癌との共存を目指しています。
右肺S5、S7への転移、再発が疑われるとのこと。胸腔鏡下での手術となる見込み。手術を受け、取ったものを顕微鏡で見て、転移したものかどうか確定診断をつけるとのこと。

PET上、S5に直径9mmの集積像、S7に直径18mmの集積像があったのこと。CTで造影されているところ(白いところ)と一致するので、恐らく腫瘍(転移巣)だろうとのこと。S5の集積像については、以前からCT上で腫瘍の存在が疑われていたが、もう一つはっきりしなかったとのこと。

手術で取ったものを顕微鏡で見たところ、大腸からの転移と矛盾しないものだったとして(大腸からの転移であると考えられた場合)、再発予防目的の抗癌剤治療を行うかどうかが一つの判断するべきポイントとなる。

僕のように、大腸癌の手術を受け、再発予防目的でFOLFOXを受け、その後、再発したが、それを手術で取ることが出来た場合、どうすればいいのか、ということについてのエビデンス(比較試験の結果)は、存在しないとのこと。稀なケースらしい。少なくとも、そういう人は、そう沢山いないので、比較試験が組めないとのこと。

大腸癌の手術を受け、再発予防目的でFOLFOXを受け、その後、再発し、化学療法を受けることになった場合(再発巣が見えた状態で抗癌剤治療を開始する場合)、初めのFOLFOX終了後、6ヶ月以内であれば、FOLFOX抵抗性の癌腫と考えて、FOLFIRIなど別な系統の薬を使うとのこと、1年以上経っての再発であれば、再度、FOLFOXを使うとのこと。これについては、後ろ向きの研究(後で振り返ってみると、というスタイルで患者さんを集めた研究。通常の比較試験は、前向きであり、それに比べると、後ろ向きの研究は、○○という結果が出たとしても、説得力に欠けるとされる。)ではあるが、そういった結論が出ているとのこと。(むろん、最終的な結論が出たという訳ではない。)

31日、お昼前に呼吸器外科の先生の診察を受けることになった。恐らく手術の説明だろう。この日は、朝8時30分から健診の胃カメラ(鼻から入れる胃カメラ)を受ける予定。健診の胃カメラを受け、どこかで朝御飯を食べて、お昼前に通っている病院の外科外来に行くことになった。

なお、主治医とは、術後の化学療法について話し合ったが、主治医曰く、(こういった状況では)「患者さんの希望に合わせています。」とのこと。ただ、「個人的には、(FOLFOX療法は)辛そうにしていたので、(FOLFOXもしくは再発予防目的の抗癌剤治療は)しない方が(いいと思う)。」とのこと。
また、FOLFOX終了後、6ヶ月経ったところでS7に再発巣(白く造影されたもの)が出現しているので、(少なくともS7の再発巣は)FOLFOX抵抗性であると考えられるとのこと。
あと、再発予防目的での投与においては、FOLFIRIはエビデンスがないとのこと。
そう考えると、術後の選択肢としては、
①経過観察のみ。
②5-FU系の飲み薬を飲む。(恐らく半年位か。)
③FOLFOXを受ける。(恐らく半年位か。)
がもともとあったとして、③は辛い割には得るところは少なそうだ(量を更に減らして投与を受けるという選択肢はあるが)。①と②が残るが、FOLFOXが効かない癌腫なら、5-FU系の飲み薬は普通に考えると効かないだろうから(FOLFOXとは、5-FUとオキサリプラチンという2つの抗癌剤から成っている)、①が残ってしまう。
主治医も、「ロジカル(論理的)には、何もしないということになりますが。」多くの患者さんは何がしかの抗癌剤投与を受けている、とのこと。「心情的には」何か抗癌剤を使う・・・、とのこと。

少し気が早いが、術後は、今のところ、①か②を考えている。②を選ぶのであれば、少ない目の量で投与を受けたい。今の仕事を続けられる程度の量で行きたい。

今日で、開腹の手術を受けて、丸2年。また、次のステージへ進んだようだ。

主治医曰く、腫瘍はslow growing とのこと。その場その場で、「これがベストだろう。」と思える判断を積み重ねて行きたい。

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【2010/03/26 21:04】 | 診察
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術後の選択
めえめえ
医師と言えども再発は辛いものと心中お察しします。
術後、再発予防で薬をやったが「再発→手術」は同じパターンですね。私は①の経過観察を選択したわけですが、自分としては良かったと思っています。
精神安定剤としての「抗がん剤」選択は代償が大き過ぎるように思えたし、その分の費用で遊んだ方が免疫力アップ・・・ということで今日は学生時代の友人と銀座で会ってきました。病を忘れてのひと時は何よりの薬でした。

ゆっくり考えてみます。
のっぽ187
めえめえさん

①~③のどれを選ぶかによって、仕事の引き継ぎ方が変わって来るので、ある程度、目処を付けておきたいなと思っています。

理詰めで考えると、間違いなく①だと思います。(シンプルに考えると、という意味で。)
前回の記事でも書いたように、古くからあって、ある程度、効果があるとされている薬(5-FU系の薬)を使うという選択肢もあるな、と思っています。
ただ、②の効果がそれ程、期待できないのであれば、①にするか、仕事に支障の出ない程度の量の②を選ぶかが妥当なところかな、と考えています。

>今日は学生時代の友人と銀座で会ってきました。

楽しい時間を過ごすことこそが生きる本来の目的だと思います。


ぷー
PETではずいぶん大きさもはっきり出ましたね…
新たな治療に向き合うことになり、どうぞお気持ちを強く、でも穏やかに…と願っています。

気になるのは、
以前「ひとつを取ると、なぜだかわからないけど他の腫瘍が出て来る」
みたいなお話が書いてあったことです。
今回はその件についての説明や、
そういうことがないよう抗がん剤をする とか
逆に しないで体力をつけておく とか
そのような提案はなかったのでしょうか…


