癌との共存を目指しています。
前の記事に対するカノンさんのコメントの一部を抜粋する。

昨夜の教育TVで放映された、ETVワイド「がん医療を問う-患者の“安心”を支えるために-」を、ご覧になりましたでしょうか。

のっぽ先生にとっては、先刻ご承知の事ばかりかと思いますが、この番組を通して、多くの事を考えさせられました。 (中略)

ご覧になっていらっしゃらないことを前提に、出演者を紹介します。
辻 一清氏(がん患者さん。2度治療中止を告げられ、自分で次の病院を探した経験を持つ)。富樫 美佐子氏(あけぼの会副会長)。金子 勝氏(慶應義塾大学経済学部教授)。額田 勲氏(みどり病院理事長。内科医。前立腺がんの患者さん)。笹子 三津留氏(兵庫医科大学外科教授。2007年まで国立がんセンター中央病院副院長)。前田 光哉氏(厚労省がん対策推進室長)。

僕は昨夜は午後8時に就寝したので、この番組は見ていない。ただ、経済学部の教授がいたり、厚生労働省の偉いさんが出ていた、とのことである。きっと医者の数が足りないだとか、医療経済の話が出ていたと思われる。なかなか解決が難しい、という話になっていた、とも思うので(見ていないのに、いい加減な)、一つ案を出したいと思う。

抗癌剤の量の調節を薬剤師さんにしてもらう、というのは、どうだろうか。どの薬を使うかは、現行通り医者が決めるとして、その細かな量の調節は、患者が希望すれば、薬剤師さんと相談して決められる、というものである。なお、薬剤師さんが「これは私の手に負えない。」という場合は、医者に振れば良い、とする。
この案のメリットは、
①薬剤師さんを希望すれば、待ち時間が短くなる。医者を希望する患者さんも結果として待ち時間が少なくなる。
②薬剤師さんは薬の専門家なので、害(副)作用への対応も、医者同様に(トレーニングしたら、きっと医者以上に)出来るようになる。「量を減らすと、直接、癌細胞をやっつける効果は落ちます。しかし、害(副)作用は減り、もしかすると、食欲が回復し、免疫機能が改善し・・・。」という説明は、する医者はするだろうし、しない医者はしないだろう、同様に、する薬剤師はするだろうし、しない薬剤師はしないだろう。
③患者サイドとしては、一つの病院に通っていても、医者と薬剤師という2つの選択肢が得られる。人と人のことだから、相性もあるだろう。シンプルに「相性の合う人を選ぶ」と考えても、悪い話ではないと思う。
④医者サイドとしても、負担が減るので、悪い話ではないと思う。(個人的には、精神科領域で、こういうシステムが導入されればいいのになあ、と以前は思っていた。)
この案のデメリットは、
①医者の仕事が奪われる。(既得権の喪失。)
②もし、トラブルがあった場合、誰の責任になるのか。オキサリプラチンは、時々ショックを起こす薬剤だが(何の前触れも無く、8回目、9回目の投与でショックを起こすと聞いたことがある)、前回と同じ薬の内容、量で投与したが、ショックを起こしてしまったという場合、誰の責任になるのか。
③「そんな仕事、したくない。」という薬剤師さんも、いらっしゃるかも知れない。(みんなが、その仕事をするのではなく、したい人がする、というのがいいと思う。)

と思いつくまま書いたが、問題は、デメリットの②だろうな。
とは言え、建設的な議論が大切かな、と思い、記事にした。いろいろと問題点を指摘されるかも知れないが、たまには、こんな記事もいいだろう。

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【2009/03/01 23:08】 | 思ったこと
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No title
あんず
この番組、観ましたよ。前半は、昨年12月に放映されたNHKスペシャル「さまよえるがん患者」の再放送かと思ってしまいました。辻氏を取材したフィルムはすべて使いまわし、とにかく全部、観たことあるものでした。今回はご本人が登場していたことが唯一の違いかな。それでも金子先生や笹子先生やお役人と対話があるわけでもなく、力を注いで製作した番組なのか?とまず疑問を感じてしまいました。

