癌との共存を目指しています。
10日程、ブログ更新が滞ってしまった。休みの日は、寝ていると、一日があっという間に過ぎてしまうことが多く、ブログを書くことにまで気が回らなかった。

植草一秀の『知られざる真実』http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/というブログに、自民党が行った景気対策の偏りが述べられている。僕は政権交代を強く希望しているのだが、もし自民党が次にまた政権を取ると以下のことが危惧される。

高額療養費の自己負担限度額は、一般の所得者(上位所得者、一般、低所得者と3段階に分けている)は、1ヶ月に80100円+α(αの部分は、恐らく数千円位か)である。この金額は、平成18年から増額されている。(平成18年だったと記憶していますが、少し自信がないです。)
この自己負担限度額というのは、結構、重要で、これが増えると、返って来るお金は少なくなるし、多数該当(4回目からは、という意味)では限度額が低くなる(一般では、44400円)のだが、これが使えなくなる可能性が高くなる。
自民党に投票するということは、こういった医療費抑制政策を支持することを意味する。人の価値観は多様なので、もちろん強要は出来ないのだが、病人に対する自民党の政策は正直、目に余るものがあった。

僕は、自分の個人的な事情からも(高額療養費の自己負担限度額をこれ以上、上げないで欲しい)、考えからも(お金の使い途は、政府が決めるものではなく、消費者一人ひとりが決めるものだ。エコカー、エコポイントへの財政助成をする位なら、減税して欲しい)、政権交代を強く希望する。

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【2009/07/26 04:39】 | 思ったこと
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風雲急を告げる
カノン
ますますお元気そうで、何よりです。

大きくわき道にそれて申し訳ないのですが、60代の長期入院女性患者さん、投げキスする相手が見つかって、幸せそうでよかったなあ、としみじみ思います。
「徳永英明の妻」ならぬ「のっぽ先生の妻」誕生秘話を拝見するようで、いいですね(笑)。

ふと思ったのですが、陽性転移(ユング派の用語かもしれませんが)を、臨床現場で、うまく治療に繋げていくって、難しそうですね。
すみません。ものすごく脱線しました。

本題に入りますと、医療費の抑制は、本当にやめてもらいたいです。ちょっと古い数字なのですが、次に挙げてみます。

年間1人あたりの受診回数(2000年):日本14.4回、米国8.9回、スウェーデン2.8回
年間1人あたりの医療費(2002年):日本2,139USドル、米国5,287ドル、スウェーデン2,594USドル
国内経済に占める医療費全体の割合(2002年):日本7.9%、米国14.6%
それと印象的だったのが、遊技場の売上総額(2008年)が24兆で、国民医療費は34兆ということです。

国民の不安ばかりを煽る国って、何なんでしょう。ブータンのように、国民の幸福度が指標になるといいなあ、と思います。

のっぽ先生が仰るように、政権交代しかないでしょうね。直後は、収拾がつかないような状態になるかもしれませんが、混沌の中からでなければ、生まれない何かに期待したいです。


医療費、労働時間など
のっぽ187
カノンさん

長期入院の患者さんに好かれるのは、結構、好きです(笑)。きっと人は、そう創られているんだと思います。

>ふと思ったのですが、陽性転移(ユング派の用語かもしれませんが)を、臨床現場で、うまく治療に繋げていくって、難しそうですね。

対等な関係がいいですね。十分な返事にはなっていないか、と思いますが、感覚的には、そう思います。

アメリカは、非常に効率の悪い医療費の使い方をしていると思います(低所得者層は、まともな医療が受けられない)が、そのアメリカに、年間1人あたりの医療費や国内経済に占める医療費全体の割合で大差をつけられている辺りに、日本の低医療費政策がいかに酷いものだったか、を見ることができますね。

>それと印象的だったのが、遊技場の売上総額(2008年)が24兆で、国民医療費は34兆ということです。

はっきり言って、無茶苦茶ですね。

自民党は、セーフティーネットにかなりのダメージを与えたという点で、かなり罪深いと思います。

>ブータンのように、国民の幸福度が指標になるといいなあ、と思います。

これは、一人ひとりの価値観の問題ですよね。ただ、労働時間は今より少し短い目の方が、幸せになれる人は多いか、と思うので、米英式よりは、ヨーロッパ式(英国を除く)に社会制度を持って行くのがいいのではないか、と思っています。