また、こないだの古いお薬の話に関係ありますが、
TS-1は古いけど、よく効くお薬のように思います。

のっぽ先生にとって、またベストの選択ができますように…


ぱぐお
こんばんは。

桜がいつもの年より早く咲き始めたと思ったら、
コートを着ていても寒く感じる日が続いて
まったく変なお天気です。

診察を受けられた日のエントリを拝見しなければ
のっぽ先生が癌の治療をされていることさえ忘れてしまうような、
いつの間にかそんな気になっておりました。

悩まれることと存じますが
のっぽ先生にとってよりよい選択肢があり、
よりよい選択がされるよう
お祈りしております。

言い表せない気持ち
カノン
精神的に大変な中、今日も診察に忙しくしていらしたかと思うと、心が痛みます。「忙中閑あり」の時に、フト考えてしまわれたりなさったのではないでしょうか。
いつも雑駁な言葉を書き連ねている私ですが、言葉で言い表せない気持ちってあるんだなあ、と改めて感じています。

のっぽ先生は、いつも通り冷静で、がんの知識のない私でも、理解できるような、わかりやすく整理された文章を書いてくださっています。本当にすごいです。

胸腔鏡手術の結果、炎症性腫瘤でした、という可能性は低いのでしょうか。
申し訳ありません。のっぽ先生は、もっと先の治療のことまで、きちんと考えようとしていらっしゃいますのに。

slow growing・・・確かに、患者さんのためにも、もちろん、のっぽ先生ご自身のためにも、長く働き続けられるような、選択をしていただきたい、と強く願っています。

僕の理解では
のっぽ187
ぷーさん

PETでのサイズとCTでのサイズは、恐らく単純に比較できないんじゃないか、と考えています。(根拠はないですが、そうかなあ、と思います。)従って、新たに出て来たS5の腫瘍は、以前から指摘されていたS7の腫瘍の半分位の直径であるようだという位の理解でいいのかな、と考えています。(S5とS7のサイズの比較でさえ、出来るのかどうか疑問。)

PETをする目的は、CT上に見えた「白いもの」が腫瘍かどうかを確認することだと考えているので、「ああ、2つとも転移巣(もしくは再発巣)っぽいな。」ということが分かった、でいいかな、と考えています。

>以前「ひとつを取ると、なぜだかわからないけど他の腫瘍が出て来る」みたいなお話が書いてあったことです。

もちろん、その可能性はあると思います。転移、再発の可能性が強く疑われる以上、「手術で取る方が、取らずに経過を見るより、より良い選択だ。」ということでいいかな、と考えています。

>そういうことがないよう抗がん剤をする

この状況では、手術をする方が抗癌剤を受けるより、いい選択だ(いい結果が期待できる)と考えています。主治医もそう考えています。

>TS-1は古いけど、よく効くお薬のように思います。

お教え頂き、有難うございます。現在は、低用量のTS-1と経過観察を軸に術後の化学療法について考えています。

僕自身、忘れていることが多いです。
のっぽ187
ぱぐおさん

気候としては、「冬」だと思うのですが、道路沿いの桜は既にある程度、咲いているという状況で、ちぐはぐな感じを受けます。

26日も、勤めている病院を出て、通院先の病院が近づくまでは、直腸癌の術後で転移、再発が疑われているという意識は全くありませんでした。
病院を出る直前まで、退院した患者さんのサマリー(要約)を書いていたのですが、それが書きさしになったまま、勤務先の病院を出ることになり、「う~ん、仕方ないな。」と通院先へ向かう電車の中で考えていました。

1年以上、再発予防目的の抗癌剤治療について考えたことがなかったので、少しずつ勉強しようと考えています。

今日は少し疲れました。
のっぽ187
カノンさん

今日の外来患者さんの診察は少し疲れました。次回診察の予約を取るに当たって、「4月の中頃に10日から14日間位の見込みで入院することになりました。次回、いらした時、僕がいなかった場合は・・・。」という説明を診察の度にしたのですが、これは伝えるのは、「少し億劫だな。」と思いました。なお、察しのいい患者さんからは、「手術ですか。」と聞かれ、返事に困ってしまいました。(「手術です。」と率直に返事をしたのですが。)
なお、院長も朝からずっと外来患者さんの診察をされていて、外来診察終了後、出張に行かれたので、結局、会わず仕舞いでした。(今回の結果について報告できず。)

仕事中は、自分のことは考えませんでした。ただ、外来患者さんの数、質を考えると(外来患者さんは僕しか把握していない方が多い)、そして、現在の常勤医の少なさを考えると、「自分がいない間に他の先生に仕事をお願いするのは、気が進まないな。」と思ったりしていました。

>のっぽ先生は、いつも通り冷静で、がんの知識のない私でも、理解できるような、わかりやすく整理された文章を書いてくださっています。本当にすごいです。

お褒め頂き、有難うございます。転移、再発が疑われるケースで、どこが大事か、ということが、ある程度、分かって来たかな、と自分でも思っています。

返事を書いていて、少し疲れて来ました。続きは後で書きます。

炎症か腫瘍か
のっぽ187
カノンさん

>胸腔鏡手術の結果、炎症性腫瘤でした、という可能性は低いのでしょうか。

3月18日にPETを受けたのですが、この時点では風邪の症状がまだ残っていました。PETは、炎症があると、腫瘍の時と同様、集積像(細胞による取り込み)を示します。従って、炎症である可能性はゼロではないと思います。今回、新たに指摘されたS5の腫瘍は、もしかすると、炎症かも知れないと思っています。

一方、S7の方は昨年6月から指摘されているので、現時点の炎症である可能性は低いと考えています。
過去の炎症(炎症の痕、平成18年に右肺に肺炎を起こしたことがあります)が、PETで集積を示すのかどうか、僕は知らないのですが、もう4年も前のものなので、同部位の細胞の代謝は落ちている(周囲の正常な細胞と同じ位)、すなわち、PETで集積を示さないと思います。

そう考えると、S7の白い影(CT上での)は、腫瘍の可能性が高いと思います。

いずれにせよ、胸腔鏡下で取ってもらうべきだと思います。(少し億劫ですが。)

主治医が、「腫瘍はslow growing .」と言ったのは、「経過観察でいいんじゃないでしょうか。」という意味で言ったように思えました。一連のやり取りから、そんな風に感じました。
③は、する価値がないように思う(出来れば、早いうちに復職したいと思う)ので、①か②なのですが、②も生活に支障がない位の量(朝、自転車置き場から駅まで走って行ける位)にしたいと考えています。

