癌との共存を目指しています。
otak2010さんへ

気分障害とは、うつ病、躁うつ病に分けることが出来ます。(他にも、気分変調症、気分循環症といった、うつ病、躁うつ病の波を小さくしたものがありますが、まずは、この2つに分かれるとご理解下さい。)

躁うつ病のホームページ 気分障害とは何かにより詳しい、そして信頼できる説明が載っています。

なお、僕が精神科をし始めた当時(2001年頃)は、躁うつ病と言っていたのですが、この2,3年は、双極性障害といった病名の方が、インターネット上では、よくヒットするようです。

うつ病との闘い方にDSM-IVとICD-10という2つの診断基準が載っています。この2つが、日本ではポピュラーです。なお、僕は、ICD-10の方を主に使っています。また、日本の厚生労働省は、ICD-10を採用しています。論文レベルでは、DSM-Ⅳが主流で、上記の「躁うつ病のホームページ 気分障害とは何か」も、DSM-Ⅳに則って書かれています。

なお、「大うつ病」と言う言葉は、major depressive disorder(大うつ病性障害)という、DSM-IVで用いられている診断名から来た言葉だと思います。この「大うつ病性障害」は、僕らが言うところの「うつ病」を指します。

難治性うつ病の定義は、この論文の5.考察のところに書いてある通り、、「少なくとも2種類の抗うつ薬を十分量(imipramine 相当で日に 150 mg) 、十分な期間 (4~6週間) 用いても反応がみられない」とされることが多いです。なお、imipramineとは、代表的な三環系抗うつ薬の一つです。

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【2010/12/21 23:57】 | 精神科
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大変ありがとうございます。
otak2010
のっぽ187さま

お世話になります。大変具体的にありがとうございます。

まだ、文献の中身をちゃんと読みきれてません、良くよんで「彼」に対する理解を少しでも深めたいと思います。

彼は双極性障害にはあたりそうにありません。しかし、解説を見るかぎり、担当医で適切な治療を受けているようには思えないです。一時はリタリンを投与されて困っていたそうです(薬が切れると落ち込む状態を繰り返していた)。

彼は理性的な人なので、こういう文献を直接、自分で見てもらえば自分で合理的な判断を下すかもしれません。

長い病歴なので彼自身、ご自分の病態の理解をあきらめている節があり、とても心配でした。



あんぱん父さん
母さんと結婚して、すぐに実母が定年で気がつくと躁鬱病になっていました、それからずっと精神科に通院していたので、母さんが癌になってから
うつの対処は大体分かっていたので早めに心療内科にかかり事なきを得ました、その時は大変だったけど、本当に経験とは無駄にならないものですね。

どう致しまして
のっぽ187
otak2010さん

貴ブログに非公開コメントで、お返事しています。ご参考になれば、幸いです。

一般論は、拙ブログで公開という形で良いか、と思ったのですが、より踏み込んだ内容については、貴ブログで非公開という形を採った方が良いか、と思い、そのように致しました。


のっぽ187
あんぱん父さんさん

>本当に経験とは無駄にならないものですね。

僕も、そう思います。

精神科の診療においても、自分が経験したことは、「ああ、身に付いているな。」と実感します。

ありがとうございます。すべて見ています。
otak2010
・非公開のご回答もすべて読ませていただいております。

・大変ありがとうございます。


どう致しまして
のっぽ187
otak2010さん

お役に立てているのであれば、それに過ぎる喜びはないです。

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僕は復職をしても、今、籍を置いている精神科だけの病院に勤め続けるだろうから、直接、診療に当たる可能性は低いだろうが、抗癌剤治療を受けている方がうつ状態となった場合について、一患者の立場から、独断と偏見で意見を述べたい。