>直後は、収拾がつかないような状態になるかもしれませんが、混沌の中からでなければ、生まれない何かに期待したいです。

もちろん、民主党が完璧だとは思っていませんし、実際、そうでしょう。支持母体に自治労があるなど、懸念すべきところは、それなりにあると思うのですが、自民党、公明党による現政権よりは、はるかにましでしょう。僕は、そう考えています。

政治家
まゆみ
おはようございます。ご無沙汰してます、まゆみです。
のっぽ先生、更新も楽しみですが、仕事も更新も無理せずのんびりなさってください。

さて、胆管がんの父はとうとうステント留置を検討せねばならない状況になりました。
難しい場所のようで、難渋しておりますが、上手く落ち着いてくれることを願っております。

医療費はかさみますが、と若い方より負担が非常に少なく済みます(現在1割)。
しかし、国民年金からの支出は厳しいですし、当然蓄えに手をつけずにはやって
いけません。個人の考えでは、医療も年金も破綻していると感じます。

分子標的薬の保険認可は、医療費抑制を考えると、悔しいですが、
現実的ではないと感じます。

年金も少子高齢化で世代間扶養は難しいでしょう。年金未納による無年金の方が、
生活保護を受給しているという話を耳にすると、納めるのが馬鹿らしくなるのでは
ないでしょうか。生活保護の方が国民年金よりも多くもらえるのですから。

消費税が増税される結果となっても、公平な負担と、給付が受けられるのであれば、
増税やむなしとなろうと思います。

確かに税金の無駄遣いは沢山存在するのかもしれませんが、国民の意に反したとしても、
長期的にみて必要な政策をとることができる政党があれば期待したいです。

国民の支持が得られなければ職を失うのであれば、国民におもねるのは無理からぬこと
なのでしょうか。今後の政治屋?様に期待したいです。

長文申し訳ありません。つい、感じたことを書いてしまいました、お許し下さい。




おひさしぶりです!
ちこちこ
お仕事に復帰されたご様子、うれしく拝見していました。
私は、大学生になることに!夢がかないました。
自分のための、道楽なので、あえて、一般教養から入ります。マスターとって、同時に残り8年の治療、無事終了が、目標!
ご勤務、厳しそうですが、願いがかなって、本当によかったですね~。
また、お目にかかりましょうね。

私見ですが
のっぽ187
まゆみさん

こんにちは。

>仕事も更新も無理せずのんびりなさってください。

有難うございます。そうします。

>さて、胆管がんの父はとうとうステント留置を検討せねばならない状況になりました。

そうですか・・・。
あまり参考にならないかも知れませんが、僕は自己導尿を始めて、1年4ヶ月になります。初めは、辛かったですが、最近は生活の一部になりました。自己導尿、排便のプロセスが合計5,6分で出来るようになり、仕事の合間に用をスムーズに足せるようになりました。
器具を用いることについては、ある程度、慣れがあると思います。

>国民年金からの支出は厳しいですし、当然蓄えに手をつけずにはやっていけません。

その辺りが、今の日本は普通でないと思います。

>個人の考えでは、医療も年金も破綻していると感じます。

全く同感です。特に年金は明らかに破綻していると、僕は思います。

>分子標的薬の保険認可は、医療費抑制を考えると、悔しいですが、現実的ではないと感じます。

現時点で私達が出来ることは、政権を交代させること位だと思います。少なくとも、医療に関しては、民主党が政権を取った方がいい、と僕は考えています。

現行の年金制度は、すでに破綻しているんだと思います。僕が知る限りでは、ベーシックインカムを採用するのがいい、と思います。
http://blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime/e/df9729ff82024e97dd3447d08d9c5f27

>消費税が増税される結果となっても、公平な負担と、給付が受けられるのであれば、増税やむなしとなろうと思います。

省くべき無駄を省いた上で、なおかつ国にお金がない、ということであれば、消費税を増やすのも已む無しと思うのですが、まずは、しっかりと無駄を省いて欲しいです。

>確かに税金の無駄遣いは沢山存在するのかもしれませんが、国民の意に反したとしても、長期的にみて必要な政策をとることができる政党があれば期待したいです。

自民党は企業から多額の献金を受けている以上、今後も政権を取れれば、企業に益する政策を取り続けることでしょう。医療にお金を掛けることは、企業にとって何の得にもならないので、自民党が医療費を増やすことは基本的にはないと、僕は考えています。その点、民主党政権の方がまだ「まし」ではないか、と考えています。

なるほど
まゆみ
こんにちは。まゆみです。
ベーシックインカムですね…、なるほど。
就労可能な年齢に導入するのは抵抗を感じますが、
年金にこの考えを導入するのは大賛成です。
年金を納めずに、年金以上の額を生活保護で
受給するという、不公平な図式が解決されますね。

今後どうなるのか、想像つきませんが、
このままでいいとは思えません。
無駄を省いて、より良い医療を受けられるよう
な政党に政権をとって欲しいです。

ではまた!


