を超えると高額療養費が支給されことになります。」とのことなので、私の場合、150000円以上の負担額になると高額療養費が支給されることになります。
なお、ここで言う負担額とは、保険医療を受けた際に支払った分を指すので、精子の凍結保存(自費)とか入院中の病院から出る食事の費用とか特別室料(26日夜から27日昼は集中治療室に入っていた。27日昼から31日の夜までは個室に居た。これらの室料は自費である。集中治療室の室料は全額自費だったか、3割負担だったか忘れてしまった。確か自費だったと思う。)とか容器代(外来で大腸ファイバーを受ける当日、下剤を飲むのだが、その下剤を水に溶かす際に使う容器の代金)とかは外して計算します。

すると、「(保健医療を受けそれに対する)負担額」は、
O外科内科は、通院2回で15090円(調剤薬局に支払った550円を含む)
香川県立中央病院の外科への通院は、2回で34360円
香川県立中央病院の外科での入院は、24日~31日で485300円
となります。

「自己負担額が21,000円以上のものを合算し高額療養費算定基準額を超えた場合、その合算した金額から高額療養費算定基準額を控除した額を高額療養費として支給されます。」とあります。これは、各施設、各区分での合計額が21000円に届かない場合は、高額療養費の計算に入れないという意味です。そうすると、O外科内科の15090円は計算されないこととなり、

香川県立中央病院の外科への通院は、2回で34360円
香川県立中央病院の外科での入院は、24日~31日で485300円
だけが、その計算の対象となります。

後は上の計算式に入れていくのですが、
34360+485300=519660円・・・これが「(保健医療を受けそれに対する)僕の負担額」
519660÷0.3=1732200円・・これが、本当にかかった医療費。そうです、僕らはこの173万円の3割を負担し、50万円強を支払ったのでした。別な捉え方をすると、保健医療を施したことで病院が得た報酬とも取れますね。
150000+(1732200-500000)×0.01=162322円・・・これが平成20年3月分の僕の(保険医療に対する)自己負担の限度額
519660-162322=357338円・・・これが3月分の高額療養費の支給額、そう僕のところに帰って来た金額です。

う~ん、疲れました。
なお、僕は、519660円そのものが、かかった医療費である、と考え、計算していたので、違った金額を導き出していました。

これを理解するのに、2ヶ月くらいかかったので、折角だから、エントリーとして残すことにしました。高額療養費のことで、「これ、どう計算したらいいんだろう?」とか「これ、どうなっているんだろう?」とか考えている人のお役に立てれば、これにすぐる喜びはないです。

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【2008/07/17 17:39】 | お金のこと
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No title
うさみみ
うさみみも入院分の高額医療と短期給付の計算チェックをしなきゃっておもいつつ放置しています。
どうしても、思ったより帰ってこないんですよね。

チェックしなきゃ、でないと医療保険の見直しも出来ないし(^^♪


ブラボー!
カノン
難しい高額療養費の計算、お疲れさまでした。
わかりやすく、懇切丁寧な解説をしてくださいまして、
ありがとうございます。

実は、私は税理士として働いています(女です・・笑)。

確定申告時期は、2日間のノルマがあって、納税相談会場に行き、
たくさんの納税者の方々の申告書作成のお手伝いをします。

やはり多いのは、医療費控除による還付ですね。
納めている所得税がないのに、医療費をたくさん払っていると、
税額の還付があると思ってこられる方もいらして、お気の毒なこと
になります。
納めている税金がなければ、還付はないということがもっと周知
徹底されれば、振り込め詐欺もだいぶ防げると思うのですが。

12月に高額の医療費を支払っている場合は、戻ってくる金額を
見積もって医療費から差し引かなければなりませんので、
今回のご説明はとても有意義だと思います。
すばらしい!

それと、民間の保険会社から医療費を補填するために支払われた
金額も、医療費から差し引かなければなりませんので、
そのあたりが、確定申告の際に気をつけられたほうがよい点でしょうか。


計算、ややこしいですよね。
のっぽ187
うさみみさん

高額療養費の計算の仕組みは無茶苦茶、ややこしいです。今回もクレームをつけるという意味ではなくて、その仕組みを理解したいなと思い、社会保険事務所に電話をしました。

僕も「あれ、369000円、返って来るはずなのに、どうして、357338円なんだ?」となったのですが、電話で訊いてみると、僕の勘違いであることが分かりました。

いろいろ教えて頂き、有難うございます。
のっぽ187
カノンさん

お返事が遅くなってしまいました。すみません。
税理士さんなのですね。驚きました。

確定申告の時、納税相談会場で申告書の作成を何度も税理士さんに手伝ってもらいました。あれは、ノルマだったのですね。知らなかった。毎回、丁寧に教えてくれるので、有難いなと思っていました。

>やはり多いのは、医療費控除による還付ですね。
納めている所得税がないのに、医療費をたくさん払っていると、
税額の還付があると思ってこられる方もいらして、お気の毒なこと
になります。
納めている税金がなければ、還付はないということがもっと周知
徹底されれば、振り込め詐欺もだいぶ防げると思うのですが。

こうやって、改めて説明されると、僕も分かるのですが、言われていないと、「支出が多かった。だから、還付もきっとあるはずだ。」などと考えてしまいそうです。
振り込め詐欺は、こういうところを悪用しているのですね。詐欺は悪いことですが、システムが煩雑なのも、引っ掛かってしまう一因なのかな、と思いました。

>12月に高額の医療費を支払っている場合は、戻ってくる金額を
見積もって医療費から差し引かなければなりませんので、
今回のご説明はとても有意義だと思います。
すばらしい!