第一選択薬は、ソラナックスもしくはコンスタン(同じ物を違う製薬会社が売っている)だろう。眠くなるという副作用が出る以外、目立った副作用はない。ただ、依存性が強いのが問題。僕が処方する立場なら、「この人、止められそうかな。」という観点で、処方するかどうか判断する。ちなみに開腹手術後、うつ状態となった時、唯一、この薬は効いた。抗うつ薬に分類されている薬と違い(ソラナックス、コンスタンは、抗不安薬に分類される)、即効性があるのも、この薬の優れたところだ。(抗うつ薬は、通常、飲み始めてから、効き始めるまで、1~2週間、かかる。)

うつ状態が2週間以上、続いた場合、うつ病と診断し、その上で抗うつ薬を処方するかどうかを判断するが、抗うつ薬を出す出さないの判断基準は、実質的には、希死念慮の有無だろう。要は、「死にたい。」と思うことがあるかどうか、である。

抗うつ薬の選択については、多くの本がオープンな立場を取っている(○○を選ぶと良い、とは書いていない)。患者として、抗癌剤治療を受けて思うのは、使っている抗癌剤の副作用とブッキングしない抗うつ薬を選ぶと良いのではないか、ということである。

具体的には、オキサリプラチンを使っているケースでは、SSRIより別なタイプの抗うつ薬を選ぶと良いだろう。(SSRIは、胃がムカムカするという副作用が結構、よく見られる。)下痢を来たしている患者さんには、三環形の抗うつ薬を選ぶと良いだろう。(三環形の抗うつ薬は、5~10人に1人の確率で便秘を惹き起こす。)

もちろん、薬物相互作用を考えると、他の薬に影響を及ぼすことが少ないとされているトレドミン(SNRI)、ジェイゾロフト(SSRI)を選ぶのが無難と言えば無難だが、抗癌剤の副作用を増強するような副作用を持たない薬を選ぶのが、患者さんにとって親切だと思う。

個人的には、「受け容れてしまう」のがベストだと思うのだが、なかなか、そうは思えないと思うので(僕もまた、パニックになるかも知れない)、自分がこれまで経験して来たことを基に私案を述べた。

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【2010/07/07 01:15】 | 精神科
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リズム
カノン
とても切実なテーマだと思いますので、のっぽ先生の専門家としての知識を、遺憾なく発揮した記事を掲載してくださって、本当に有難いことです。

興味深い話題が盛りだくさんで、どこの記事でお尋ねしたらよいか、迷ってしまいますが(というか、質問コーナーではありませんので、申し訳ないのですが)、2点ほどご意見を聞かせていただけましたら幸いです。

1.クロノテラピーについて
以前、NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、上田泰己さんの回を観ました。上田さんは、体内時計の研究者で、この研究は、うつ病や不眠、がんの治療に役立つ、と述べています。
人間は地球の自転に合わせて、リズムを刻んでいるが、その生体のリズムに合わせて薬を投与すると、副作用を弱め、主作用を高める効果がある、ということでした。
ただ、皆さまのやり取りを拝見しますと、病院の勤務体制のこともあり、効果があるとわかっていても、この治療方法を受けることは、なかなか難しい、ということだったかと思います。
がんサポート情報センターのサイトを見ますと、ポータブル式の自動制御可能な動注ポンプ(クロノポンプ)の説明が出ていました。多くの患者さんが、クロノポンプを使えるようになると、クロノテラピーもより普及すると思います。厚労省がクロノポンプを承認していない、と書いてあったのですが、何がネックになっているのか、わかりません。

2.うつ病治療に「お手玉」
熊本日日新聞を拝見しました。のっぽ先生のご意見に、全面的に賛同します。
新聞の中で、面白かった記事は、心療内科医さんの「うつ病治療に『お手玉』脳のバランスを整える」でした。もちろん、症状の程度によるかと思いますが、記事の先生によりますと、「これまで数百人のうつ病患者さんを、お手玉療法で治療してきた結果、ほとんどが2~6か月で薬をやめられたり、使用量を減らせた」とのことです。
抗癌剤治療中の患者さんに、ジャグリングやお手玉を勧めるのは難しいと思いますが、余計なことを何も考えずに、リズミカルに手を動かして、脳内の血流が増えるのであればいいかなあ、という感想をもちました。