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お久しぶりです。
のっぽ187
ちこちこさん

お久しぶりです。

>お仕事に復帰されたご様子、うれしく拝見していました。

有難うございます。

医学部の6年間は正直言って苦痛だったのですが、社会人を経て大学に入るのであれば、きっと充実した時間を過ごせるのではないか、と思います。

お互い、充実した時間を過ごしたいですね。

同世代?
のっぽ187
まゆみさん

ベーシックインカムのいいところは、政府の裁量が入らないところだと考えています。何かを支給してもらう際、私達は○○申請書といった書類を書きますが、もともとは私達が納めた年金や健康保険料だったりするわけですから、その配分に対し、こちらがお伺いを立てるというのは、「どうなんだろう。」と思います。

>今後どうなるのか、想像つきませんが、このままでいいとは思えません。

全くもって同意見です。

>無駄を省いて、より良い医療を受けられるような政党に政権をとって欲しいです。

ほんと、そう思います。個人的には、共産党に政権を取って欲しいのですが、それは現実的には、あり得ないことだと思うので、当面は民主党に政権を取ってもらうことを第一に考えています。

しょうもないことで恐縮なのですが、「まゆみ」という名前は、昭和47年(1972年)生まれの女の子に一番よく付けられた名前です。ふと、同世代かな、と思い、コメントした次第です。

残念!
まゆみ
こんにちは。 職場での不穏な空気…気になりますね。

負担が増えすぎないといいですね。
御身第一で考えてください。

父は無事ステントを留置できました。
他にも問題があるので、まだどうなるかは
わかりませんが、一安心です。

さて、残念ながら?私は1979年生まれです。
どうしてこの名前になったのか…
姉の字と祖父の字をとって付けた名前という事
らしいのですが…

ではまた!



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ふと気が向いたので、書こうと思う。

標準的な投与量で行われる抗癌剤治療より、少ない目の投与量で行われる抗癌剤治療の方が、患者に益するところが大きいと思う。薬物を代謝する能力は、人によりだいぶ差があるので、「これくらいが一番いい量だ。」と考えられる量は、人によって、だいぶ差があると思う。しかし、多くのケースでは、少ない目の投与量の方がいいと思う。

なお、これは、梅澤充先生の本、ブログを読んで、もしくは、自分の経験を基にして、「そう思った。」と言っているだけで、本当にそうであるかどうかは全く保障出来ない。

保障を追求すると、きちんとデザインされた比較試験の結果(エビデンス)ということになり、「標準的な投与量で行われる抗癌剤治療は、無治療に比べると、生存期間の延長という点で勝っている。」という話になる。

「多くのケースでは、少ない目の投与量の方がいいのではないか。」と、ふと思ったので、忘れないうちに書いた。

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【2009/07/14 23:57】 | 思ったこと
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はじめてコメントします。
ハミルトン
のっぽさん初めまして。

何度も訪問し、精神的な支えになっていただいたブログの代表です。ありがとうございます。ハミルトンは50代後半です。

私は直腸癌のステージ3aだったのですが、一年後(昨年6月肝転移)をCT発見し、PET検査をしたら、近位リンパ節転移。手術不能。すぐに化学療法をはじめました。FOLFOX6を6クール。マーカー上昇。FOLFIRIを3クール、昨年12月、原因不明の発熱>間質性肺炎。

現在、腎障害も表れ、打つ手なし。リンク先の方々がお若いのに続けて亡くなられ、私の心が砕けてしまいました。腫瘍内科の医師の言葉も酷い言葉でしたが・・・。

私は残念ながら、緩和医療に向います。予約しても2ヶ月先ななので、早め予約をするつもりです。

私は化学療法はまったく体に合いませんでした。返って命を短くするだけだったのかもしれません。QOLも酷く下がり、まともに歩けないので、旅行もできません。(やらなければ良かったと思っています。)