何を伝えるべきか?
めえめえ
度々すいません。このところ抗がん剤治療について友人知人から質問されることが多く、実際「無治療経過観察中」の私としては、何故そういう選択をしたかを素人ながらお話しています。
最近ある抗がん剤について以下のデータ発表を見つけました。多くの大腸がん患者が最後に頼れるものとして信じられている薬です。(私なら絶対やりませんが・・・。)しかし、それを最後の頼みの綱と信じている人にこのデータを示すことは精神的な「救い」を奪い取ることになるのではと悩んでいます。
がんにかかってみて精神面でのサポートが如何に必要かを痛感している身としては「抗がん剤を効くものと信じて結果的にはその副作用で命を失う」のと、「効く薬がないので無治療で死におびえる」とを比べた場合、どちらが精神的に救われるか悩むところです。患者自身が気付いて正しい選択をしてくれれば一番いいわけですが・・・。
近々抗がん剤を投与予定の方(私の友人の知人)以下のデータを教えて良いものか悩んでいます。精神科医の立場からお返事いただければ幸いです。http://www.erbitux.jp/pdf/100319shibousyourei.pdf

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復職をして、1年が経った。訪問者リストを見ると、うつの方や対人恐怖の方がいらっしゃるようだ。本業の精神科診療のことを少し書きたい。

もともと、人と話すことを仕事にしたい、と思い、精神科を選んだのだが、入った大学の医局が薬物療法を主にしていたので、薬物療法主体の診療をするようになった。しかし、今の職場もまたじっくり患者さんの話を聞いている時間はないので(一応、なるべく話は聞くようにしているつもり)、薬物療法主体の診療とならざるを得ない。なお、薬物療法の使用頻度は、地域の精神科医の数に反比例しているという論文もある位だ。(精神科医が少ないところで診療をする精神科医は薬をよく使うということ。)

この1年間、精神科の診療をして、印象に残ったケースを一つ。

双極性障害Ⅱ型(うつと軽躁を繰り返すタイプの躁うつ病)で、炭酸リチウムが著効した。中年の男性の方で自殺念慮が消えない方だったが、よく話を聞くと、うつだけではなく、軽躁状態も以前あったようで、炭酸リチウムを出したところ、自殺念慮が消え、仕事に復帰できた。

うつ(病)としてフォローされていて、抗うつ薬がいくつか試されたが、いまひとつ、すっきり良くならなくて、よく話を聞くと、過去に軽躁(あまり眠らなくても平気な時期があったとか)があったというケースだった。

この1年間では、ベスト3に入る会心の一撃(懐かしい響きですね)だったが、大体、会心の一撃を繰り出す薬は決まっていて、その多くは古くからある薬だ。炭酸リチウムもまた、そうである。

古くからある薬は、薬価が安く、この薬を患者さんにたくさん処方したとしても、製造している製薬会社は、殆ど儲からない。なので、炭酸リチウムに対するプロモーションは全く行われず、炭酸リチウムだけ処方した場合の効果を確かめる比較試験は最近は余り行われていないようだ。(もうすでに十分、比較試験がされているとも言えるが。)なお、先ほど挙げた中年男性には、抗うつ薬は処方せず、炭酸リチウムと睡眠薬だけを処方している。(睡眠薬だけは、どうしても止められないとのこと。)

=======(精神科の診療の話は、ここまで)========

腫瘍科において、抗癌剤の効果が実際のところ、どうなのかは、僕には分からない。(患者さんに処方したことがないので、実際の効果を肌で感じることは出来ない。)もしかすると、昔からある5-FUが一番優秀で、だけど、製薬会社としては薬価の高い、新しい薬をたくさん使って欲しいから、新薬についてのエビデンスが、それも多い目に薬を使った場合のエビデンスがよく出ているのかも知れない。比較的、新しい薬であるオキサリプラチンは優秀な薬であるようなので、必ずしも精神科と事情が同じという訳ではないと思うが、そこのところは少し慎重な方がいいのかも知れない。

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【2010/03/22 02:07】 | 精神科
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めえめえ
抗がん剤は患者のためのものではなく製薬会社と病院のためのものと言うのが「持論」の私にとって、のっぽ先生の今日のブログは手をたたきたいところです。
しかし、たとえ数%でも効くのならば新しい薬、強い薬、を使いたいと思うのが人間。やたらなことは言えない。自分自身に関して言えば、抗がん剤を拒否し、無治療を許してくださっている主治医に感謝するのみです。

薬の使用
のっぽ187
めえめえさん

精神科において、「いい薬だ。」と思える薬(古くからあって薬価が安いことが多い)は全くプロモーションされず、新しく出たんだけど、「どうかなあ?」と思う薬(「いい薬」に比べると、効きが劣るように思う)がよく宣伝されているのを見ます。

もし、腫瘍科においても、事情が同じなら(製薬会社の戦略は同様でしょう)、新薬は玉石混合という気がします。
個人的には、この玉と石を見分ける力が、その科を専門としている証だと思っているのですが、最近は、あまりに次々と新薬が出て来るので、付いて行けなくなりつつあります。(精神科での話です。)

>しかし、たとえ数%でも効くのならば新しい薬、強い薬、を使いたいと思うのが人間。

同感です。患者としてもそう思いますし、一臨床医としても、診ている患者さんに対してはベストを尽くしたいと考えています。

薬を使用するのは、得られる効果が生じる副作用(害作用)を上回ると考えられる時だけなので、使用しないという選択肢は十分ありだと思います。めえめえさんの主治医は、事の分かった医者だと思います。

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一度、大腸全摘術を受けたことについて書いておきたい。

この手術を受けて良かったところは、

①ポリープからの癌化の心配がない。(僕は、もともとあった大腸に90から100個くらいポリープがあった。)

②大腸ファイバーを受ける必要がない。

一言で言うと、「長生きする」という点から見ると、ベストの選択だったと思う。

この手術を受けて良くなかったところは(直腸癌だけ取ることと比べて)