クロノポンプ
のっぽ187
カノンさん

このテーマについては、「一度は書いてみたいな。」と思っていました。のびのびになっていたのですが、仕事を再び休むようになり、「たまには、本業のことについて書いてみたいな。」と思い、書いた次第です。

>厚労省がクロノポンプを承認していない、と書いてあったのですが、何がネックになっているのか、わかりません。

僕も全く分からないです。

承認に至るには、誰かが申請をして、厚生労働省の役人がOKを出して、使えるようになる、というのが手順だと思います。

薬は製薬会社の人が申請をするのでしょうが、クロノポンプは誰が申請をするのでしょうか。クロノポンプを作っている会社の人が申請をするのでしょうか。(多分、そうでしょう。)

クロノポンプが使えるようになると、患者はとても有難いのですが、医者や看護師、薬剤師にとっては、どうでしょうか。率直に言うと、公的病院の看護師さんは、個人としては内心、賛成をしている人が多くても、全体としては(組合としては)「No!」ではないか、と思います。

クロノポンプは、製造会社や医療者にとって、利益の出ないものだったり、仕事を増やすものだったりするのではないか、と僕は考えています。

なお、クロノポンプについての考察は、僕の完全な想像です。

あと、製造会社にとって、多少、利益の出るものであったとしても、役人による審査をクリアするのには、多大なコストを要します。(手間ひま掛かる=お金が掛かる、でしょうから。)

製造会社にとって、審査をクリアするのに掛かるコストの方が、機械を売って得られる利益より大きいのでしょう。

そう考えると、厚生労働省の審査の厳しさは、彼らが言うところの「安全を保障している」という側面よりも、遥かに「受けられるはずの医療が受けられない害」の方が大きいと言えると思います。

作業療法と歩くこと
のっぽ187
カノンさん

>熊本日日新聞を拝見しました。のっぽ先生のご意見に、全面的に賛同します。

有難うございます。

統合失調症の患者さんに対して作業療法が行われるようになって久しいのですが、正直に言うと、効果は微妙です。少なくとも、十分とは言えないです。

手を動かすことが、うつ病の改善にどれ位、効果があるのか、僕には全く分からないのですが、作業療法系のアプローチは、慢性期の統合失調症患者さんを診ている限りでは、「厳しいな。」という印象を持っています。(理論的には、僕も有効そうな気はするのですが。)

自分が抗癌剤治療を受けていて思うのは、「人は歩くように創られている。」ということです。

このところ、寝る前にゼローダを飲んでいるので、結果、一番、体調の良い時間帯である夜中に3kmほど外を歩いているのですが、出掛ける前は「少し身体が重いな。」と感じられる時でも、歩いていると、次第に身体が軽くなり、気分も爽快になります。

何のエビデンスも根拠もないのですが、「歩くこと」は、かなり身体にいいのではないか、と最近、考えています。

そう考えると、抗癌剤の量は、ある程度の距離を歩ける位に調節するべきでしょうし、統合失調症の患者さんには強いパーキンソン症状が出ないように薬を調節するべきなのでしょう。(この文の後半は自戒の意味を込めて。)

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「気分障害の薬物治療アルゴリズム 」という本がある。その本に、「進行癌のうつ病」という項目がある。(大体、そんな名前の項目だったと思う。今、手元にない。)以前、緩和ケアチームの一員として診療をしていた時に、その項目を参考にしていた。

その後、僕自身が進行癌になり、術後1週間ほど、うつ状態になった。ちょっとしたことで、涙が溢れる、涙が止まらなくなっていた。僕の場合は、手術そのものによる侵襲が大きかったことが、うつ状態になった、直接の原因だったと思う。

「気分障害の薬物治療アルゴリズム 」の「進行癌のうつ病」の項目は、今、考えても、よく書けていると思う。これに(この項目を読んで憶えていることに)、僕の、医者として患者としての経験を加えて、少し書いてみたい。

