癌との共存を目指しています。
がん患者学Ⅰ(柳原和子著 中公文庫)を引き続き読んでいる。

がん患者学〈1〉長期生存患者たちに学ぶ (中公文庫)がん患者学〈1〉長期生存患者たちに学ぶ (中公文庫)
柳原 和子

中央公論新社 2004-03
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「これは凄いな、よく長期生存出来ているな。」というケースと、「これは、十分(長期に生存することは)あり得るケースだな。」というのが混在している。まあ、一応、僕はこれでも医者なので、そういった感想になるのは無理ないか、とも思う。とは言え、一患者として読むと役に立つ記述は随所に見られる。

p339より引用。
稲垣徹(49歳) 直腸癌 1986年発症。
稲垣さんは薬剤師である。(中略)癌が見つかったのは、1986年、14年前になりますか。当時僕は36歳、子供は4歳と7歳でした。じつはその2,3年前から便に血が混じるとか、便が細いとか、便秘と下痢を繰り返すとか、そういう症状がありました。(中略)健康診断は勤め先で受けていました。35歳では一般検診ですが。翌年から成人病検診になります。その一般検診の時に貧血で引っ掛かったんです。たいしたことないだろう、と言われましたけれど、今から思いかえすと、かなりひどかった。血色素量が普通14以上のところ、8か9だったはずです。友達とテニスをやっても、5分くらいで疲れて動けなくなったり(中略)手術の前にはもうまったく便が出ない状態でしたから、完全に塞がっていたんでしょうね。結局は人工肛門をつけなくて済みました。幸い手術は成功し、でもおしっこが出にくいなどの後遺症は残りました。癌は肛門から5,6cmのところ(中略)僕の場合はぎりぎりのところでつないだものだから、便通が1日に10回か15回もあります。だんだんと元に戻るらしいですけど、今でもそれくらいです。(中略)手術後、一番変わったのは、これは癌で手術した方が誰でも言ってますけど、感謝して生きるとかね、そういう精神面の変化が大きいんじゃないでしょうか。(中略)で、2,3ヶ月すると、いろんな思いが取っ払われてきて、とても楽になっていったんです。(中略)それからは、同じ1年でも2倍、3倍にも感じられる。時間の密度が違う。それまでの、先が見えなくて生きていこうとするのと、死から逆算して生きていこうというのでは、まったく人生観変わりますよ。

「症状が出てから受診するまでの時間は、この人の方が長いな。」だとか、「検診でHb 8か9を指摘されていたんだ。僕は、直近の検診では、Hb 14.0だったのに(これは落とし穴だったかも)。」だとか、「手術の前にはもうまったく便が出ない状態でしたから、完全に塞がっていたんでしょうね、か。僕は頻便しか経験したことがないので、やっぱり僕の方が早く受診しているな。」だとか「肛門から5,6cmか。僕と同じくらいだな。(僕は、肛門から6cm)」だとか、「便通が1日に10回か15回もあります、今でもそれくらいです、か。う~ん、この回数は、ずっと変わらないのだな(僕も10~15回/日の排便)。」だとか色々思うところ、学ぶところが多い。まあ、学ぶところよりは、自分の経過、病状と比べて、あれこれ考えることの方が多いのだが。(ちょっと嫌な奴だったりする。)

ということで、この本、なかなか役に立っている。僕のブログも同じ病の人、似た病の人に役に立ってくれればいいな、と思う。

いいことなのか悪いことなのか分からないが、最近の僕の本の読み方は、だいぶレバレッジ・リーディング(本田直之著 東洋経済新報社)が入っているようだ。そして、このブログは、僕のレバレッジメモだ。

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【2008/07/14 18:26】 | 読書
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Ito
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2008/07/14(Mon) 21:22 | URL  | Ito #ch2f7abI[ 編集]
早速、やってみました。
Itoさん

早速、やってみました。前から「やってみたいな。でも、どうやってやるのだろう。」などと思っていました。
いつもの事ながら、Itoさんに色々教えてもらって、一つ一つ出来るようになっていく。う~ん、こんな幸せなことはありませんね。

いいこと、教えてくれて、有難うございます。
2008/07/15(Tue) 13:01 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
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