①お腹がよく張る。小腸と肛門を直接、吻合すると、座位や立位でおならをすることが出来ない。(排便時に、便とともに小腸内のガスを出す。)正直に言うと、少し仕事に差し支える。

②排便の回数が多い。(直腸癌だけ取っても、多くなっていたかも知れない。)

③短い間隔で排便をすると、肛門が痒くなったり、痛くなったりする。

④よく便意がする。排便後1時間位、経って、歩いていると、便意がする。少し不便を感じる。(もともと、歩く人だったので。)

⑤化学療法を受ける際、下痢に悩まされる。

⑥水分を沢山摂ると、排便の間隔が短くなり、肛門が痒くなったり、痛くなったりする。時に便を漏らしたりする。

⑦お腹が張るので、はけるズボンに制限がある。

当初は、⑤に悩まされていた。ある程度、元気になると、④が不便だな、と思った。(活動が制限されるので。)現在は、④と①が困るな、と思う。今日も、患者さんの話を聞いていると、お腹が張って来て、少し困った。仕方ないので、ズボンの止めるところを外し、チャックを全体の3分の1位、下ろしてから、話の続きを聞いた。

生活の質を考えると、直腸癌だけを取る方が大腸全摘術に比べると、はるかに勝ると思う。

大腸全体でポリープが90~100個あること、左右の肺に転移があること(計4つ転移巣を指摘されたこと)で、生き延びることだけが全てになり、どう生きるか、が二の次になってしまったこと、また大腸のポリポーシスが家族性大腸腺腫症によるものかどうかの考察にまで気が回らなかったことが、大腸全摘術を選んだ直接の原因であると考えている。

経過が良好であるのは、間違いなく神様からの贈り物だと思うし、そうであると確信しているのだが、改めて冷静に物を判断することの重要性を感じた。(あの状況で冷静に判断するのは至難の業だ、とも思う。)

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【2010/03/21 02:02】 | 大腸全摘術
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ぷー
こんにちは。
詳しいお話を改めて読んで、参考にさせていただきました。

のっぽ先生は人工肛門にはならずに済んだのですね。
トイレの不便は多々おありだと思いますが、
QOLの面では、それは素晴らしいと思います。
自己導尿に人工肛門…このうっとうしさったらないです(;_;)
でも、この人工肛門のおかげで生きていられるのですから、感謝もしてますが…

下痢、水分の吸収の悪さも、大腸のないことの宿命ですよね…
私は小腸も少し切っているので、栄養の吸収率も悪いです。
のっぽ先生は栄養点滴などはされてましたか?
お食事や体重は順調に戻りました?

若いから…というわけではなく、
一般人には 癌も手術も術後のQOLもわからないことだらけで、
その中である程度急いで選択しなくてはならなくて…
後悔や難しさを感じるのは当たり前というか、
普通わからないのではないでしょうか…

私は、この期に及んで生きのびるのに精いっぱい、
どう生きるか、いかに荷物を減らして幸せに生きるか
の域には達していません(;_;)

だからのっぽ先生のページついつい読みに来てしまいます。

返事その1
のっぽ187
ぷーさん

手術をしてくれた先生が手術のあと、家族に「運良く小腸と肛門をつなぐことが出来ました。」と言っていたと、あとで家族から聞きました。ただただ、運が良かっただけです。

ただ、大腸全摘術を受けて回腸と肛門(もしくは肛門管)をつなぐことが出来た人と大腸全摘術後、人工肛門となった人の間で主観的なQOL(手術を受けて長期、恐らく5年以上、経った人に日常生活、仕事、食事内容、旅行についてアンケートを取ったもの)に差はありませんでした。(2008年8月20日の記事をご参照下さい。)
アンケートの結果によると、回腸と肛門をつなげた人と人工肛門になった人の間で、感じる不便さに大差はないとのことでした。(この結果は、もっとアピールされていいと思います。)

自然肛門だとプールや銭湯で余計な気を遣わなくて済む反面、あまり長い時間、歩いていると便意を催して来るという不便があります。

お返事その2
のっぽ187
ぷーさん

栄養点滴は、術後、食事を取るようになってからは、受けたことはないです。

食事は、手術のあと、1ヶ月は病院にいて、その後、自宅で2ヶ月程、鶏肉、魚で動物性のたん白質を確保していました。
大体、1ヶ月毎に食事の内容をステップアップして行きました。鶏肉、魚→少し豚肉を入れる→豚肉OK→少し牛肉を入れる→牛肉OKといった具合です。(鶏肉、魚の期間が2ヶ月程ありましたが、その後は、半月か1ヶ月毎にステップアップしていたと思います。)
体重は、お蔭様で、術後1年半で完全に元に戻りました。

水分は、小腸で94%(もしくは90%以上。人に聞いたり、本で読んだりして得た知識です。正確な出所は忘れました。)吸収されるとのことです。大腸全摘術による脱水は、普通に水分を摂っていれば、防げるのではないか、と考えています。むしろ、喉が渇いている時に、ごくごくと水分を摂り、後で下痢をして、お尻が痒くなった時に、「う~ん、参ったな。」と思うことがたびたびありました。

お返事その3
のっぽ187
ぷーさん

>私は小腸も少し切っているので、栄養の吸収率も悪いです。

お野菜、お肉、御飯、イモ類、果物、何でも食べるのが一番だと思います。仮に5%、栄養を吸収する機能が落ちていたとすると、5%、よく食べたらカバーできると思います。(厳密には、小腸も部位によって役割分担がなされていると思いますが、あまり細かいことは考えなくていいと思います。)



もう一つの核心
のっぽ187
ぷーさん

>若いから…というわけではなく、 一般人には 癌も手術も術後のQOLもわからないことだらけで、 その中である程度急いで選択しなくてはならなくて…
後悔や難しさを感じるのは当たり前というか、普通わからないのではないでしょうか…

有難うございます。そう言われて、正直、ほっとしました。

完全主義的なところを治す、今の状態を受け容れるのが、僕の、後半生の課題だな、と改めて思いました。

僕も、進行癌を指摘され、3ヶ月近くは、生きのびるのに精一杯でした。この2年間、色んな本を読みましたが、中村天風先生の本が僕には良かったです。(「中村天風 心を鍛える言葉」岬龍一郎著 PHP文庫)