「進行癌のうつ病」の項目では、軽症のうつ病の方に対しては、抗うつ薬、抗不安薬のコンスタン(同効薬として、ソラナックス)、リタリン(メチルフェニデート)を奨めていたと思う。(憶えていれば、上記の本を家に持って帰って来て、確認します。)
実際、コンスタンは、当時の主治医に言って、処方してもらったが、よく効いた。しかし、依存性がある薬なので、止められるのであれば、早い目に止めた方がいいと思う。僕は、4,5日は、1日に2錠か3錠、飲んで、その後、1錠ずつ減らして行って、1週間位で止めた。

「進行癌のうつ病」の項目で奨められていて、僕も緩和ケアチームにいた時、よく処方していた抗うつ薬にテトラミドという薬がある。総合病院の精神科に勤務していた時、この薬をよく処方したが、目立ったトラブルもなく、また、通院している患者さんには、時に効果を示すこともあった。ただ、よく効いたケースを思い返すと、肺炎で入院した後、うつ状態が続いた(診断は、うつ病)70歳代半ばの女性など進行癌の方は思い出せない。
なお、僕も術後、主治医に言って、1週間ほど、処方してもらったが、はっきり言って、抑うつ気分(涙もろい、涙が止まらない)に対する効果は、なかった。テトラミドは眠気が出る薬としても知られているが、テトラミドと睡眠薬(レンドルミン)を飲んでも、2時間位で目が覚めてしまい、その後、なかなか寝付けなかった。要は、効果がなかった、ということである。

進行癌のうつ病の人(厳密に言うと、うつ病の診断基準を満たす人)については、入院患者さんでは、自分自身を含めて、あまり抗うつ薬の効果を実感することは、なかった。(僕の経験が不足しているところが大きいだろう。)ただ、「進行癌のうつ病」の項目に、「希死念慮(死にたいと思う)がある人は積極的にうつ病であると診断して・・・。」と書かれていたと記憶しているが、これは僕も同意見である。そして、程度の問題であるが、希死念慮があるケースでは抗うつ薬の処方を僕は考える。

少し眠くなったので、また、日を改めて、書きます。

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【2010/04/04 04:18】 | 精神科
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抗がん剤治療中のうつ
めえめえ
私も抗がん剤治療を始めて1ヶ月くらいからひどいうつ状態になりました。全てがいやになり箸を持つことさえ億劫で、食事も手づかみで食べていました。治療を止め、すべてを捨てて放浪の旅に出たいと思ったものです。
半年後、抗がん剤が終わっても副作用が強く残り、このままずっと続くのかと思ったら、またうつに。生きていることが辛くて辛くて何回も死のうと思いました。24時間首を絞められているような苦しさでした。
発病から丸1年後のゼミ同窓会。その日まで生き延びることが最初の目標でしたから、終わった途端にまたうつ状態に。
ガンになってからこの「心のコントロール」が一番大変でしたから、ガン経験者であるのっぽ先生にはこの分野でも頑張ってほしいのです。よろしくお願いします。

管理人のみ閲覧できます
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示唆に富んだ道程
カノン
今回も、患者さんとしてのご経験と、それを検証するような医師としての客観的な思考が、見事に融合した卓越したエントリーです。

これまで、のっぽ先生のブログが拝読してきて、私が抱いた感想は、1つには、うつ病の患者さんに、これを飲めば治りますという、万人に効く夢のような薬は、残念ながらまだない、ということ、2つには、薬物療法だけでは、再発予防ということも含めて、完全に治ることは難しい、ということです。

精神科医である、のっぽ先生でさえ、豊富な知識をお持ちの抗うつ剤のみでなく、すばらしい本に巡り合うことで、自らの考えを変容させる道を歩んでいらしたということは、非常に示唆に富んだ事実であるように思います。