「多くのケースでは、少ない目の投与量の方がいいのではないか。」私もそう思いますが、そうはいかない場合もあるでしょう。誰を信じて良いのか判りません。

No title
TT
梅澤先生は自身が外科医であることとも関係があると思うと言っていますね。
外科医の仕事は元々オーダーメイドの治療だから、抗がん剤治療においてもそうできるのだとのことです。

ところで、昨日、生きていればノーベル賞間違いなしと言われた戸塚さんの闘病ドキュメンタリーがNHKでありましたね。
大腸がんだったそうです。
戸塚さんのブログはまだ残っています。

http://fewmonths.exblog.jp/

初めまして。返事その1
のっぽ187
ハミルトンさん

初めまして。当ブログへ、ようこそ。

>FOLFOX6を6クール。マーカー上昇。

そうですか・・・。標準的な投与量で、投与を受けていたとすれば、5-FU、オキサリプラチンは効かない(少なくとも、あまり効かなかった)と思います。

>FOLFIRIを3クール、昨年12月、原因不明の発熱>間質性肺炎。

間質性肺炎は、どういう機序で起こっているのか、よく分からないことが多いのですが(僕の知識は古い上に浅いので、最近は、分かるようになっているのかも知れません)、一言で言うと、不運だったと思います。

>腫瘍内科の医師の言葉も酷い言葉でしたが・・・。

医者も、他の職種と同様、性格のいい人もいれば、悪い人もいます。性格の悪い人と、どう接すればいいのかは、大変、難しいのですが、一番、簡単な方法は「近寄らない」ことではないか、と思います。経過が良くない人に、酷いことを言う人は、医者である前に人としてどうかな、と思いますが、そういう医者はいると思います。(続く)

返事その2
のっぽ187
ハミルトンさん

>リンク先の方々がお若いのに続けて亡くなられ、私の心が砕けてしまいました。

僕も、ショックでした。とは言え、人の身体は、百人いれば、百様なので、ことこの点に関しては、「人は人、私は私。」でいいと思います。

>私は化学療法はまったく体に合いませんでした。

この場合、2つの仮説が考えられます。一つは、薬自体が全く身体に合わなかった。アナフィラキシーショックを起こした場合は、そうだと思います。
もう一つは、量が多過ぎた可能性があります。薬が効く効かないは、運、不運以外の何物でもない、と思うのですが、「QOLも酷く下がり、まともに歩けないので、旅行もできません。」は、過量であった可能性があります。僕も500m歩けないという時期がありましたが、その当時、受けていた抗癌剤の量は、今、思えば、明らかに過量でした。(この点については、恐らく主治医は、そう考えていないと思う。)

返事その3
のっぽ187
ハミルトンさん

>「多くのケースでは、少ない目の投与量の方がいいのではないか。」私もそう思いますが、そうはいかない場合もあるでしょう。

一つは、自分の主治医が、標準的な投与量以外、認めない場合。これは、主治医を替える以外ないですよね。(進行・再発癌の治療を受ける過程で、主治医を替えるのは、かなりよいしょが要るとは思いますが。)
前もって、どの人が「抗癌剤が効く」組で、どの人が「効かない」組かは、分からないので、進行癌の人に抗癌剤の投与を考慮するというのは、僕は正しいと思います。
ただ、「効かない」組の存在を考慮すると、初めから高用量の抗癌剤を使うのは、僕は理にかなっていないと思います。

返事その4
のっぽ187
ハミルトンさん

>誰を信じて良いのか判りません。

ハミルトンさんが、「この人は、良心的だ。」と思う人を信じるのが良いと思います。

僕が知る限りでは、当ブログの「抗癌剤治療を行う医師のサイト」のうち、上2つのサイトの先生が、今のハミルトンさんにとって、いい先生だと思います。

抗癌剤は、1~2ヶ月でかなり抜けて来ますので、次の手を考えられることをお勧めします。

毒を少々
あんず
ええ、ほんとに、私も少なめな量で(最終的にはミニマムな量まで減らしてもらった)、仕事をしながらの抗がん剤治療を続けられたので、実感としてうなづけます。エビデンスがどうのこうの言っても、結局、私にとってのベストはエビデンスとは違うかもしれないわけで。
医学の発展のために統計はとても重要ですが、それが必ずしも自分の治療に当てはまるものでは無いということを、早い段階で知ることができたのは良かったと思っています。

