癌との共存を目指しています。
24日の午後に診察を受けて来た。正確に言うと、僕が24日に診察を受けることを希望したため、同日の診察となった。

化学療法中および化学療法後の2日間、胃のムカムカ、食事量の低下、気分の悪さを認めた旨を主治医に伝えた。診察の結果、次回から、5-FUが更に25%off(元の用量の75%)になる。また、次回から、レボホリナート(葉酸)の量も、前回の用量の75%になる。レボホリナートは、5-FUの血中濃度を上げる作用があり(5-FUの代謝に関係するとのこと。5-FUの代謝には、5-FUその物以外には、葉酸と、5-FUを活性体に変える酵素が関係するとのこと。)、次回からは減量となる。なお、オキサリプラチンの量は変わらずとなった。

10月16日~18日に投与を受けていたのは、オキサリプラチン 67mg/2時間、5-FU 1265mg/46時間、レボホリナート(葉酸)である。

なお、オキサリプラチンの用量の推移は、以下の通りである。
1~3回目 160mg 
4~8回目 120mg
9回目 90mg
10~11回目 67mg

5-FUの用量の推移は、以下の通り。
1~3回目 4750mg
4~7回目 4000mg
8回目 3000mg
9回目 2250mg
10回目 1687mg
11回目 1265mg

11回目のオキサリプラチンの用量と5-FUの用量は、抗がん剤の量としては(力価としては、という意味で、僕は理解した。)、5-FUの方が多いとのこと。また、副作用の出方から考えると、5-FUの方が(どちらかと言えば)悪さをしていると考えられるとのこと。

なお、今回の診察では、5-FUの飲み薬版に切り替えてはどうか、と言われた。

10月16日~18日の化学療法の後、24日で1週間経つが、まだ、左手に痺れが残っている旨、主治医に伝えた。
エビデンスによると、stop and go と言って、手足の痺れがひどくなると、オキサリプラチン(痺れの原因となる薬剤)を一旦、中止し、痺れが治まって来ると、また再開するという方法がいいとのこと。具体的には、stop and goのグループと量を減らして投与を続けたグループの間で、効果(がん細胞に対する効果。主治医は生存期間の長さを指して言っていると思われる。)に有意差はなかったとのこと。
また、オキサリプラチンを総量で1g(=1000mg)使うと、末梢神経障害(痺れ、麻痺)が出現して来るという。これもそういうエビデンスがあり、恐らく、(強い、grade 2相当ではないかと、個人的には考えている。)痺れが出てきた際の平均投与量もしくは投与量の中央値(100人患者さんがいて、50番目に痺れが出てきた人の投与量はいくらだったか。)が1gだったと思われる。
僕はこれまで1237mgの投与を合計すると受けているので、そろそろ出てもおかしくない、ということだろう。なお、オキサリプラチンの神経毒性は、シナプス(神経細胞と神経細胞の接合部)にオキサリプラチンが溜まって来ることによって生じるとのこと。

なんだか、僕の診察は、「抗がん剤勉強会」みたいであるが、向こうも思うところをバシバシ言ってくれると僕も相手がどう考えているのかよく分かるし、とても有難い。

診察にすると、10分くらいだったと思うのだが、聞いた内容を今、思い起こし、記事にすると、だいたいこんな感じだ。

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【2008/10/25 15:05】 | 診察
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抗がん剤勉強会 素晴らしいことですね
のらくろ
5-FUの飲み薬というと、プロドラッグのゼローダ、フルツロン、TS-1やUFTのことなのですかね?
以前から素人としては、病院がFOLFOXやFOLFIRIの「5-FUの部分」をこうしたプロドラッグに変えないのは何故なんだろうと素朴な疑問を持ってました。副作用も軽く、標的性も高い気がするのですが…。
医療機関・患者双方にとって負担の少ない経口剤には、今後益々の発展と研究開発を期待したいものです。 
副作用と治療効果のバランスを慎重に見極めながら、のっぽ先生が最良の道を選んで進まれることを願っています。

プロドラックvs持続静注
のっぽ187
のらくろさん

TS-1の名前が出ていました。のらくろさんに薬の名前を挙げてもらって、今、思い出しました(笑)。

5-FUの部分をプロドラックに変えないのは、恐らく、アメリカなどで行われた治験が、5-FUの持続点滴もしくはポンプを使った注入を使った方法で行われたからだと、考えています。
内服薬の方が、お互い手間がかからないので、僕もいいと思っているのですが、現在のところ、5-FUのプロドラック+オキサリプラチンには、十分なエビデンスがないのでしょう。いいエビデンスは、アメリカ、ヨーロッパに多く見られるようなので、向こうでそういった治験が現在、行われていれば、日本でもいずれ使えるようになるでしょうね。

いつも、応援(してくれていると僕は思っています)、有難うございます。

「抗がん剤勉強会」
ななこ
なかなか意義のある診察だったようですね。
主治医とのお薬に関してののやり取り、とても手ごたえがあったようですね。
私は抗癌剤に対する知識は全然ありませんが。
自分の病気に関する疑問は本で勉強したり、医師に聞いたりしているつもりです。
だって、自分の体の、自分のための治療ですものね。
医師によってはそれを嫌う医師もありますが。
でも、誰だって知る権利と治療方針に対して意見を言う権利はあると思います。


自分のための治療
のっぽ187
ななこさん

>だって、自分の体の、自分のための治療ですものね。

そうですよね。自分のための治療ですよね。
ただ、医者の中には、その辺の切り替えが十分出来ていない人もいるようです。
そうなると、患者サイドとしては、いい先生を選ぶ、ということになりますよね。