確かに医師が足りない、入院が長引くと病院が儲からない、拠点病院と在宅医との連携が取れていないという問題点は、ご想像の通り出ていましたよ。ほんと観る前から犯人がわかっちゃう、できの悪いミステリーみたいですね。
うまく連携が取れているという長崎の例が紹介されていましたが、それもひとりの在宅医の尽力によるもの。また、これを築地あたりでやるとしたら、1日中カンファレンスになってしまうかもと思いました。

抗がん剤は薬剤師がやってもいいし、高度なナース?がやってもいいけど、保険点数が同じだとやっぱり儲からない治療となってしまうのでは?それとも薬剤師のコストは相当低いのか???
DPCという診療報酬制度の見直しが必要なのではないかと感じました。






医療とコスト
のっぽ187
あんずさん

>うまく連携が取れているという長崎の例が紹介されていましたが、それもひとりの在宅医の尽力によるもの。

良心的な、一部の医者に診てもらうのがベストである 、というのが結論でしょうか。これは、一医師の立場から見ると、「制度が十分、整備されていない。」と映ります。また、一患者の立場から見ると、「どうやって、良心的なお医者さんを見つけたらいいの。」ということになると思います。

>抗がん剤は薬剤師がやってもいいし、高度なナース?がやってもいいけど、保険点数が同じだとやっぱり儲からない治療となってしまうのでは?それとも薬剤師のコストは相当低いのか???

現在の日本では、医者を一人雇うより、薬剤師を一人雇う方が安くつきます。(だからと言って、医者の方が優秀という訳ではないです。)収入が一緒なら、人件費を抑える、という考え方ですね。

>DPCという診療報酬制度の見直しが必要なのではないかと感じました。

出来高制の方が間違いなく、いい医療を施すことが出来ると思いますし、ある程度、医療はお金がかかるものだという認識で政府は臨んで欲しいな、と思います。

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この記事へのコメント
No title
この番組、観ましたよ。前半は、昨年12月に放映されたNHKスペシャル「さまよえるがん患者」の再放送かと思ってしまいました。辻氏を取材したフィルムはすべて使いまわし、とにかく全部、観たことあるものでした。今回はご本人が登場していたことが唯一の違いかな。それでも金子先生や笹子先生やお役人と対話があるわけでもなく、力を注いで製作した番組なのか?とまず疑問を感じてしまいました。

確かに医師が足りない、入院が長引くと病院が儲からない、拠点病院と在宅医との連携が取れていないという問題点は、ご想像の通り出ていましたよ。ほんと観る前から犯人がわかっちゃう、できの悪いミステリーみたいですね。
うまく連携が取れているという長崎の例が紹介されていましたが、それもひとりの在宅医の尽力によるもの。また、これを築地あたりでやるとしたら、1日中カンファレンスになってしまうかもと思いました。

抗がん剤は薬剤師がやってもいいし、高度なナース?がやってもいいけど、保険点数が同じだとやっぱり儲からない治療となってしまうのでは?それとも薬剤師のコストは相当低いのか???
DPCという診療報酬制度の見直しが必要なのではないかと感じました。




2009/03/04(Wed) 01:00 | URL  | あんず #-[ 編集]
医療とコスト
あんずさん

>うまく連携が取れているという長崎の例が紹介されていましたが、それもひとりの在宅医の尽力によるもの。

良心的な、一部の医者に診てもらうのがベストである 、というのが結論でしょうか。これは、一医師の立場から見ると、「制度が十分、整備されていない。」と映ります。また、一患者の立場から見ると、「どうやって、良心的なお医者さんを見つけたらいいの。」ということになると思います。

>抗がん剤は薬剤師がやってもいいし、高度なナース?がやってもいいけど、保険点数が同じだとやっぱり儲からない治療となってしまうのでは?それとも薬剤師のコストは相当低いのか???

現在の日本では、医者を一人雇うより、薬剤師を一人雇う方が安くつきます。(だからと言って、医者の方が優秀という訳ではないです。)収入が一緒なら、人件費を抑える、という考え方ですね。

>DPCという診療報酬制度の見直しが必要なのではないかと感じました。

出来高制の方が間違いなく、いい医療を施すことが出来ると思いますし、ある程度、医療はお金がかかるものだという認識で政府は臨んで欲しいな、と思います。
2009/03/05(Thu) 10:50 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
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