前回教えていただいた認知行動療法も、大変勉強になりました。ありがとうございます!
私には、暴露療法の中のフラッディング法に、望むと望まざるとにかかわらず、がん患者の皆さまが、直面させられているような気がしてなりません。

この土日に、卒業旅行と称して、友だちと京都に行ってまいりました。醍醐の桜を愛で、ライトアップされた二条城の幻想的な桜を満喫しました。
そして、もう1つの目的は、三十三間堂に行くことです。ご本尊に、のっぽ先生の手術が成功裏に終わりますようにということと、ここに集う皆さまの心の平安を祈ってきました。

いろいろなご準備でお忙しい時ですし、この書き込みへのお返事は、どうぞご放念ください。



今後の立ち位置
のっぽ187
めえめえさん

初めのエピソードは、抗癌剤治療中で、2回目と3回目のエピソードは、抗癌剤治療の後ですね。

抗癌剤がうつの引き金になったかどうかは分かりませんが、文面から察するに、かなり辛かったのではないか、と思います。

気分障害(うつ、躁うつ)には、もともと、関心を持っていました。しかし、うつの方を診るのは、気力を要するので、今後、どういったスタンスで診療をして行けばいいのか、少し迷うところです。(外来で、うつの患者さんをたくさん診るのは、なかなかハードでした。)


のっぽ187
匿名の方へ

お帰りをお待ちしています。

>僕が知っているがん患者は皆良い人ばかりです。理由は分かりませんが、思い込みでもありません。

「癌患者さんは皆良い人。」という説は、僕もそうかな、と思っています。


有難うございます!
のっぽ187
カノンさん

お言葉に甘えて、簡単な返事とさせて頂きます。

>1つには、うつ病の患者さんに、これを飲めば治りますという、万人に効く夢のような薬は、残念ながらまだない

ないですね。

それで全ての人のうつが良くなる訳ではないのですが、認知を変えるのは、有効だと考えています。

>ご本尊に、のっぽ先生の手術が成功裏に終わりますようにということと、ここに集う皆さまの心の平安を祈ってきました。

有難うございます!

成功を願ってます!
しろ
のっぽ187先生

三度目のガン、早期胃ガンが噴門部にでき場所が
胃カメラらがUの字になる難しい手術でした、その部分を傷つけ、穿孔おこし空気が肺に流れ込み、肺気腫をおこしました、後にガン細胞が散らなかったかと聞きましたら、焼ききってるので大丈夫だとのことでしたが、噴門部にイレウスを起こし逆流性食道炎をおこし難渋しているところです。寝るとき腹部より起す、トイレで力まない、前屈み困難など
最初の大腸ガンⅡ、2度目の進行胃ガンⅡで入眠剤を服用するようになり今は手放せなくなってます。

逆流性食道炎の不具合さからか、寒気がおきるようになり、ガンではならなかった不安感などのプちうつを患い、つらかったですが、現状辛さを認めてから、プチうつから逃れられてるようです。いつも視野が広く、優しい適切なコメントなされて敬服してるカノンさんのご返事に「認知を変えるのは、有効だ」とありました、自分もそのようです。
自分のことで長くなりましたご容赦ください。
14日に京都の東福寺塔中寺院で秘仏毘沙門天像の公開があります。のっぽ187先生の手術の成功、良好な経過観察を祈願させていただきます。。。


プチうつ
のっぽ187
しろさん

一部、先に返事致します。

>カノンさんのご返事に「認知を変えるのは、有効だ」とありました、自分もそのようです。

重症のうつ病の方に対しては、「認知を変える」というアプローチ自体、取れないのですが(例えば、自分はもう駄目だ、と頑なに信じているようなケース)、「プチうつ」には、「認知を変える」というアプローチは有効だと思います。

手元に資料がないので(今、自宅にいます。)、自分の記憶に頼って書いているのですが、認知療法が、効果があるとされているのは、主に軽症のうつ病とされています。

成功をお祈りしています。
めえめえ
のっぽ先生いよいよ入院手術ですね。
自分の時は不安より期待が大きく、ワクワクしていました。良くなるための手術。頑張ってください。