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No title
ハミルトン
すみません。先ほどのコメント、公開にしてください。ご面倒をおかけします。

2009.07.17 Fri の、ハミルトンさんのコメントです。
のっぽ187
ハミルトンさん

以下に2009.07.17 Fri のハミルトンさんのコメントを載せます。

のっぽさん、アドバイスありがとうございます。
おっしゃる通りだと思います。

私がコワイと思ったのは、化学療法を行った結果、重篤な副作用を起こし、患者が死亡しても、不幸な例として扱われるだけではないかということです。

また、もっと悩ましい現実は、大都市と地方都市では医療機関の選択が限られることです。(医療格差)

あんずさん、初めまして。

そうですね。早い段階で知識を得ることだと思います。
私は術後、ガンと向かい合うことをしませんでした。
こころが弱く、忘れようとしてしまったのです。

医師を信頼することより、ガンになったら積極性を持つことが肝要だと思います。知識を得るのが遅かった・・・。

そうじゃないと、エピデンスの元に生存率を告げられ、ベルトコンベアーのように化学療法へ。

転移は早いうちに知るべきです。私は術後1年後に造影CTというのんびりした検査を行う医療機関を信じたのです。これは、どう考えてもおかしい。

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週4日の勤務でも、それなりに頭を使うし、体力、気力を使っているという感じがする。もう少し労働時間が短くなればいいかな、と思うが、常勤で、これより短い労働時間というのは、都市部では得られないだろう。

仕事の密度が、そこそこ濃いせいか、少しずつスキルアップしている感じがする。とても有難いことだが、何となく今の状態は、何かに導かれた感じがする。人は、「こうなりたいな。」と思うものに時間を掛けて、なっていくものかも知れない。時間というのは、具体的には数年くらいだと思う。

以前から、「ゆっくり仕事がしたいな。」と思っていた一方、自分の持てるものを発揮したいな、さらに(診療の場面で)色んな経験をして賢くなりたいな、とも心のどこかで思っていた。そして、今、思っていたものに比較的、近い状況で仕事が出来ている。

「こうなりたい。」という具体的なイメージを、ずっと持ち続けていたいな、と思う。いい体調で、長く仕事を続けられている自分を最近は時々イメージしている。

自分を洞察することは結構、好きです。一方、自分の病を洞察することは、嫌いではないのですが、最近は、積極的にしようという気が起こらないです。なので、こんな文章が多くなります。お許し下さい。

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【2009/07/14 22:37】 | 思ったこと
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想像力は神の仕事場である
カノン
のっぽ先生が、書きたいと思われることを書くことが、私たちを勇気づけることになります。
今回も、偏差値の高さが証明するような頭の良さという部分的なものではなく、全人的なバランスの良さや聡明さが感じられる、素敵な文章だと思います。

「なりたい自分」をイメージすることは、とても大事なことだと思うのですが、日常に流されて、つい忘れてしまいがちです。
イメージが具体的であればあるほど、実現する可能性が高い、と言われています。

國分康孝さんは、その著書(「頼れる自分」になる心理学)の中で、『“なったつもり”で人生を生きていく。“なったつもり”の方が、実際にそうなる率は高いし、生きている瞬間瞬間も、そうならなかったらどうしようという不安がない。』と述べています。
脳の働きは、自分を追いつめたりもしますが、上手に使うと、今より一段高い所へ、連れて行ってくれるものなのかもしれませんね。

私たちも、のっぽ先生が、いい体調で長く仕事を続けていらっしゃるお姿を、イメージすることにします。


有難うございます!
のっぽ187
カノンさん

>のっぽ先生が、書きたいと思われることを書くことが、私たちを勇気づけることになります。

有難うございます。書きたいと思うことを書くようにします。ついつい、読んでくれる人の層を気にしてしまいます。

>今回も、偏差値の高さが証明するような頭の良さという部分的なものではなく、全人的なバランスの良さや聡明さが感じられる、素敵な文章だと思います。

有難うございます。「頭、いいですね。」と褒められるのも嬉しいのですが、人間性を褒めてくれたり、聡明さを褒めてくれるのが一番、嬉しいですね。(60歳代の長期入院している女性の患者さんに投げキスをされるのも、結構、嬉しいものですが。)

>脳の働きは、自分を追いつめたりもしますが、上手に使うと、今より一段高い所へ、連れて行ってくれるものなのかもしれませんね。

これまでは、追い詰められることが多かったです。時間を守る、試験に通る、などなど。ただ、最近は、「幸せに生きることが一番。」と考えているので、「時間を守る」以外のことは、程ほどでいいかな、と思っています。

>私たちも、のっぽ先生が、いい体調で長く仕事を続けていらっしゃるお姿を、イメージすることにします。

有難うございます!

