癌との共存を目指しています。
前回の記事に書いた論文の全文(full article)を見つけた。http://jco.ascopubs.org/cgi/content/full/25/24/3732にある。以下は、discusisonの一部である。赤字のところを訳す。

This study evaluated also duration of chemotherapy (24 v 36 weeks), and failed to demonstrate a significant improvement in patient DFS or OS when chemotherapy was given for 36 weeks as compared with 24 weeks. In the literature, 6 months of adjuvant chemotherapy with FU and LV were also shown to be equivalent to 12 months of the same chemotherapy11 and 6 months of FU plus LV with or without levamisole was shown to be equivalent to 1 year of FU plus levamisole.8,9 All these results indicate that an increase in the duration of chemotherapy with FU and LV beyond 6 months (24 weeks) is not associated with better efficacy.

この研究では化学療法の期間(24週vs36週)もまた検討した。化学療法が24週間なされた場合に比べて36週間なされた場合での、再発までの期間、全生存期間の有意な改善は示せなかった。

どうして差が出ないのであろうか。いくつか仮説を立ててみる。

①24週で残っている癌細胞は、みんな死んでしまった。
②24週で耐性が出来てしまうので、それ以上の期間、投与を行ったとしても、癌細胞をやっつけたり、増殖を抑えたりすることは出来ない。
③本当は、36週の方が抗腫瘍効果はあるのだが、長く投与を続けた群の中で、薬の副作用で寿命を縮めたり、薬の影響で免疫機能が傷害され、その結果、早く再発してしまい、その後の進行も速まった方がいらしたから。

①単独だと、「どうして再発する患者さんがいるのか。」ということになってしまう。
①+②は、有力な仮説だと思う。
③は、十分、あり得ると思う。梅澤先生は、これに近い考えをお持ちではないか、と思う。(直接、聞いたことがないので、実際のところは分からないが。)

一応、こう考えた。より深い考察は、また気が向いたら、したいと思う。
少し歩いてきます。

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【2009/01/25 16:18】 | 自分の体
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