>どう生きるか、いかに荷物を減らして幸せに生きるかの域には達していません(;_;)

「良く生きたい。」と思う一方、荷物を背負い込んだりして(もっと仕事に対して、ドライになった方がいいのかな、と最近、思います。)、まだまだ発展途上だな、と思います。
「いいことはするけど、自分自身が疲れを残さないように出来れば、もっといいのにな。」と思います。

行動範囲
しろ

 のっぽ187先生

自分の場合軽いとはいえ、
早朝に三、四回ある軟々便通時間が定まらず
行動時間が決め難く、団体旅行はし難いです。
便通状態は極端に人の行動範囲を狭めますね。



ぷー
とても丁寧にお答えいただき、ありがとうございました。
参考になりますm(_ _)m

QOLのことで、ご気分を害されたかな
と ちょっと心配です(;_;)
こういうことは人それぞれで、
比べられることではないですから…

イヤな気持ちがしてたら申し訳ありません


たまたま私もストマ関連で不調で、
一日中不快な思いをしてるもんですから つい…


誤算
のっぽ187
しろさん

>便通状態は極端に人の行動範囲を狭めますね。

これは、正直言って、誤算でした。
もともと、歩くことが全く気にならない性分でした。なので、「便意が頻繁にする。」というのがどういうことなのか、想像が付きませんでした。

もともと、団体旅行には余り参加したことがなく、今後も余りしないとは思うのですが、出張は億劫になりました。(東京へ泊り掛けで出張するとか。)

その点、車を運転して、1人で出掛けるのは、人に気を遣う必要がなく、気楽でいいですよね。

気を遣わせてしまいました。
のっぽ187
ぷーさん

>QOLのことで、ご気分を害されたかなと ちょっと心配です(;_;)

僕の書き方が悪かったですね。気分を害することは全くありませんでした。

>トイレの不便は多々おありだと思いますが、QOLの面では、それは素晴らしいと思います。自己導尿に人工肛門…このうっとうしさったらないです(;_;)

僕は、幸い人工肛門を経験することなく、これまで過ごして来ました。なので、人工肛門の方の大変さは正直言って分からないです。ぷーさんを初めとする方々の話を聞いていると、「ああ、大変なんだな。」と思います。
ただ、大腸全摘術後に自然肛門で行けている人達と人工肛門を付けて過ごしている人達のQOLを比較する論文(と言ってもアンケートの結果ですが)があったので、それを引用して、話を進めました。

>イヤな気持ちがしてたら申し訳ありません

全く嫌な感情は抱いていないです。
一つ付け加えると、上記の論文を読んで思ったことは、「人工肛門は、そんなに悪くないのだな。」ということでした。

返事の補足
のっぽ187
ぷーさん

人工肛門と自然肛門のどちらが、QOLがいいのか、ということについて少し考えてみました。

常識で考えると、自然肛門の方がいいかな、と思うのですが、これについての真の答えは両方を経験した人にしか分からないのではないか、とも思いました。

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チョコレート、美味しい。

自分から進んでチョコレートを買うことはないのだが、マルカキカイという会社の株主をしているので、先日(といっても1ヶ月ほど前)、モロゾフのチョコレートが同社から送られて来た。

今年は、同世代の患者さんからもチョコレートをもらえたので(これは、かなり嬉しかった!)、それを食べているうちに、チョコレート付いてしまったのであるが、う~ん、モロゾフのチョコレート、美味しい。

ちなみに、マルカキカイは、3年半ほど前に1812円で買い、現在、595円であるので、買値の3分の1になっている。一番、景気がいい時に、景気敏感株を買う、という絵に描いたような駄目パターンである。

それはさておき、人は、比較的、簡単に幸せを感じることが出来るのだな、と改めて感じた。

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【2010/03/18 23:42】 | 思ったこと
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今朝は朝ごはんを食べずに、午前8時半に出発。PETを撮ってもらうために、電車などを乗り継いで、一路、PET検査の出来るクリニックへ。

受付で保険証を提示し、先にお金を支払う。29000円。高い。3割負担なので、実費では10万円近く掛かっているという計算になる。

服を着替え、医師の診察を受け(ある程度、詳しい説明を受けたいので、最近は、自分の職業を適時、明かしている)、採血、薬剤の注射を経て、休憩室へ。ここと60分ほど、ぼーっとして(注射してもらった薬剤が全身の細胞に取り込まれるのに、それ位、掛かるらしい)、検査室へ。検査室は、CT検査を受ける部屋と殆ど同じ。そこで、30分、検査を受け、30分、休憩室で過ごして、再度、5分、検査を受ける。都合3時間。外へ出て、時計を見ると、12時35分。

今月は、クリニックや病院に診察、検査を受けに行くか、自分が勤める病院に行って、診察、書類作成をするか、のいずれかをほぼ毎日している。(完全にフリーな日は、週に1日位。)空腹で動くと、意外と疲れる。

どうなるのかは、今のところ、全く分からないが、行けるところまで行こうと今は考えている。

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【2010/03/18 23:13】 | 自分の体
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今日は、仕事は休みだったが、健康診断を受けるため、某府県の県庁所在地にある健診センターへ。今、勤めている病院で受けるという選択肢もあったのだが、胃カメラと腹部超音波を受けたかったので、1時間ほど掛けて検診センターへ。健診前日と当日に初めて、自分の便を採り、便潜血検査用の便を係りの人に手渡した。すでに大腸は取ってしまっているので、「今更。」と感じるが、セットメニューなので仕方ない。

身長は188.2cm、体重75.6kgと、昨年に続き、身長は188cm台。30歳代半ばを過ぎて、どうして身長が高く表示されるようになったのかは不明。もしかすると、姿勢が良くなったのかも知れない。体重は、2ヶ月前に79kgだったので、少し減少が気になるところ。ただ、お腹の中に尿、便は殆ど無い状態で、かつ殆ど服を着ずに測定に臨んでいるので、こんなものなのかも知れない。