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仕事の日は、本当に頭が働かない。切除不能転移性大腸がんの治療にスニチニブを追加するフェーズ3が中止http://cancernavi.nikkeibp.co.jp/news/3_54.htmlとのことである。行雲流水 ~S状結腸がんステージ4~のブログhttp://plaza.rakuten.co.jp/tumorcancer/を拝見して、今、そのことを知った。非常に残念である。

FOLFIRI単独とFOLFIRI+スニチニブにおいて、無増悪生存期間の有意な改善が見込めないとのこと。Aの投与を受けた群とA+Bの投与を受けた群に効果において差がない、すなわちBは効果がないということらしい。
Bで効果を認めた人(無増悪生存期間が延びた人)が何人かいる一方、Bの望まざる作用で悪い方に転んでしまった人(無増悪生存期間が縮んでしまった人)が同数いれば、そして、延びた日数と縮んだ日数の合計が同じくらいなら、トータルとしては「差がない。」と判定される。

他施設共同無作為化二重盲検試験とあるので、きちんとした試験だと思う。しかし、集団を対象とした比較試験は、時として、少数の奏功者(薬が効く人)を生み出す薬を排除しているのではないか、と思った。まあ、現時点では少数の奏功者を事前に見つけ出すことはできないので(投与開始後、腫瘍マーカーをこまめにフォローする位しか僕は思い付かない)、認可してかかる医療費と得られる恩恵を量り天秤にかけると(コスト/ベネフィットを評価すると)、厚生労働省としては認可するに値しないと判断するということだろう。(中止を決めたのは、ファイザー社だが。)

頭が働かず、より深い洞察が出来ないのだが、ふと上記のようなことを思った。

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【2009/07/11 01:04】 | 思ったこと
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静岡知事選の開票速報を見ている。23時9分現在、開票95%

川勝 平太  無(民主推薦) 新   694,723  39.4   60  
坂本由紀子 無(自公推薦)  新   686,103  38.9   60  
海野  徹  無  新          324,234  18.4   60  
平野 定義  共産  新           60,007   3.4   59  

みんな、結構、自民党、公明党が推薦する人に入れるのだなあ・・・。 僕が静岡県民だったら、まずは平野氏に入れることを考慮しただろうが、この経過を見ると、川勝氏に入れるのが、僕の中では、正解ということになる。(僕は政権交代を望んでいる。)
海野氏には、自民党、公明党を支持しない層が投票をしているのだろう。海野氏陣営は、どう考えているのか分からないが、自民党、公明党を支持しない層の票が分かれてしまうので、海野氏の存在は、結果的には、坂本氏に利することになる。もしかしたら、それも自民党、公明党の策だったりして・・・。三国志みたいですね。(ちょっと違うか。)

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【2009/07/05 23:30】 | 思ったこと
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県民です
さと
はじめましてです。
生まれも育ちも静岡です。今までに、静岡県知事選が注目されたことがあっただろうか?投票率もいつもよりも良かったようです。保守的な静岡県民も大分動いた感じがしますね。
かく言う私も、初盆の来客があるなか、父と交替で投票に。今までこんなこと、なかったですもん。
静岡は変わります!と、言いたいですね。これをきっかけに、国政も動くのでは?とりとめのない独り言でした。

ようこそ、当ブログへ。
のっぽ187
さとさん

ようこそ、当ブログへ。
静岡県は、新幹線で通り過ぎるだけで、降り立ったこともないです。とは言え、人口が379万人と結構、大きな県ですよね。印象としては、自民党が強い県なのかな、と思っていたのですが、今回は民主系の川勝氏が当選しましたね。

これまで縁が無かったのですが、気候が温和で住みやすい印象を持っています。

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職場で、「休みの日、何をしているのですか。」と、よく尋ねられる。それは、当然だろう。週に3日、休んでいて、独身で。「寝ているか、ぼーっとしていることが多いです。」と答えている。事実である。