お褒めに預かり大変、光栄に存じます。
12月に高額の医療費を支払っている場合、戻ってくる金額を見積もって医療費から差し引かなければならない、とのことですが、これも知らなかったです。(知らないことだらけです。)
そもそも、僕が今回した計算を全ての人、特にお年寄りが、これを理解して数字を出すということが出来るのか、と思いました。
とは言え、今回、カノンさんが教えてくれたことは僕にとって、とても有難いことですし、まずは僕が自分のことをしっかりこなして行くことが大事ですよね。

>それと、民間の保険会社から医療費を補填するために支払われた 金額も、医療費から差し引かなければなりませんので、

そうなんですね。僕は民間の保険には、自動車保険を除いて、一切、入っていませんでした。大学病院にいた時、同世代の医者は結構、みんな民間の保険に入っていたように思います。僕は、「自分は体にも気を遣っているし、病気になることはないだろう。」と高をくくっていました。人の人生、運命というものは、本当に奥が深いな、と思っています。



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この記事へのコメント
No title
うさみみも入院分の高額医療と短期給付の計算チェックをしなきゃっておもいつつ放置しています。
どうしても、思ったより帰ってこないんですよね。

チェックしなきゃ、でないと医療保険の見直しも出来ないし(^^♪
2008/07/17(Thu) 21:25 | URL  | うさみみ #-[ 編集]
ブラボー!
難しい高額療養費の計算、お疲れさまでした。
わかりやすく、懇切丁寧な解説をしてくださいまして、
ありがとうございます。

実は、私は税理士として働いています(女です・・笑)。

確定申告時期は、2日間のノルマがあって、納税相談会場に行き、
たくさんの納税者の方々の申告書作成のお手伝いをします。

やはり多いのは、医療費控除による還付ですね。
納めている所得税がないのに、医療費をたくさん払っていると、
税額の還付があると思ってこられる方もいらして、お気の毒なこと
になります。
納めている税金がなければ、還付はないということがもっと周知
徹底されれば、振り込め詐欺もだいぶ防げると思うのですが。

12月に高額の医療費を支払っている場合は、戻ってくる金額を
見積もって医療費から差し引かなければなりませんので、
今回のご説明はとても有意義だと思います。
すばらしい!

それと、民間の保険会社から医療費を補填するために支払われた
金額も、医療費から差し引かなければなりませんので、
そのあたりが、確定申告の際に気をつけられたほうがよい点でしょうか。
2008/07/17(Thu) 23:40 | URL  | カノン #-[ 編集]
計算、ややこしいですよね。
うさみみさん

高額療養費の計算の仕組みは無茶苦茶、ややこしいです。今回もクレームをつけるという意味ではなくて、その仕組みを理解したいなと思い、社会保険事務所に電話をしました。

僕も「あれ、369000円、返って来るはずなのに、どうして、357338円なんだ?」となったのですが、電話で訊いてみると、僕の勘違いであることが分かりました。
2008/07/18(Fri) 01:05 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
いろいろ教えて頂き、有難うございます。
カノンさん

お返事が遅くなってしまいました。すみません。
税理士さんなのですね。驚きました。

確定申告の時、納税相談会場で申告書の作成を何度も税理士さんに手伝ってもらいました。あれは、ノルマだったのですね。知らなかった。毎回、丁寧に教えてくれるので、有難いなと思っていました。

>やはり多いのは、医療費控除による還付ですね。
納めている所得税がないのに、医療費をたくさん払っていると、
税額の還付があると思ってこられる方もいらして、お気の毒なこと
になります。
納めている税金がなければ、還付はないということがもっと周知
徹底されれば、振り込め詐欺もだいぶ防げると思うのですが。

こうやって、改めて説明されると、僕も分かるのですが、言われていないと、「支出が多かった。だから、還付もきっとあるはずだ。」などと考えてしまいそうです。
振り込め詐欺は、こういうところを悪用しているのですね。詐欺は悪いことですが、システムが煩雑なのも、引っ掛かってしまう一因なのかな、と思いました。

>12月に高額の医療費を支払っている場合は、戻ってくる金額を
見積もって医療費から差し引かなければなりませんので、
今回のご説明はとても有意義だと思います。
すばらしい!

お褒めに預かり大変、光栄に存じます。
12月に高額の医療費を支払っている場合、戻ってくる金額を見積もって医療費から差し引かなければならない、とのことですが、これも知らなかったです。(知らないことだらけです。)
そもそも、僕が今回した計算を全ての人、特にお年寄りが、これを理解して数字を出すということが出来るのか、と思いました。
とは言え、今回、カノンさんが教えてくれたことは僕にとって、とても有難いことですし、まずは僕が自分のことをしっかりこなして行くことが大事ですよね。

>それと、民間の保険会社から医療費を補填するために支払われた 金額も、医療費から差し引かなければなりませんので、

そうなんですね。僕は民間の保険には、自動車保険を除いて、一切、入っていませんでした。大学病院にいた時、同世代の医者は結構、みんな民間の保険に入っていたように思います。僕は、「自分は体にも気を遣っているし、病気になることはないだろう。」と高をくくっていました。人の人生、運命というものは、本当に奥が深いな、と思っています。

2008/07/19(Sat) 10:15 | URL  | のっぽ187 #Rzm0ZybY[ 編集]
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