肺活量は、5リットルを超えているようで、同じ体格の人と比べても、5%ほど多いとのこと。まだ、咳、痰が残った状態で検査に臨んだのだが、肺活量については上出来。肺機能が保たれていることには、正直、ほっとした。

腹部エコーは、施行者に「2年前に直腸癌、肝転移があり、その手術を受けた。その際、S5とS8にあった腫瘍を取ってもらっている。」と伝えた上で、検査を受けた。エコーの画面が僕からは見えなかったので、詳細は不明だが、比較的、ぱっぱと検査は終わった。


心電図、視力、聴力、血液検査、医師の診察を受け、最後に胃カメラ。「僕は、咽頭反射が強い(喉に物が当たると、すぐむせる)。」と前処置をしてくれる看護師さんに説明。キシロカインスプレーという局所麻酔薬を多めに喉にスプレーしてもらい、いざ胃カメラ。術者は、50歳前後の女性。感じはとても良さそう。
胃カメラを挿入し、咽頭を通ると、激しい不快感。「ゴホゴホゴホ。」と激しくむせる。年配の看護師さん2人が僕の身体を抑える。あまりに苦しいので、両手で×のサイン。カメラを抜いてもらった。30秒後、再度、チャレンジ。またも咽頭通過時に激しくむせる。あまりに苦しくて、涙が止まらない。両手で×のサイン。せっかく、時間を取って来たので、もう一度、カメラを入れてもらった。しかし、同様の結果で結局、胃カメラを受けることは出来なかった。
日を改め(3月31日午前)、鼻の穴から胃カメラを挿入してもらうことになった。
口からの胃カメラが出来ない人は、看護師さんによると、100人に一人もいないらしい。また、レアケースを引き当てたようだ。「もうレアケースは、たくさん。」と内心、思ったが、そんなことを言っても始まらないので、検査の予約をして、帰路に着いた。

帰りに会計をしたところ、9100円とのこと。保険が利かないので、こんなものなのかも知れないが、正直、「高いなあ。」と思った。もう少し、安い値段で受けられるようにして欲しいな。

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【2010/03/11 22:19】 | 自分の体
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お疲れ様でした!
カノン
のっぽ188先生、背筋が伸びて、より背が高くなられたとしましたら、素晴らしいことですね。
激務をこなしていますと、どうしても、常に前のめりの姿勢になってしまうように思いますので、何だか、のびのびしたご様子が伝わってきて、よかったなあ、と思いました。

とはいえ、拷問のような胃カメラは大変でしたね。鼻からの胃カメラも、2~3日、鼻の粘膜が痛かった、と言っていた方がいました。あまり苦痛がなく、すんなり終わるように祈っています。

さてさて、本日は確定申告最終日です。無事、申告もお済みになられたことと思います。
私も、自分自身の確定申告を、土曜日に、国税庁のe-Taxソフトを使って作成してみたのですが、20:30に始めて、送信できたのが0:30でした。なんと4時間も掛かってしまいました。これって、一体なんなんでしょう。電子申告でなければ、1時間もあれば十分だと思うので、とっても使い勝手の悪いソフト、という印象を受けました。

ですから、前年分の株の譲渡損失を、本年分の上場株式の配当から控除したりする場合、さぞ難しいだろうなあ、と推測できました。

というわけで、健診も確定申告も、本当にお疲れ様でした。

カプセルカメラ
しろ
   のっぽ187先生

健診、お疲れさまでした、
じかい、鼻から胃カメラ、うまくいくとよいですね
身長が伸びるのは羨ましいです。
若いころ1センチくらい、さばをよみしてました。
自分は加齢によるのでしょうか、4センチ低くなりました、実際は3センチ 笑
来週、自分も胃カメラです、何回受けても慣れないです、
次月は大腸の心算です。
カプセルカメラが早く一般的になればよいな~
なんか楽そうです。

とりあえず、こなしています。
のっぽ187
カノンさん

本当は、のっぽ188にしたいところですが、ややこしくなるので、引き続き、のっぽ187で行こうと思います。

たぶん、現在の仕事が、今の自分にとって、それほど負担になっていないんだと思います。

僕は、咽頭反射(喉に物が当たった時、えずく)が強いので、通常の胃カメラが出来なかったのは仕方ないかなと思います。

>鼻からの胃カメラも、2~3日、鼻の粘膜が痛かった、と言っていた方がいました。

多分、それなりの苦痛は伴うだろうと考えています。

2月18日に確定申告は済ませました。国税庁のホームページにある、確定申告用の書類を作成するサイトに入って、僕も書類を作成しました。書類の作成には、トータルで3時間強、掛かりました。

>前年分の株の譲渡損失を、本年分の上場株式の配当から控除したりする場合、さぞ難しいだろうなあ、と推測できました。

難しかったです。この部分で、1時間半位、掛かりました。

申告用の書類を作成していると、「普通に仕事(診察や診断書の作成)をしている方がずっと楽で簡単だ。」とたびたび思いました。

もう少し使い勝手のいいソフトにして欲しいです。というか、これを使いこなせる人って、全人口の何%くらいなのかな、と思いました。

胃カメラと大腸ファイバー
のっぽ187
しろさん

本当は、胃カメラ、面倒臭いな、と思うのですが、どうも癌になりやすい体質であるようなので、まあ受けてこようかな、と思っています。

自分でも、どうして36歳や37歳になって、身長が伸びるのか、分からないです。「きっと、健康なんだろう。」と勝手に訳の分からない解釈をしています。

>来週、自分も胃カメラです、何回受けても慣れないです、

そういうものなのですね。

>次月は大腸の心算です。

大腸ファイバーは、検査の当日に、大腸を洗浄する目的で、ある液体を2リットルほど飲むのですが(1リットルか1.5リットルか、正確な量は忘れてしまいました)、これが辛かった!
「おい、味の素!(味の素が作った液体でした)」と何度も突っ込んでしまいました。