有難うございます。
のっぽ187
しろさん

>14日に京都の東福寺塔中寺院で秘仏毘沙門天像の公開があります。のっぽ187先生の手術の成功、良好な経過観察を祈願させていただきます。。。

有難うございます。
明日の午後、入院の予定です。

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復職をして、1年が経った。訪問者リストを見ると、うつの方や対人恐怖の方がいらっしゃるようだ。本業の精神科診療のことを少し書きたい。

もともと、人と話すことを仕事にしたい、と思い、精神科を選んだのだが、入った大学の医局が薬物療法を主にしていたので、薬物療法主体の診療をするようになった。しかし、今の職場もまたじっくり患者さんの話を聞いている時間はないので(一応、なるべく話は聞くようにしているつもり)、薬物療法主体の診療とならざるを得ない。なお、薬物療法の使用頻度は、地域の精神科医の数に反比例しているという論文もある位だ。(精神科医が少ないところで診療をする精神科医は薬をよく使うということ。)

この1年間、精神科の診療をして、印象に残ったケースを一つ。

双極性障害Ⅱ型(うつと軽躁を繰り返すタイプの躁うつ病)で、炭酸リチウムが著効した。中年の男性の方で自殺念慮が消えない方だったが、よく話を聞くと、うつだけではなく、軽躁状態も以前あったようで、炭酸リチウムを出したところ、自殺念慮が消え、仕事に復帰できた。

うつ(病)としてフォローされていて、抗うつ薬がいくつか試されたが、いまひとつ、すっきり良くならなくて、よく話を聞くと、過去に軽躁(あまり眠らなくても平気な時期があったとか)があったというケースだった。

この1年間では、ベスト3に入る会心の一撃(懐かしい響きですね)だったが、大体、会心の一撃を繰り出す薬は決まっていて、その多くは古くからある薬だ。炭酸リチウムもまた、そうである。

古くからある薬は、薬価が安く、この薬を患者さんにたくさん処方したとしても、製造している製薬会社は、殆ど儲からない。なので、炭酸リチウムに対するプロモーションは全く行われず、炭酸リチウムだけ処方した場合の効果を確かめる比較試験は最近は余り行われていないようだ。(もうすでに十分、比較試験がされているとも言えるが。)なお、先ほど挙げた中年男性には、抗うつ薬は処方せず、炭酸リチウムと睡眠薬だけを処方している。(睡眠薬だけは、どうしても止められないとのこと。)

=======(精神科の診療の話は、ここまで)========

腫瘍科において、抗癌剤の効果が実際のところ、どうなのかは、僕には分からない。(患者さんに処方したことがないので、実際の効果を肌で感じることは出来ない。)もしかすると、昔からある5-FUが一番優秀で、だけど、製薬会社としては薬価の高い、新しい薬をたくさん使って欲しいから、新薬についてのエビデンスが、それも多い目に薬を使った場合のエビデンスがよく出ているのかも知れない。比較的、新しい薬であるオキサリプラチンは優秀な薬であるようなので、必ずしも精神科と事情が同じという訳ではないと思うが、そこのところは少し慎重な方がいいのかも知れない。

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【2010/03/22 02:07】 | 精神科
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めえめえ
抗がん剤は患者のためのものではなく製薬会社と病院のためのものと言うのが「持論」の私にとって、のっぽ先生の今日のブログは手をたたきたいところです。
しかし、たとえ数%でも効くのならば新しい薬、強い薬、を使いたいと思うのが人間。やたらなことは言えない。自分自身に関して言えば、抗がん剤を拒否し、無治療を許してくださっている主治医に感謝するのみです。

薬の使用
のっぽ187
めえめえさん

精神科において、「いい薬だ。」と思える薬(古くからあって薬価が安いことが多い)は全くプロモーションされず、新しく出たんだけど、「どうかなあ?」と思う薬(「いい薬」に比べると、効きが劣るように思う)がよく宣伝されているのを見ます。