3日の休みのうち、1日か2日は出掛けてしまうので、実質、完全な休みは、週に1日か2日である。とは言え、週に3日も休める人は、この世代の男性では、そうは居ないだろうし、ほんと、恵まれていると思う。

本業が、医者とは言え、癌との接点が少ない精神科であるので、癌について考えることが最近は、ほんと少なくなった。ただ、仕事柄、「はっきりしないこと」を相手に仕事をしているので、きちんとした道標がない状況で、どう判断すればいいのか、ということについては、よく考える。また、その道標が、ちゃんとした道標かどうか、ということも、仕事柄、よく考える。

我々の仕事で、道標に従って、目的地に向かう場合(柔軟にエビデンスと取り入れながら、いい状態を目指す場合)、時として、「直感的には、間違っているんじゃないか。」と思うことがある。正直、迷う。どういう時に直感が働くか、どれ位、直感に従うか、は、十人十色だろう。

翻って、患者として治療を受けることを考えると、僕は、直感が働くことが多かった。エビデンスという道標が不十分である以上(不親切という言葉がより適切だと思う)、「あれ、何か間違った方向に来ているのではないかな。」と思える余裕があると、いい方向に行き易いのではないか、と思う。

最近は、全然、勉強していないので、感覚的な内容が多くなっています。お許し下さい。

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【2009/07/05 22:45】 | 思ったこと
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No title
あんず
フルフルタイムで働いて、通勤片道2時間、土日も必ずどこかへ行ってる(クリニックのことも多いけど)ので、完全な休みがありません。買い物は移動の合間が常です。楽天で買いたくても、受け取れる時間に帰宅できないんですよ。。。
直感的に間違ってる生活、でしょうね。

本人の気質
のっぽ187
あんずさん

僕は、いくつかの会社の株主なのですが、株主優待の品物を受け取る時間が取れなくて、少し苦労しています。

休みの日にどこかに出掛けるかどうかは、本人の気質によるところが大きいと思います。気質に反する生活をしてしまうと(以前の僕はそうでした)、ちょっとまずいかな、と思うのですが、そうでなければ、いいのではないか、と思います。

基礎と応用
カノン
病気のことを、ほとんど考えずに過ごしていらっしゃるのは、それだけ心身ともに充実している証ですね。とっても素晴らしいことです。

本当にそうですね。
仕事を続けていると、何かの拍子に、「あれっ、これおかしい」と思うことがあります。
その時は、確たる根拠があるわけではないのですが、違和感というより、もうちょっと強く引っかかります。それは、知識とか経験だけでは説明のつかない、それらを超えた何かとしか言いようがないのですが、改めて考えてみますと、リラックスして集中している時に、与えられる感覚のように思います。
ただ、私の場合、これは自分のフィールドにいる時にしか、働かない感覚なのです。

ですから、のっぽ先生が患者さんの立場でも、よく直感が働いたというのは、紛れもなくすごいことです。基礎ができていると、ばっちり応用が利きます。

「はっきりしないこと」「よくわからないこと」に対峙する時、その方の真の力量が問われるように思います。過剰な希望や不安から、ある程度の距離を置いて、判断していくのは難しいことです。

のっぽ先生の絶妙な距離のとり方というのは、日々の診療の中で、身につけられたものかもしれませんね。


本当に有難いことです。
のっぽ187
カノンさん

そうですね。最近は、ほんと、心身ともに充実していると思います。本当に有難いことです。

>リラックスして集中している時に、与えられる感覚のように思います。

そういう時間を少しでもたくさん持てるようにしたいな、と切に思います。

>ただ、私の場合、これは自分のフィールドにいる時にしか、働かない感覚なのです。

基本的には、僕もそうです。ある程度、一つのことに習熟すると働く感覚なのではないかな、と思っています。

>基礎ができていると、ばっちり応用が利きます。

素晴らしいご指摘だと思います。僕も、自分の感覚では、応用問題を解いている感じでした。

>「はっきりしないこと」「よくわからないこと」に対峙する時、その方の真の力量が問われるように思います。

明確に、そうだと思います。

>のっぽ先生の絶妙な距離のとり方というのは、日々の診療の中で、身につけられたものかもしれませんね。

お褒め頂き、有難うございます。意思決定に関して(距離の取り方、勘をどの程度、採用するのがいいのか)は、日々の診療の中で身に付けたように思います。

改めて、「いい仕事に就けたな。」と思います。本当に有難いことです。

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