外柔内剛
カノン
お薬の用量が、着実に減ってきていますね。
数字の推移に、強い意志を感じます。

のっぽ先生は、たぶん、外見は物柔らかで、心の中が、ぶれない方
なのだ、と思います。
肝心な時に、自分の判断を信じるためには、普段から、信じられる
自分でなければならないわけですよね。
臨床心理学などを勉強していますと、「自尊感情」とか「自己受容」
といった言葉に、敏感になるのですが、のっぽ先生は、「自己受容」
がきちんとできていらっしゃるのだ、と思います。
精神科医さんを、分析しようとするなんて、我ながら、空恐ろしいこと
ですが(笑)。

次回の化学療法が、より副作用の少ないものになりますよう、
心から祈っています。

自己受容
のっぽ187
カノンさん

>のっぽ先生は、たぶん、外見は物柔らかで、心の中が、ぶれない方なのだ、と思います。

有難うございます。
そうありたいと思っています。

自己受容は、10代半ばから出来るように心掛けていたので、もう20年以上になりますね。ここ数年、ようやく、自分で、ありのままの自分を受け入れられるようになったかな、と思います。

>次回の化学療法が、より副作用の少ないものになりますよう、
心から祈っています。

いつも有難うございます。
この数日は、ほぼ癌を指摘される前の状態に戻っているような気がします。


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この記事へのコメント
抗がん剤勉強会 素晴らしいことですね
5-FUの飲み薬というと、プロドラッグのゼローダ、フルツロン、TS-1やUFTのことなのですかね?
以前から素人としては、病院がFOLFOXやFOLFIRIの「5-FUの部分」をこうしたプロドラッグに変えないのは何故なんだろうと素朴な疑問を持ってました。副作用も軽く、標的性も高い気がするのですが…。
医療機関・患者双方にとって負担の少ない経口剤には、今後益々の発展と研究開発を期待したいものです。 
副作用と治療効果のバランスを慎重に見極めながら、のっぽ先生が最良の道を選んで進まれることを願っています。
2008/10/25(Sat) 18:34 | URL  | のらくろ #-[ 編集]
プロドラックvs持続静注
のらくろさん

TS-1の名前が出ていました。のらくろさんに薬の名前を挙げてもらって、今、思い出しました(笑)。

5-FUの部分をプロドラックに変えないのは、恐らく、アメリカなどで行われた治験が、5-FUの持続点滴もしくはポンプを使った注入を使った方法で行われたからだと、考えています。
内服薬の方が、お互い手間がかからないので、僕もいいと思っているのですが、現在のところ、5-FUのプロドラック+オキサリプラチンには、十分なエビデンスがないのでしょう。いいエビデンスは、アメリカ、ヨーロッパに多く見られるようなので、向こうでそういった治験が現在、行われていれば、日本でもいずれ使えるようになるでしょうね。

いつも、応援(してくれていると僕は思っています)、有難うございます。
2008/10/25(Sat) 19:07 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
「抗がん剤勉強会」
なかなか意義のある診察だったようですね。
主治医とのお薬に関してののやり取り、とても手ごたえがあったようですね。
私は抗癌剤に対する知識は全然ありませんが。
自分の病気に関する疑問は本で勉強したり、医師に聞いたりしているつもりです。
だって、自分の体の、自分のための治療ですものね。
医師によってはそれを嫌う医師もありますが。
でも、誰だって知る権利と治療方針に対して意見を言う権利はあると思います。
2008/10/26(Sun) 10:50 | URL  | ななこ #-[ 編集]
自分のための治療
ななこさん

>だって、自分の体の、自分のための治療ですものね。

そうですよね。自分のための治療ですよね。
ただ、医者の中には、その辺の切り替えが十分出来ていない人もいるようです。
そうなると、患者サイドとしては、いい先生を選ぶ、ということになりますよね。
2008/10/26(Sun) 23:11 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
外柔内剛
お薬の用量が、着実に減ってきていますね。
数字の推移に、強い意志を感じます。

のっぽ先生は、たぶん、外見は物柔らかで、心の中が、ぶれない方
なのだ、と思います。
肝心な時に、自分の判断を信じるためには、普段から、信じられる
自分でなければならないわけですよね。
臨床心理学などを勉強していますと、「自尊感情」とか「自己受容」
といった言葉に、敏感になるのですが、のっぽ先生は、「自己受容」
がきちんとできていらっしゃるのだ、と思います。
精神科医さんを、分析しようとするなんて、我ながら、空恐ろしいこと
ですが(笑)。

次回の化学療法が、より副作用の少ないものになりますよう、
心から祈っています。
2008/10/27(Mon) 00:50 | URL  | カノン #-[ 編集]
自己受容
カノンさん

>のっぽ先生は、たぶん、外見は物柔らかで、心の中が、ぶれない方なのだ、と思います。

有難うございます。
そうありたいと思っています。

自己受容は、10代半ばから出来るように心掛けていたので、もう20年以上になりますね。ここ数年、ようやく、自分で、ありのままの自分を受け入れられるようになったかな、と思います。

>次回の化学療法が、より副作用の少ないものになりますよう、
心から祈っています。

いつも有難うございます。
この数日は、ほぼ癌を指摘される前の状態に戻っているような気がします。
2008/10/27(Mon) 23:19 | URL  | のっぽ187 #-[ 編集]
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