>カプセルカメラが早く一般的になればよいな~

早く実用化されて欲しいです。

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昨日、夕方、最寄の私鉄の駅で降車しようとすると、リュックサックを背負った男の子1人と女の子2人がドアの開くところで待っていた。塾へ行くのだろう。見た感じ小学校の高学年だった。僕も小学校4年生の時から電車に乗って塾に通っていたので、「ああ、昔は、こんな感じだったのかな。」と懐かしく感じた。当時は、男性9に女性1くらいの割合だったが、現在、その比率は逆転しているのかも知れない。有名中学校や高校に入り、有名大学に入り、昔は有名企業に入り、だったのだが、今はどうなのだろう。官僚や公務員を目指すのだろうか。はたまた、医歯薬系を目指すのだろうか。今を思えば、僕が小学校の頃はまだ有名中学や有名高校へ行くのはメジャーではなく、マイナーな存在だった。

小学生の頃、名の通った大学に入ってから後どうするのか、どうなるのか、全くヴィジョンがなかったのだが、彼らはどうなのだろう。

「国公立の医学部に行って、医者になりました。精神科をしています。」というと、何かうまく行った例のように見えるかも知れないが、本当のところ、どうなのだろう。

勤めていたところをクビになっても、別なところに再就職出来るという点で、本当に恵まれていると思うし、週4日という勤務で雇い続けてもらえるという点でも、十分、恵まれていると思う。しかし、夕方から塾に行く目的は、「何かアクシデントがあった時でも、食べて行けるようにする。」だとすると、「なんだか消極的だな。」「ああ、そんなものなのかな。」と思う。

少し疲れているのかも知れない。明日は、ゆっくり休もう。

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【2010/03/07 00:19】 | 思ったこと
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先生のファンです。
tani
のっぽ先生。字が大きくなって読みやすいです。先生のブログのファンのおばちゃんとしては嬉しい事です。

先生!自分で食べていけるように勉強する。めっちゃ大切な事ですよ。我が子にもいつもそういって勉強しろ!!といってます。
公的資金で生活せざる終えない人が増え続けたら破綻します。不景気が続くと思うと真剣にそう思い、子供が成人する頃の心配をしてしまいます。
先生は今闘病中なのに自分で稼いで自分で生活出来て、尚かつ、患者さんも救ってはります。凄い社会貢献です。
小学校から塾に行ってたからです。頑張ってきはったから今があるんですわ。塾に行ってた小学生の頃の自分をめっちゃ褒めてあげて下さいね。

改めて考えてみると
のっぽ187
taniさん

>先生のファンです。

そんなことを言われると、照れてしまいます。

>字が大きくなって読みやすいです。

僕は、windowsのページ(P)を押し、その下に表れる文字のサイズ(X)を押し、その右横に表れる大(L)を押しています。そうすると、さらに字が大きくなります。

僕も、字が大きいのが好きなので、なるべく字の大きなテンプレートを選ぶようにしているのですが、なかなか、いいのがないですね。あと、背景が白で、字が黒という組み合わせが意外と少ないです。多分、10歳代、20歳代、30歳代前半の人がよくテンプレートを作っているからではないかな、と考えています。

>自分で食べていけるように勉強する。めっちゃ大切な事ですよ。

言われてみると、本当にそうですね。思えば、高校の時、理系にいて、医学部に行くことにした一番の理由は、「食いっぱぐれることはないだろうから。」でした。

>不景気が続くと思うと真剣にそう思い、子供が成人する頃の心配をしてしまいます。

僕が小学校の頃は、「一億総中流」と言われていましたが、今は、二層化が進み、勉強して、いい大学に行って、食いっぱぐれないようにすることが至上命題になっているのかも知れないですね。

>先生は今闘病中なのに自分で稼いで自分で生活出来て、尚かつ、患者さんも救ってはります。凄い社会貢献です。

社会貢献をしているという意識は実は今、こうして指摘されるまで全くなかったのですが、言われてみると、多少、しているかな、と思い、嬉しく感じました。

ここ15年くらいは漠然と、「小学校の頃ぐらい遊んでいたらいいのに。」と思っていたのですが、今の世の中の造りを改めて考えてみると、それはそれで正しかったのかも知れません。


めえめえ
こんばんは。いつも楽しく拝見しています。
こういう時代ですから勉強できる子は医学部に挑戦が多いみたいですね。「東大理Ⅰに行くより国立医学部の方が将来的に良い」そう考えるようです。でも精神科はかなり文系的色合いが強いと思うのですが・・。

姪っ子は薬学部に通いながら医学部再挑戦=つまり仮面浪人です。全く理系科目がダメなうちの子達はある意味楽です。親としては(笑)。

まとまりなく
しろ
のっぽ187先生

自分の小学生頃は塾といえばソロバンか習字で、遊びは野山川が相手してくれてました。
当然ですが世代とともに変っていきました、どの世代が幸せなんでしょうね、
高度成長期の子供達でしょうか。。。
比較できない気もします。
ガンは頭脳がないと思うのにズル賢いですね、新しい血管を造ったり、
下手につつくと反撃したりしてくる、そのようなガンの対応を思慮されながら、
患者さんの治療を精一杯されてるのっぽ187先生は素晴らしい方です、
どうぞくれぐれも御自身の身体を中心にお願いします。
ごゆくり休息してください。

僕らの仕事は
のっぽ187
めえめえさん

こんばんは。

>こういう時代ですから勉強できる子は医学部に挑戦が多いみたいですね。

そうらしいですね。僕が大学に入った頃より更に難しくなったと聞きます。この仕事を10年して思うのは、「この仕事は、実はそれほど、学力を要さないのではないか。」ということです。

>でも精神科はかなり文系的色合いが強いと思うのですが・・。

そうだと思います。
中学校まで一番社会科が好きでした。それを考えると、落ち着くところに落ち着いたのだと思います。

>姪っ子は薬学部に通いながら医学部再挑戦=つまり仮面浪人です。

頑張って下さい!
医学部の定員は増えるようですので、チャンスだと思います。

>全く理系科目がダメなうちの子達はある意味楽です。

医者は、間違いなくいい仕事だと思うのですが、なるのにかなり労力を要すること、なってから、注意しないと、激務になりがちであること、あと、物になるのに時間が掛かるという短所があります。
あと、医者は、精神科に限らず、かなり文系的な仕事であると思います。