もし、腫瘍科においても、事情が同じなら(製薬会社の戦略は同様でしょう)、新薬は玉石混合という気がします。
個人的には、この玉と石を見分ける力が、その科を専門としている証だと思っているのですが、最近は、あまりに次々と新薬が出て来るので、付いて行けなくなりつつあります。(精神科での話です。)

>しかし、たとえ数%でも効くのならば新しい薬、強い薬、を使いたいと思うのが人間。

同感です。患者としてもそう思いますし、一臨床医としても、診ている患者さんに対してはベストを尽くしたいと考えています。

薬を使用するのは、得られる効果が生じる副作用(害作用)を上回ると考えられる時だけなので、使用しないという選択肢は十分ありだと思います。めえめえさんの主治医は、事の分かった医者だと思います。

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2月16日(月)から出勤することになった。勤務は週4日の予定。当直は無し。

安定した収入が得られると、精神的に更に安定すると思うので、そうなるといいな、と思っている。

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【2009/02/13 21:39】 | 精神科
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ワクワク、ドキドキ、ですね。
しろ
  のっぽ187先生
新しい職場、人の名と物の場所覚えるのからで、ワクワク、ドキドキしますね。周りはの人は心配できますが、代わる事できないので、体と相談しながら仕事おねがいします。
>精神的に更に安定すると思うので、そうなるといいな、と思っている
 
 わたしも、そうなられると思いますし、今まででもそうだと、感じてました。いろんな事あるとおもいますが、御自身の体の状態、中心でお願いします。
                                        しろ

No title
あおくん
ちっす。

人間適度なストレスをかけるとすばらしいアウトプットを
引き出せます。
のっぽさんにとって勤務が適度な負荷でありますように。
無理だけはしないでな。

有難うございます。
のっぽ187
しろさん

今度、勤める病院は7箇所目なのですが、ワクワク、ドキドキは、ありますね。

体、大事にしたいと思います。有難うございます。

有難う。
のっぽ187
あおくん

>人間適度なストレスをかけるとすばらしいアウトプットを引き出せます。

自分の過去を振り返ると、適度なストレスがある時、いい結果を出せていたと思います。仰る通りだと思います。

ほんと、次の職場が「適度な負荷」でありますように。

>無理だけはしないでな。

有難う。心します。

心地よい緊張
今日からですね。
如何でしたでしょうか?

中学の時担任の先生が心地よい緊張を!
と再々言っていたのが思い起こされます。

とりあえず今日はお疲れ様でした。

No title
ぱぐお
こんにちは。こんばんは、かな。

復職おめでとうございます。
よかったです。
本当によかった。
今日はお疲れになったでしょう。
新しいことを始めるのは一定のリズムができるまで大変だと思いますが、
どうぞくれぐれも無理をなさらず、ゆるゆるとお進みください。

わたしも季節が来たら、思いっきり巨峰を食べます。ありがとう。

行って来ました。
のっぽ187
朗さん

行って来ました。
特に何をしたという訳ではないのですが、正直、疲れました。とは言え、心地良い緊張感が得られ、良かったです。

>とりあえず今日はお疲れ様でした。

有難うございます。

有難うございます。
のっぽ187
ぱぐおさん

こんばんは。

>復職おめでとうございます。 よかったです。 本当によかった。

有難うございます。正直言って、疲れました。

>新しいことを始めるのは一定のリズムができるまで大変だと思いますが、どうぞくれぐれも無理をなさらず、ゆるゆるとお進みください。

有難うございます。そう致します。

>わたしも季節が来たら、思いっきり巨峰を食べます。ありがとう。

今日は雪が散らつき、「まだ春遠し。」と言った天候でしたが、いずれ春が来て、夏が来ることでしょう。
お店に巨峰が並ぶようになれば、また食べたいな、と僕も思います。

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