小学校の頃は
のっぽ187
しろさん

>自分の小学生頃は塾といえばソロバンか習字で、遊びは野山川が相手してくれてました。

僕の世代は、今を思えば、過渡期であったと思います。僕は、外で遊ぶことが好きだったこと、親がファミコン(当時、任天堂が売り出していたファミリーコンピューター)を買ってくれなかったこともあって、外で走り回っていた記憶があります。

実は、この記事は、「そんなに小さい頃から勉強しなくても、いずれ、たくさん勉強や仕事をしないといけなくなるだろうから、もう2,3年は外で遊んでいたらいいのに。」という思いを背景に書きました。

>当然ですが世代とともに変っていきました、どの世代が幸せなんでしょうね、高度成長期の子供達でしょうか。。。

僕も比較は出来ないと思いますが、比較的大きくなるまで(小学校5年生頃まで)、外で遊ぶのが主だったのは良かったと思っています。

癌については、正直、手探り状態なのですが、いい精神状態を保つことが、もしかすると、いい結果に結びついているのかも知れません。

仕事が増え過ぎないようにしながら、今の状態を保って行きたいな、と日々考えています。

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今日の診察の結果。

以前から指摘されていた右肺のS7(第7区域)の白い塊(高濃度の領域)は、大きくなる傾向にあるが、大きくなっているかどうかは、はっきりしないとのこと。心臓に隣接して背中側にある、灰色の領域(比較的、低濃度の領域)も、腫瘍かどうかはっきりしないとのこと。肺以外には特記すべき所見はないとのこと。また、肺にある白い塊は、腫瘍であったとしても、slow glowing(成長がゆっくり)であるとのこと。心臓に隣接している灰色の領域が腫瘍でなく、右肺S7の白い塊が腫瘍であると判断した場合、胸腔鏡で取るという選択肢もあるとのこと。
なお、腫瘍マーカーに変化はなく、依然、正常範囲内。CEAは0.5だった。

3月18日午前にPETを撮ってもらい、3月26日午後遅く、診察を受けることになった。

今日は、時間に余裕があったのか、主治医からの説明は、いつもより丁寧だった。内容は上記の通り。診察の最後に、「次の診察で、取るか、他の方法で行くか、このまま経過を見るか、相談しましょう。」と言われた。主治医としても、判断に迷うところなのだろう。

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【2010/03/05 19:05】 | 診察
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主治医さんの経験と感性
カノン
風邪をひいていらっしゃる中での、検査と受診で、さぞお疲れになられたことと思います。
今回の検査でも分からないままですが、のっぽ先生が普通に楽しく暮らしていらっしゃるということが、次回の検査結果とこれからの治療方針に直結していてほしい、と願っています。

前回、のっぽ先生が教えてくださいました主治医さんのお話には、驚きました。衝撃的でした。

白い塊が腫瘍かどうかも分からない現状で、あくまでも一般論として、主治医さんは話されたわけですが、多くの外科医さんは「肺に転移した腫瘍を一つ取ると、今まで目に見えなかった腫瘍がワーッと現れることがある。」ということを経験していらっしゃるのかもしれませんね。

そして、その時にどう考えたかが重要で、「手術しないで、他の方法を選べばよかった」と後悔するドクターもいらっしゃれば、「何故かこういうことになってしまったけれど、取ることによって、良い結果が生じることのほうが多い」と思われるドクターもいらっしゃるでしょう。

主治医さんの経験と感性によって、患者さんにもたらされる情報も伝え方も変わってくるのかなあ、と思います。

のっぽ先生は、ご自身の診療の中でも、「何故か分からないけれど、こんなことがあった」という経験をしていらっしゃると思うので、冷静に受け止めていらっしゃいますが、私でしたら、自分の身に起こる可能性があるのかないのか、途方に暮れてしまうだろうなあ、と感じました。

風邪が早く治りますよう、どうぞお身体を大切になさってください。
素敵なテンプレートですね!

何故だか分からないけど、こんなことがあった。
のっぽ187
カノンさん

今週は、少し疲れました。

>のっぽ先生が普通に楽しく暮らしていらっしゃるということが、次回の検査結果とこれからの治療方針に直結していてほしい、と願っています。

有難うございます。

>「肺に転移した腫瘍を一つ取ると、今まで目に見えなかった腫瘍がワーッと現れることがある。」

こういう情報こそが重要だと僕は考えているのですが、「たまたま」なのか、「時々あること」なのかは、経験ある外科医同士で話し合うことでしか確認のしようがないと思います。
もちろん、同じようなことを二度、経験すると、「これは、結構あることかも知れない。」と思うだろうと思います。

改めて考えると、患者が医者にかかるメリットの一つは、「何故だか分からないけれど、こういうことがあった。」という話を聞くことにあると思います。

>のっぽ先生は、ご自身の診療の中でも、「何故か分からないけれど、こんなことがあった」という経験をしていらっしゃると思うので

結構、「何故だか分からないけど、こんなことがあった。」というのは、あります。僕自身、それを診断基準やエビデンスに融合させて、診療をしています。
カノンさんが指摘されるように、自分が医者として、そういった経験をしているから、比較的、冷静で居られるのかも知れません。

とにかく、今晩と明日は身体を休めます。

テンプレートは、字が大きくて読みやすいことを第一にしているのですが、やっと「これ。」というのを見つけることが出来ました。褒めて頂いて、大変、嬉しいです。

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また、風邪を引いてしまったようだ。喉痛と鼻水がある。喉の痛みは、冷めた日本茶でうがいをしたら、意外に良く効いて、だいぶ、治まった。母親が、すぐ喉が痛くなるのだが、どうも僕は、その部分を受け継いでいるようだ。なお、母方は癌になった人が少なく、僕の癌になりやすい体質は父親から引き継いでいると考えられる。

免疫力を保つには、ストレスを低く抑えるのが重要であるようだ。

より一層、「気にしない」人を目指そうと思う。

ちなみに、風邪を引いて、頭がボーっとしているせいか、あまり明日の診察のことは気にならない。

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【2010/03/04 23:59】 | 自分の体
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